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20210929 ひとつの時代の終わり
このニュースに接した。
自分が子供の頃に、この世界を作り、盛り上げていた人がまた一人、いなくなってしまった。
いや、この方は最後まで現役だった。
過去の人ではなかった。
ついこの間、202巻が出たばかり。
84歳とはいえ、まだゴルゴを描き続けていた。
それにしても、世代の交代は順番なのはわかっている。
年上の世代が現役からいなくなり、そして天寿を全うされていなくなる。
永遠などというものは、時間が流れる限り有り得ない。
しかし、得てして「そうあってほしい」という欲望が、永遠という幻を頭の中に思い描いてしまう。
自分の場合、過去に囚われている事が頭の性質上多いことから、過去が今も続いている様な気がする勘違いがよくある。
過去にしがみつきやすいのかもしれない。
だからなのか、余計に好きな方が亡くなられると、喪失感が大きい様に感じる。
これもまた、年長者となる人としての業みたいなものなのだろうか。
生き方を考えさせられる。