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コロナの喉激痛対策、やって良かったことまとめ(+療養記録)

こんにちは。ご無沙汰しております。書きたいことがいっぱい溜まっているのを書けていない、、うちに、とうとうコロナになりました。結論としては、めちゃくちゃ深刻な症状じゃなくてだいぶ軽症な方だったんだろうけど、もう罹りたくないわ…。
※長くなっちゃったので、喉対策のとこだけ見たい方は目次の下の方から飛んでくださいませ。


記録

プロローグ:身に覚え

コロナになる1.5日前、友人が指定した店の前に立った時、「あーこれヤバいかもなー」という予感はあった。この数日、私はとてもとても疲れていて、かなり免疫力が下がっているだろうという自覚があった。地下で、いまいち換気が良く無さそうなお店で、今は第9派のまっただなか。コロナになったとしてもなんら不思議はない。けれども、この日は、遠方から帰省した友人を囲む、5年に1度くらいしかない機会だ。もちろん、店の前まで来て帰るという選択肢はない。

Day0:微妙な喉の違和感

飲み会の翌日は、ちょっとした山場があり、だいぶ気を張っていた。夜、タスクが一段落すると、ふらふらに疲れている自覚があって、妙にメンタルも昂っているし、そのまま眠るのも難しいなと思って、小説を手に取ったら止まらなくなってしまった。たぶん、それが私にトドメを刺したのだろう。
体力が尽きそうなのに、4時間ぐらい小説を読み続けて明け方眠りに就いたが、途中で目覚めると、喉に違和感があった。

この程度の「喉の違和感」は、コロナが流行りだしてから何回もあった。だから、オオカミ少年のエピソードみたいに、コロナだと思うことができなかった。私の風邪はいつも、夜中の「喉の違和感」から始まって、本格的な発熱に至るか、持ち直して引き返すかのどっちかだ。

夕方、夫と合流した。喉の違和感があることは一応、伝えはした。けれどこれまでも何回も「喉の違和感」でデートを延期して何ともなかった経験があるだけに、夫も私も、やっぱりオオカミ少年のマインドだった。

夜ご飯はスープカレーを完食した。普段通りに味も分かる。「ちょっと風邪っぽいけど、コロナだったらこんなマイルドじゃないよね」そんな会話をしながら、普通に、ほっぺをくっつけるぐらいの距離感でくっついて眠った。

Day1:発熱そして抗原検査陽性

翌朝、寒気がして、体温を測ると37.8度だった。それでもまだ、コロナだとは思っていなかった。コロナだったらもっと、関節が痛いとか、ダルいとか、いつもとは違う違和感があるのだろうと思っていたのだ。喉の違和感も、今はほとんどない。とはいえ発熱もしているので、検査をして確かめた方が良いだろう。

自宅に、抗原検査の予備があったので、帰宅して部屋にこもって検査をした。抗原検査ももう何回もこれまでやった。いつだって、結果は一本線だった。けれど今回は、液体がシートに染み出すと同時に、Tのラインにくっきりと線が浮かび上がった。疑いようがないぐらいはっきりと2本線だ。(※実際は、かなり薄い2本線になることもあるらしいですが、どっちも陽性だそうです)ここから徹底した家庭内隔離を始めたけれど、もう夫は、相当たくさんのコロナウイルスに曝露されていることだろう。ごめん夫。

夕方、予約が取れた発熱外来に行った。抗原検査陰性でPCR陽性は割とあるが、抗原検査陽性なら、もうPCRを受けなくても良いだろうということで、アセトアミノフェンとトラネキサム酸を貰って帰ってきた。

アセトアミノフェン(※カロナールと同じやつ)とトラネキサム酸(喉の炎症用)は、1日3回食後で処方されていたので、コンスタントに解熱剤を飲んでいることになる。それでも、夜になると体温は38度を超えてあがっていくようだ。そして、夜中になると、喉がどんどん痛くなってきて、唾をのみ込むたびに痛くて、あまり眠れなかった。ネットで体験談や喉のケアグッズの情報を集めまくった。

Day2:灼けるような喉痛

2日目、仕事が始まる。職場にチャットで連絡をする。丸ごと休みたいところだが、今日明日で幾つかやらないといけない仕事があるので、半日休んで半日働く。私の場合、熱と頭痛はそこまで酷くなく、もっぱらしんどかったのは喉だった。喉の激痛は、2023年9月のコロナの典型的な症状らしい。唾を飲み込む時に激痛が走る上に、もはや、何もしていなくても常時ジーンと喉が痛い。

どうやら、日中は熱が低めになり、夜になると熱が上がる仕組みのようだ。昼食の後、解熱鎮痛剤が効いているタイミングで、最低限の仕事を片付ける。しかし、喉の痛みはどんどん増していっている感じがする。のどスプレーなどを買ってきてもらっていたが、期待したほど劇的に効いている感じはしない。

