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002.治った先のことを考える


パニック・不安障害を手放すためのワーク


♡症状から解放されて、
自分がしたかったことを全てできている状態はどんなですか?

♡したかったことができている自分は、どんな表情をしていて、
どんな気持ちになっていますか?



パニック・不安障害に限らず、精神疾患を患う人々は、
確実に自分自身に「制限」をかけてしまっています。

それは、普通の生活が難しくなった自分のことを踏まえて
先にできること・できないことを考え、
それに合わせて生活リズムを作って
自分のことを守ろうとするからです。

私の場合だと、
友人と会っているときに症状が出たら嫌だから、
そもそも会うことを諦める
など、自分の行動にかなり制限をかけて、ほとんど家から出られなくなっていました。

振り返っても本当に仕方のないことだったなと思うんですが、
症状が出ている自分の生活に合わせていては、
症状が出ている自分でしかありません。

なので、治った状態で自分がしている行動を選ぶのが大切なんです。

ただ、いきなり生活全てを治った行動にするのは大変なので、
本当にできる範囲で、
軽い気持ちでやるのがポイント。

私もほぼ症状が出なくなってから大体10ヶ月くらい経ちますが、
今は、逆に一つ一つ制限を外すことをしています。

まだ不安になることだってあるし、
怖いなって思うことだってあるけど、
そういう場面で自分の症状が出ないと
また一つ成長した!と喜びに変わっていきます。



たまに、涙が出るほど嬉しい日もあります。
私は、本当に9年ほどパニックが突発的に出ることに苦しんでいたので、
普通にできることが嬉しくて仕方ないんです。

ゆったりと呼吸ができて、安心していること、
お腹が空いて、ちゃんと食事ができること、
電気を消して、ぐっすり寝られること、
友達と一緒に旅行に行けること、
長距離移動ができること、
そもそも家から出て遊びに行けること、
夜まで遊べること、
歯医者や美容院で緊張しないこと、
緊張したとしても、自分でコントロールできること、
乗り物に乗れること…

ただこうやって純粋に生きているだけで、感謝の気持ちが溢れかえってきます。

皆さんは、症状がなくなったらどんな気持ちになりますか?
どんな生活がしたいですか?

もう制限をかけたり、諦める必要はありません。

自由に自分の望む生活を取り戻していいんですよ。
一歩一歩やって行けば、
楽しくて嬉しい日々のおかげで、
自分が症状を忘れていることに気づくはずです。


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Sora Okamoto
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