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アナログは、ついついいじってみたくなる

出会いの衝撃的な感動の時期は、好意的に何でも受け入れる。
そこから、付き合い始めることになると、生活の中の一部として受け入れるようになるが、そうすると細かなことにも気が回り始める。

まるで、恋愛みたい。

それが、アナログの機器の良いところなのだろう。

今の世の中、ネットを見れば情報がたくさんある。
おそらくネットがなかった頃は、専門誌を読んで知識を得ることになったんだろう。

レコードプレーヤーで音楽を聴くようになってきて、ちょっと気になることが出てきた。ボーカルの高音の音にビビりが入っているような、音がのびきらないような、そんな感じが少し気になる。
同じ曲をパソコンからTAPE端子に出力してみて流してみると、同じ音量で同じボーカルを流したとしても、そのビビりは出てこない。ということは、レコードと針の物理的接触か、針で受け取った情報を電気信号に変換する部分になにがしかの問題があるに違いない。

まあ、20年以上まえにつけっぱなしのレコード針をつけていることもあり、レコード針の寿命が来ているのかもしれないなぁ。そんな風に考える。
そこで、レコード針を注文した。明日届くみたい。
ただし、そのお店でも最後の在庫だったみたいで、次の入荷は最低でも2ヶ月以上先とのこと。運が良いというのか。

調べていると、「レコードの音質を上げるには、カートリッジの交換という手段がある」というようなことが書いてある。
「我が家の古いレコードプレーヤMSL-501Bのカートリッジってどうなっているのだろう?」「交換出来るようなものなのか?」と思って、ネット上を検索してみたが、まあ誰も持っていないような機種という事もあり情報が全然無い。レコード針の規格で「適合カートリッジ」という項目があり、それを見ると2種類書かれている。そのカートリッジの品番を検索にかけてみるけど、全く情報が出てこない。

20年以上前にレコード針の交換をしたことがあったが、どうやってやるのかおぼえていないので、ひとまずカートリッジをいじってみることにした。
そうすると、検索をかけた品番がぱっと目の前に現れた。
そう、「CS-1021」。

プレーヤーのカートリッジの構造については、ネットにもたくさん解説があり、理解出来た。しかし、我が家のプレーヤーはカートリッジを交換して良いものなのかどうかは依然として不明。

そして、検索すればするほど、カートリッジや針の交換に関してわからない言葉が出てくる。
「針圧」
「カートタイプ」

まあ、ぼちぼちしていくしかない。

しかし、こうやって良い音を求める沼にはまるんだろうなぁと感じる。

それは、お互いのことを深く理解していくかのように。

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