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20220914 復職メモ 障害者差別というものは人権意識のアップデートが出来ないことからも生まれる

ある人の言葉が耳に入ったとき、余りに衝撃的すぎて、思考は止まり、目の前が真っ暗になるような感覚になった。

無知に気付かなければ、人を平気で傷つける。

まさに、そんな状態。

自分自身は、復職することが決まった段階で、病気の再発を防ぐためにも合理的配慮をもらいやすいように、精神障害者保健福祉手帳を取得することになった。
医師やソーシャルワーカーなどのアドバイスをもらいながら、復職に向けて準備などもした。
その際に、職場の復職面接にて「障害者手帳を取得するなど色々と復職に向けて取り組まれたり、整理していただいたのはわかるが、障害者として合理的配慮を求めるのならば復職させられず、復職を許可することは出来ない。休職を続けてもらい、最後には諭旨免職になる」という言葉をもらった。

自分の働いている職場が、こうした意識が前提のところで有るということは、復職前に段階で十分に理解していた。

しかしながら、表面ではインクルーシブな社会の実現に向けて取り組んでいることを大々的に言っている。
この組織で働く人間のインクルーシブを達成せずして、仕事の使命としてのインクルーシブな社会の実現に向けた一翼を担うような事は絵に描いたもち以下ではないか。

そして、そのアップデートされていない意識そのものの言葉が、普通にバンバン飛び交っている状況に、自分は居たのだ。

なんとも情けない気分になった。
そして、これが現実なんだろうなとも感じた。

この台詞を言った人は、あと2年で定年。
そこそこの地位に居る人でもある。
正直なところ、この人の下で働きたくない。
この台詞を誰もが聞き流している。
自分も「それは、おかしい」と言えなかった。
自分を自分で責めたくなる。

反面教師として、自分を律して生きていきたい。
アンラーンをして、絶えずバージョンアップ出来る様にしたい。
こんな台詞を言うような人に、負けてはいけない。
でも、今は言い返す言葉がなかった自分を、それでも受け入れたい。

私は、世の中の役に立つことの出来ない人間なのだろうか?

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