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政界の男女平等が進むスペイン、内閣男女平等法案を発表

スペインのペドロ・サンチェス首相は、先日、政府の最高機関である内閣について、男女別に定員数を設ける法律を作る計画があることを発表しました。

法案の内容

具体的には、内閣の定員数のうち、男女それぞれ最低4割以上の閣僚を選出すること義務付けられる内容となる予定です。また、この法案は、各政党に対して、全国及び地方で開催される全ての選挙において、候補者リストに女性と男性が同数いることを要求する内容となる予定です。

閣僚の定員数について、男女の要件が法的に義務付けられるのは欧州でも初めての試みとなります。

スペイン内閣の閣僚構成

現在、サンチェス政権下では、閣僚23メンバーのうち、14人(全体の61%)が女性となっています。男性の閣僚メンバーは全体の39%であるため、仮にこの法案が成立した場合は、男性の閣僚メンバーを一人増やす(女性閣僚を一人減らす)ことが必要となります。

同種の法律

政治の世界で同じような法律は、過去にベルギーとフランスでも導入されています。ベルギーでは1994年に、選挙の候補者リストに男女のうち一方の候補者数が2/3を超えてはいけないという規定を設けました。フランスでは2000年以降、ほぼ全てのレベルの選挙で候補者リストの男女バランスを均衡させなければならないとしています。

産業界の状況

スペインの産業界では、上場企業は2024年7月までに役員数の最低4割を男女それぞれに割り当てることが必須となっています。同様の基準は、2011年以降、大企業を対象に導入したフランスにも存在しています。

参考文献


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sora
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