自分を知る
自分を洗い出す。
強みと得意をいかして複業につなげる。
自分を振り返り、分析する
前回の複業キャンプの課題はふたつ。
ひとつは、3種類のエピソードを3色のふせんに書きだすというものでした。
「仕事で幸せ、楽しいと感じたエピソード」ー黄色のふせん
「プライベートで幸せ、楽しいと感じたエピソード」ーピンクのふせん
「仕事とプライベートで悲しい、嫌、辛いと感じたエピソード」ー水色のふせん
100エピソードを目指してなるべく多く書きだしました。
はじめは直近のエピソードを書いていましたが、だんだん学生時代や幼少期にシフトしていきました。
物事に対する感じ方や考え方は、過去から変化しない根源的な部分と、変化している流動的な部分があることに気づきました。
「悲しい、嫌、辛い」エピソードを思い出すことは苦痛も伴いました。
トラウマを思い出す、とおっしゃっていた受講生の方もいました。
今回のワークでは、大きな白紙に似ている行動のふせんを固めて貼り、一つの塊ごとに共通項を洗い出しました。
そして、塊を超えて共通するものを線で結び、出てきた単語から「スキル、強み」「できないこと、弱み」を言語化しました。
もうひとつの課題は、「他者に(自分について)インタビューする」というものでした。
仕事をしているときの姿を知っている人・プライベートの姿を知っている人3名(私は4名)にインタビューしました。
「イキイキしているときはどんなとき?」
「嫌そうなときはどんなとき?」
「客観的に見た強みは?」
私は、自覚と他者の回答のずれはほとんどありませんでした。
厳しいことを言われた、とおっしゃっていた参加者の方もいらっしゃいました。
今回のワークでは、ジョハリの窓というツールを使い
「自分が知っていて他者も知っている自分」ー解放の窓
「自分が知っていて他者が知らない自分」ー秘密の窓
「自分が知らなくて他者が知っている自分」ー盲点の窓
「自分も他者も知らない自分」ー未知の窓
を今後どう使っていくか考えました。
自覚と他者の回答にズレがあれば、それは新たな強みになりうるということでした。
自分を洗いだして
「幸せ、楽しい」の部分で、「つくること」「できることを活用すること」に関するものが多く登場しました。
「知人のイベントで、デコレーションケーキを作ったらとても喜ばれて嬉しかった。」
「知人に依頼されて、お子さんの誕生日ケーキを作った。お返しにお菓子をたくさんいただいて嬉しかった。」
「効率が悪かった作業をすこし変えて、時間を1/3短縮することができた。楽しかった。評価されて嬉しかった。」
「とても怖いと評判の偉い人から、笑顔でスポンジをほめられて嬉しかった。」
というエピソードから
「人の笑顔を見ることが好き」
「できることを人のために活用したい」
ということが根源にあると感じました。
「悲しい・嫌・苦手」なエピソードからは自分の弱点が見えました。
弱点を避けるか、克服するかという選択肢もうまれました。
また、依頼されて行ったことに対してお返しをいただいたエピソードに「すでに複業をしたことがあるのではないか」という気づきもありました。
対話のワーク
最後に、ペアで面接を想定した対話のワークを行いました。
希望する職務内容、動機、強み・スキルをペアの方に話して、うまく伝わったかフィードバックしていただくのが目的です。
話していくうちに、抱いている問題意識の根底の部分が現れました。
出来ることとしたいことを具体的にどう組み合わせるか、などの指摘もいただきました。
一人で考えているだけではわからないことを、違う視点や知識からうまく引き出してくれた笑顔の素敵な女性に感謝です。
ワークを終えて
短時間でたくさんのワークが行われたため消化不良の部分もありました。
が、この先を自分自身でもっと深く掘り下げていくことで、複業や働き方の軸だけでなく、生き方の指針を得ることができるのではないかと感じました。
また、もっとたくさんの人と話して「自分の知らない自分」についても知りたいと感じました。
次回も楽しみです。