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陽の光は偉大だなぁ
最近、冬型の気圧配置が強くて、降水をもたらす雲が昼間に流れてくることが多かった。
そんな事もあって、洗濯物を表に干すことができる日も少なくなっていた。
だが、今日は天気予報を見てみると大丈夫そう。
なので、ベランダに出て洗濯物を干す。
ベランダに出てみると、冷え込みがとても強かったみたいで、見える家の屋根にまで霜が降りて真っ白になっている。
だが、よくよく見てみると、陽の光と影の境界線で霜があるのとないのとがくっきり分かれている。
早くから陽の光があたっているところは、すでに霜が溶けただけでなく、乾いている。
かと思えば、ちょっとした隙間から差し込んだひかりがあたっているところなどは、その光が差し込んだであろう形で溶けている。
表の温度計は、氷点下を示していたが、それでも陽の光で氷が溶けていく。
子供の頃、霜柱を踏んで歩くのがとても好きだった。
ものすごく寒いと、カチコチに凍って霜柱も小さな体の重みだけでは崩れない。
ただし、ちょっと陽の光のあたったところなどは、踏み潰すことが出来た。
独特の音と感触。
そんなことをちょっと思い出す。
凍てつく何気ない冬の朝。
今を生きている感覚があった。