12月のこと
夜中、今の自分の現状に満足できずもやもやと頭が熱くなって寝れないことがある。
いまだティーンエイジャーな自分がいてそのままの衝動で朝5時くらいに自転車をとばして琵琶湖に行くのが恒例になっていた時がある。
恥ずかしいやつだなと
ちょっとひねくれた気持ちを持ちながら
誰かれ構わず噛みつきたくなるような乱暴な気持ちでみる
朝のまっさらな空気に包まれた景色は初めて見るみたいに新鮮で、
時間が変わるだけで見慣れた街の
ひかり、くうき、おと
まったく別物になってることに気づく。
なんて綺麗なんだろう
夢中になって写真を撮ってしまう。
シャッターを切るたびにストンと
何かが落ちて、心が落ち着いていく。
でひとしきり撮った後は疲れ果てて
ごはんを食べて
しんだように眠る。