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12月31日 通院メモ 「2020年のこの一年は、必然だった」と思えるようになるといいな
2020年、1月末から仕事を休むことになった。
この1年間は、ほぼほぼ働いていない。
ずっと治療に専念していた一年だった。
いろいろな価値観があると思うが、自分みたいなこういう状況の人間を「生産性がない人間」みたいな言い方で揶揄してくる人もいることはわかっている。
自分で自分のことをそのような見方で責める事もあったし、だからこそ「この世から消えてしまいたい」という欲求が沸き起こってきたりして、本当に恐怖で震えるなんていう事もあった。
未だに、いつから復職するのかという目処も立ってはいない。
一応、4月から復職するつもりでリハビリに励んではいる。
とにもかくにも、自分で自分の健康を維持するために努力する必要性があることをわからせられた一年だった。
今まで、自分の健康状態に対して、いい加減だったり無頓着だったり。
結局、その積み重ねが自分のパフォーマンスを落としてしまっていたわけで、そうなると色々なチャンスも逃げていってしまう。
ただし、悪かっただけではなかった。
一年間、なんとはなしに頭の中の整理をすることが出来た。
自分の好きなことについても、これまた方向性が見えてきた。
何が楽しく感じて、どんなことがうれしいのか、そして気持ちが落ち着くのか。
周りの評価ばかり気にしていたところも自覚できた。
当然ながら、周りとの協調性は必要であるが、必要以上に自分を押し殺していたり、またその反動で自分を押し通しすぎたり、その波に自分で傷ついてしまったり。
2020年という一年が、今後の人生の中で
「自分にとって必要な1年だった」
と、振り返ることのできるものになればいいなと思っている。
今年最後のクリニックで、リハビリの先生に
「過去は帰ってきません。過去を後悔したり否定したい気持ちもわからないでもないですが、失敗に気づいたことで変化しようとしたり学ぼうとしたり、色々と得るものがあったはずです。その積み重ねで、いまのご自身があるわけですから、今のこの時間も未来につながっていくはずです。今を大切に生きる方法を身に着けて、よりよく生きていきましょう」
と言われたことを思い出した。
2021年がどんな年になるのかはわからない。
ただし、今を積み重ねていくことが出来たならば、来年の今頃はきっと「いい一年だった」と言えるようになっているはず。
そうなればと思っている。