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3度目の映画鑑賞・・・人生フルーツ

十三の第七芸術劇場で、3度目の人生フルーツの上映があったので、観に行ってきた。

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劇場はとても小さい。
同じ映画を何度も観に行くなんて、おそらくもののけ姫以来かもしれない。

http://life-is-fruity.com/

製作自体は2016年。
東海テレビという東海地方のテレビ局がドキュメンタリーとして放送したものを映画用に編集し直し放送したもの。

この映画は何故か何度も観たくなる。
残念ながら、日本国内ではDVDやブルーレイとして販売はされていない。
だから、観れるときがあればチャンスを見つけて観に行くしかない。

「毎日コツコツ」
おそらく、自分が一番苦手なところだ。
だからこそ、憧れがものすごく出てきている感じがする。

これまでの自分の人生の生き方を考えてみると、おそらく何かモデルをみつけて、それと比較しながら、そして近づけるようにという事で生きてきたところは必ずどこかにある。
しかし、人は人、自分は自分。
同じように成ることは出来ない。
だって、違うのだから。
その人を見たとして、自分が知っているのはその人のごく一部でしかない。
こういうのを「氷山の一角」って言うのかな?
当然、真似をしようとしても出来る訳がない。

だから、自分の人生は自分でしか生きることが出来ない。
でも、参考には出来る。

憧れを持っているだけでは、どうしようもない。
だから、何でも良いからスタートする。

前向きな気持ちになれる様な、この映画を観るとそんな感じになる。

映画の中で出てくる畑仕事は、頭でっかちの自分からすると、「めんどくさい」の極地に感じなくもない。しかし、一度動き出すと楽しくて仕方ないと感じる所もある。
レジャーではなく、生きていく生活の中の時間。
登場する津端さん夫婦の生活は、本当に豊かそのもの。
津端さんが信念として持っている「豊かさ」を具現化している。
信念として持っているものだから、誰と比較するのではなく、確固たるもの。その世界を存分に生きている。
だからこそ、「豊かさ」という価値観はおそらく様々なんだろうけれど、自分にとっての「豊かさとは?」という問いをこの映画を観ることで突きつけられる。
そこを考え直すことから、前向きさが生まれてくるのかもしれない。

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