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20241203 療養メモ セルフモニタリングをアウトプットすることの大切さ・・・双極性障害との付き合い方
実は、この秋は本当にかなり深めの抑鬱状態に落ちていた。
毎日、カメラのnoteばかり書いていたのは、リハビリにほとんど行くことさえできなかったからだ。
頭がぼーっとして、1日のうち起きている時間の方が短いくらい、ダメダメだった。
そんな状態からちょっと戻ってきた。
戻るきっかけは、これまでリハビリでやってきたことで、ごくごく当たり前のことではあるのだけれど、
「モニタリングして、アウトプットして、可視化する」
ということだった。
たまたまYouTubeの動画を見ていたら、とあるジャーナリストが
「毎日、新聞各紙をチェックしていくんだけど、そのチェックして気になった記事を手帳にメモをする。それでちょっと大事だと思う記事について考える作業をしている。ここのところ、メモを取るよりもiPhoneで音声入力した方が、その後の活用のしやすさもあるので、手書きでメモを取るのをやめた。変えたのが半年前くらい。ところが、「新聞がおもしろない」と思うようになったのと、音声入力でメモをするようになったのが、ほぼ同時期なのでは?と思って、今日は久々に手書きでメモを取ってみた。そうすると、いつもよりも新聞が面白くかんじる。野口悠紀雄さんなんかはどんどん音声入力していっているみたいだけれど、自分は手書きをすることで頭の中の整理をしている状態が生まれていたのだろう。ちょっと、手書きに戻ってみる。」
といったことを話していた。
大量の情報を処理して、ニュースを読み込んでいくような人でも、情報の整理の仕方に合う・合わないがあるということをおっしゃっていたのだ。
そこで、はたと「自分はどうなんだろう?」と考えた。
そういえば、自分も「何でもかんでもノートやメモ帳に思いついたことや気になることはメモをしていたなぁ。」ということを思い出す。
過去の給食期間中のメモやノート、セルフモニタリングしたことなどは、全部紙に書いて残っている。
一時期、iPadで手書きをして残すということもしてみたが、バッテリーがもたないことや、一覧性に欠けることなどから、ノートとペンにすぐに戻った。
夏から休職して以降、そういえばアウトプットがほとんどできていないことに気づく。
以前の休職期間中よりも、圧倒的に紙に書いている量が少ない。
クリニックに行けない時期は、当然体調が悪かったということもあったが、ノートには何も書いていない状態が続いた。
生活の記録も残せていない。
生活の記録を残せないくらい、本当に落ち込んでいたことに気づいた。
体調が戻ってきたことや、先ほど紹介したYouTubeの話などもあって、ノートを開いてペンを持つようにした。
ノートに書くことは、頭の中にある気になっていること全て。
しなければいけないこと、夕食の献立、買い物しなければいけないこと、気になること、感じたこと、リハビリ中の出来事、過去のことでフラッシュバックしたこと、などなど・・・。
なんでも、すぐに書く。
そうやって書いていくと、頭の中がすごくクリアになっていく。
入り口は些細なことだったけれど、芋蔓式にたくさんのことが出てきて、広がることもある。
元々、特性として短期記憶、ワーキングメモリが小さく、マルチタスク・同時処理が苦手だったりするから、パッと頭の中に浮かんだことを維持できなくて、困ることがよくある。
シングルタスクにして、思考の高さを落ち着けることが元々必要だった。
そんなこともあるので、ノートに書き出してみると、マルチタスクがどんどんと収まる感じになってきたのだ。
ああ、調子が悪い時に、さらに調子が悪くなるような対処の方法をとっていたのだなぁということに気づく。
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何気ないことではあるが、セルフモニタリングをして自分の状況を把握するには、まず書き出すということがとても大切だったのだ。
自分を整える。
その、一番の入り口が、頭の中を紙の上に書き出して、見えるようにすることだったのだ。
回復に向けて、改めて見直すことのできたことだ。