夜ごはんに、家人がポトフを用意してくれたのだが、もはや喉が激痛過ぎてポトフすらも食べられず、数口チャレンジして諦めた。薬を飲むために、ゼリードリンクだけはどうにか飲むが、一口飲み込むごとに、飛び上がるほどの激痛が走る。夜にになると熱が上がっていく。38.5度を超えたところで、冷えピタを脇と鼠径部と耳下腺に貼ったので、それ以降は熱は測っていない。この日も喉が痛すぎてうつらうつらしか眠れない。

Day3:喉痛、ピーク

一夜明けたが、喉痛は和らいでいない。3日目になると、喉痛の中でも、口蓋垂(いわゆる、のどちんこ)に痛みが集中していることに気付いた。日頃は、口蓋垂がどこにあるかすら自覚は無いのに、今は、口蓋垂の存在感がものすごく巨大だ。この場所に、神経を集めて覆いを外して剥き出しにされている感じだ。唾や水分を飲み込むたびに、ビリビリッとした痛みが走るので、飛び跳ねるような派手なリアクションになってしまう。声は、ひとことたりとも発話することができない。

これまでも、自分は扁桃炎には何回もなっていて、喉の痛みには慣れていたつもりだった。それでも、今回の喉の痛みは、過去に経験したものとはまったく違った。口蓋垂がこんなに痛みの集積地になるような経験、したことがない。この痛みにいつまで耐えれば良いんだ?だんだん不安になる。明日には快方に向かわないと、到底耐え難い。この日の夜ごはんは、とろろとマグロだった。とろろの粘性に任せて無理やり食べた。一口ごとに激痛で身悶えする感じも、何口か続けるとちょっと感覚が慣れる感じがあり、意外と食べられた。

買ってきてもらった「のどぬーるスプレー」には2タイプある。ウイルスを殺菌するポピドンヨードのタイプと、炎症を抑えるアズレンのタイプだ。どちらも試すが、どちらにしても劇的に効いている感じはまだない。
藁にもすがるつもりで、夜、入浴時に「ハナノア」での鼻うがいと、アズレンうがい薬でのうがいを丁寧に2セットやった。鼻うがいも、うがいも、洗面所でやるとウイルスを撒き散らしてしまいそうなので、お風呂でやって、最後に綺麗に洗い流すのが、心置きなくやれて良かった。結果的に、この、鼻うがい&うがいが結構効いた、ような気がする。

Day4:あれ?快方に向かってるけど、味わかんない!

4日目、病状は急速に快方に向かった。朝起きると、喉の痛みはあるものの、昨日までの存在を主張していた口蓋垂の感じは無くなっていた。あの、神経の塊をブラシで擦られるような激痛はもうない。これは、もう、私が前から知っている範囲の、普通の喉風邪の、普通の喉痛だ。

さらに、ネットで取り寄せた「エキナケアのど飴」は、私が試した3つの喉飴で唯一、痛みを直接的に和らげてくれる感じがしてよく効いた。4日目になると、熱も37度を切っており、解熱鎮痛剤のせいもあって、頭痛はほぼ気にならない。あと、4日目、急に消化器系に来て、お腹を壊した。

前夜までは、この喉痛は自然治癒するのだろうか?と不安になっていたが、めちゃ良くなっている!一気に気持ちが明るくなった。ただ、昼ごはんを食べた時に、嗅覚と味覚が無くなっていることに気付いた。3日目までは味はわかったのだが…。

Day5:もうほぼ治ってるんじゃね?

5日目になると、喉痛はほぼ気にならない(多少はあるが、ピークが激痛過ぎたので、ちょっとぐらいだと気にならないのだ)。アセトアミノフェンも飲むのは止めた。体も軽い。嬉しい。味覚は無いけど、もうこれほぼ治ってるんじゃない?と嬉しくなった。ただ、就寝しようとして横になると、咳が出て何回も眠りを遮断された。

Day6:終わりそうで終わらない、咳

もう終わってるんじゃない?という気分になりかけるが、今度は咳のターンが始まっている。トラネキサム酸をやめて、市販の咳止め薬、メジコンを飲み始めた。たまに咽るが、ものすごく酷いというほどではない。これまでの風邪で、もっと酷い咳はいくらでも経験している。

夜ご飯で、自分の味覚がどうなっているかをメモしてみた。基本的に嗅覚が無くなっているから、繊細な美味しさは一切わからないのだが、味覚については、まったくわからない部分と、多少わかる部分があるようだ。
①きゅうりの酢の物…割と味わえる
②親子丼…嗅覚が無いので雑だけど、ふんわりとか歯ごたえとかそこはかとなく美味しい感じはある
③豚汁…いちばんわけがわからない。みそ汁とかダシの感じは一切感知できず。野菜と肉の識別もできず。
④緑茶…何を飲んでいるかわからない
⑤メロン…雑にわかる

結論、どうやら甘さだけは多少わかっているらしい

Day7:神経痛?そして、嗅覚さん、戻る

7日目。そろそろ普通に戻ってはいるものの、家庭内隔離が続いているのでおとなしくしている。(ガイドラインとしては、外出を控えるのは5日間だけれど、10日目までは「周りへ配慮しましょう」とのこと)

咳は、オンライン打合せなどで多めに喋るとその後にしばらく出やすくなるので、なるべく喋らないのが良いようだ(これは多分、どの喉風邪でも一緒)。そして、前夜から足の神経がピリピリする、坐骨神経痛っぽい感じがある。気休めにロキソニンパップを貼っている。頭痛はかすかにあるが、低気圧シーズンの日常と変わらない程度だ。

15時過ぎ、ためしにアイスコーヒーとクッキーを食べてみる。コーヒーは、コロナ発症以来はじめてだ。かすかにコーヒーの風味を感じる。そして、クッキーのアールグレイの感じがする。まだだいぶ鈍いけど、ちょこっと嗅覚が戻ってきている。やったー!

