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20250216 安藤忠雄建築の兵庫県立美術館に魅入られる

昨日出掛けた兵庫県立美術館。
安藤忠雄さんの設計した建物である。
今、写真を通して構図など、芸術に関することを学んでいるからなのか、これまでと全然違う感覚で建物を見ていた。
これまでは、
「ああ、コンクリートの打ちっ放しだなぁ」
「箱だなぁ」
「四角だなぁ」
程度のこと以外は、何にも感じなかった。
ここの美術館自体は、昨日で3度目なのにである。

しかし、昨日は違った。
光の当たり方によって、エントランスや廊下などといった空間が、時々刻々と姿が変わって、見えるものがどれも研ぎ澄まされたものになっているように見えたのだ。
だから、あっちこっちをきょろきょろして見てしまう。
安藤忠雄建築にノックダウンさせられた。

たまたま入り込んでしまった廊下。
どこかの芸術大学か高校の卒業展を開催していた。
ミュージアムのエントランス。外からの光がいい。
展示物の一つ。ちょうど箱庭の用になっている部屋があって、それを取り囲むようにイスが並んでいるのだが、そのイスの上に展示物であるラジオがいくつか置かれていた。ラジオからは、音声が流れていて、これも一つのパフォーマンスアートとしての展示だった。
モノクロで撮影することにより、光の演出感が素直を感じ取ることが出来る。
エントランスから玄関に向かって出て行くところ。贅沢な空間の使い方でもある。ほぼほぼ直線で水平垂直ばかりの空間の中で、ここのスペースだけ円や曲線が存在している。
所変わって、阪神電車の岩屋駅。県立美術館のコンクリート打ちっ放し建築を見てきたからか、半地下構造の駅のホームが妙に意識的に目に入ってきた。

今、写真で取り組んでいるのがモノクロ撮影ということもあって、光のメリハリみたいなところに目線が向きやすい。
そんな目線で見て行くと、これまで写真を撮るときにレンズを向けなかったようなものにまで目が行くようになった。
不思議なものである。
なにか、見える世界が変わったような感覚でもある。

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