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「なりたくてなってるんじゃない!」やっと自分の持病を受け入れられるようになった話

こんにちは、岡本そらです。

今日は、私の持病をオープンにするために、この文章を書くことを決めました。

私は【パニック障害】を持っています。
この病気は「不安」「緊張」「恐怖」などの感情を感じると、様々な症状が身体に出てきて、ものすごい恐怖に襲われて、自分らしくいられなくなってしまうという精神的な病気です。

初めて発症したのは約8年前で、そこから不定期で症状が身体に出てくることが続いています。

これをオープンにしようと決めたのは、
どんな場でもどの人と会っているときにも発症する可能性があり、その場で迷惑をかけてしまう可能性があるからです。
(今までも、リラックスできるはずの長年の友人の前でも症状が出てしまうこともありました。以前は出ていなくても、急に症状が出てくることも。)
それは、誰のせいでもなく、私のコントロールできない部分が勝手に反応してしまうものなので、どうしようもないんです。

また、「身体に症状が現れたらどうしよう」と自分の恐ろしい記憶を思い出して不安になってしまう【予期不安】があるのもこの病気の特徴です。トラウマ的な感じです。
これは上手く思考を切り替えられれば症状が現れることを防ぐことができます。

私は人の前で自分自身を見失った様子を見せてしまうことをずっと不安視していて、自分の行動を制限し続けていました。昔はできていたことをできなくなり、「なんかおかしいな」と思われることも嫌だったし、そんな自分をいつも否定してしまってとても辛かったからです。

ただ、私としてはそのブロックをゆっくりでも外して行きたくて、
そのためには、多くの人に「岡本そらには“普通にできない”ときがある」と認識しておいてもらいたいと思うようになりました。それが私自身の安心感に繋がり、症状を発症しにくくする足がかりとなるかもしれないとも思うからです。

※どんな症状が出るのか、その対処法について

 【症状】※私の場合
・気分が悪くなる
・喉が閉まり、息苦しくなる
・呼吸がうまくできず、過呼吸気味になる
・手や頭、足などが痺れてくる
・体が硬直状態になる
・脳がパニック状態になり、不安や恐怖に焦点を当て、恐怖を増幅させる
・頭がグラグラして、めまいがする
・吐かないけど、吐きそうな感じがする
・お腹が緩くなる
などが外出先では多いです。
その都度、現れる症状の度合いは違います。 

 【対処法】※私の場合
対処法は色々あるのですが、【パニック障害】の症状は時間が経てば確実に収まるので、その場を離れさせてもらったり、不安や恐怖から焦点を外したり、薬を飲んだりするのが今のところ私には一番効果的です。
基本的には、呼吸が楽になると、症状は快方に向かいます。
また、体温が冷えている場合は、カイロや白湯などがあると少し緩和されます。ひどいときはその場で帰宅させてもらうかもしれません。
周囲の心配は不安感を増幅させるので避けてくれると本当に助かります。


☆知っておいてくれるだけで、私にとっては支えになります!
ありがとうございます!

今まで話すことができなかったのは、自分でもその症状を【病気】だと認めることが難しかったからです。
【パニック障害】は、人によって症状も出るタイミングも様々。そのため、私よりも症状が重い方がいることも知っています。お医者さんにも、「軽い方だね」と言われたので、
「私がネガティブで、気にしすぎなだけなんだ」
「私の考え方に問題があるんだ」
など、自分が悪い、考えない方がいい、ポジティブにならなきゃ、病気と思うほどじゃない、と病気と向き合うことを避け続けていました。

自分に欠陥があるような気がして、それを認めたくなかったんです。

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数日前のことです。
私は友人のMayo Morimotoと持病の話をする機会がありました。
彼女は【若年性リウマチ】を13歳の時に発症し、持病とずっと向き合ってきた人です。私は、正直パニック障害のことを口にするのも嫌だったのですが、その時初めて「自分の病気を受け入れたほうがいいよ」と言ってもらいました。

病気と仲良くなろうよ。
自分のせいで病気になってると思う必要はなくて、それはもう自分の一部であり、個性なんだよ。その病気があるからこそ、自分だけにしか味わえない感情があったり、分かり合えたりもするんだよ。
もう病気っていうのはね、神様からのギフトだと思って、存分に味わい尽くさないと損だよ!

目から鱗でした。泣きました。
ずっと受け入れられなかった自分に気づかせてくれた言葉です。
たくさんの苦しみがあった中で、強く前向きに生きている彼女の言葉に心から感動して、一瞬で満たされてしまいました。
私は、自分が長い間苦しんだからこそ、彼女の言葉に共感して感動することができたし、この病気は自分だけの人生を生きるためには必要な個性なんだなと実感できた瞬間でした。

オープンにすることを勧めてくれたのも彼女です。オープンにすることは自分にそれが「在る」ことを認めることでもあるし、周囲の助けを得られやすくなって、より生きやすくなるよと教えてくれました。


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自分の中で何年も形を変えて苦しみ続けたものだから、
既に大きな核となって自分の一部と化してたのに、
私はずっと病気を受け入れないことで
自分を否定し続けていました。

病気よりもそっちの方が苦しかったんだなと今ではわかります。

いつも普通になりたいとか、昔は大丈夫だったことがどうしてできないのかとか、自分は心に欠陥があるのかとか考えて、色々対策を講じたり、自分に無理を強いて苦しみ続けてきましたが、
やっとこれは「個性」なんだとそのまま付き合っていくことのできる器が出来上がった気がします。

なりたくてなってるんじゃない!
できないときは、本当にどうしようもない!
とやっと自分に許可を出せるようにもなってきました。

この病気と向き合いつつ、
自分に合った生き方を模索し続けることは私の永遠のテーマなのかなと思います。
自分のことをそのままで許すって、最高の自己肯定。
自分の人生と恋に落ちるようなもの。

もっともっと自分に優しく許可を出せるようになって生きられるように、
ゆるめにがんばって行こうと思います!

ここまで読んでくださり、
知ってくださり、
本当にありがとうございました✨


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Sora Okamoto
いつもありがとうございます! 励みになります。皆様のお役に立てるよう、精進します!