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20230331 当たり前に存在していたものがなくなる節目

昨日の間に今年度の仕事を全てやり終え、余っていた有給休暇を取ることにして、仕事を休んだ。
そして、今日で現役最後となる電車に会いに行ってきた。

関東だととっくの昔に現役を引退しているような年代の電車が、関西ではどこの鉄道会社でも普通に走っている。
JRはまだ新しい方で、私鉄の方が長く使っている感じがある。

それでも、今日はこれまで普通に存在していたものの終わりとなる日ということで、お出かけの目的として自分の身体で味わいたかったのだ。
朝、いつも仕事に行く時間帯と同じ時間に出発したため、そんなに苦痛ではなかったことと、おそらく引退の最終運用などに鉄道ファンが集まってくるだろうということを考えて、午前中の人出が少ない間に、そしてこの電車が走っている普通の日常を味わいたくて出かけた。
その読みは予想通り。
いつもの空気感を漂わせて、駅のホームにいる。
乗っている人たちも、これが今日でお別れということを知らない雰囲気で、日常の足として利用している雰囲気がとても強い。
でも、明日からはステンレスの電車が走るのだ。

よく揺れて跳ねるが、頑丈そうな重みのある乗り心地を味わうこと40分。
一つの時代の終わりを感じながら、電車が出発するのを見送った。

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