そろそろ健康のためにも外に出た方が良い気がするから、明日は早朝散歩にでも出かけよう。

インフルとコロナの違い(コロナは初動の自覚で気付くのは多分、無理)

コロナになるまでは、インフルと同じような感じなのだろうと思っていたが、実際にかかってみると大きな違いがあった。私の実体験の範囲なのでの考察なので、他の人の意見も聞いてみたい。

インフルは垂直に立ち上がって、右肩下がりで良くなる感じ。
コロナは立ち上がりは緩やかで、何波にもわけて波状攻撃がくる感じ。

まず、インフルは、最初の予感で割と「これはヤバいやつ、インフル?!」って自覚できるぐらいに、強烈な寒気と発熱がやってくる。
これに対して、コロナは、初動は「ただの風邪」と全然違いがわからなかった。特徴的な喉痛も、発症して1日以上経ってからやってきた。

そして、インフルは発症してすぐにピークが来て、それを乗り越えればあとは徐々に快復していく。一方、コロナは、手を変え品を変えで、何波も来る感じだ。私の場合、熱→喉→下痢→咳→神経痛っぽいやつ、という感じ。もう治ったと思ったところで、次の症状が出てきたりしてちょっと油断ならない感じがする。

コロナウイルスまみれでも発症しなかった夫

さて、発症0日~1日目の夜、私とくっついて眠って思いきりコロナウイルスを浴びた夫だが、発症しないまま1週間が過ぎた。オミクロン株は感染4日以内に発症することが多いそうなので、夫はおそらく無事に乗り切ったみたいだ。何の症状もなく元気に過ごしている。

居酒屋で2時間どころか、一晩に渡って濃厚接触しても感染しない人もいるんだなと驚いているが、うつさずに済んで本当に良かった。私の友人には、自分の免疫力に絶大な自信を持っていて、コロナになったパートナーとダブルベッドで寝続けて発症しなかった強者もいるので、本人のコンディションも大きいのだろう。

やって良かった!喉激痛対策まとめ

コンパクトに書けない長文野郎なので、ついダラダラと書いてしまったが、私が一番メモしておきたかったのはこの項だ。自分が喉痛ピークだった時に、藁にもすがる思いでググりまくったから。誰かの役に立ったら嬉しい。

のどぬーる濡れマスク
多くの方が挙げているこのマスク。マスクの内側が優しく保湿される感じ。あるのとないのとで辛さが全然違う。喉風邪に備えて常備しておいても良い心強いマスク。

ハナノア
鼻うがいは、症状改善までの期間短縮につながった気がする。私にとっては、快方に向かう起点はハナノアだったと思う(検証する術がないので、あくまで体験談)。いつもより多めに使って、反対側の鼻からもうがいしつつ、ちょっとでも良いので、頑張って上咽頭通して口から出すのを少しできると、口蓋垂を洗える感じがめちゃくちゃありがたい。

アズレンうがい薬
アズレン系のうがい薬は優しく喉を包んでくれる。推しは、ハナノアとセットでうがいすること。少し濃度こいめが好きなんだけど、そうすると、口からぶくぶく泡が出てマーライオンみたいになるので、お風呂場推奨。

喉スプレー系
「のどぬーるスプレー」が有名だけど、いろいろあり。成分がヨウ素系と、アズレン+CPC系が多い。「のどぬーる」もこの2種類。SNSを見ると、コロナでどっちを使っている人もいるみたい。ヨウ素はウイルスの殺菌消毒、アズレンは炎症を和らげる働きなので、理屈としてはアズレン系が良いのではと思う。ちなみに、家人が両方買ってきてくれたから両方をピークで試してはみたけれど、どちらかが劇的に効いたのがどうかは不明。
あと、スプレーの形状が結構大事で、ノズルが長い奴は届くけどピンポイントで患部に当てるのには器用さが要る。不器用な人は広範囲に散布するようなノズルの方が使いやすいのではと思った。

エキナケアのど飴
のど飴を3種類試したけれど、ブログでお勧めしている人がいて取り寄せたこののど飴が、私には唯一効いた。こののど飴舐めていると、喉の激痛が緩和されてほんとありがたかった。浅田飴も良いとSNSで見たけど、近隣の薬局では売り切れが多かった。

龍角散ダイレクト
普段から愛用している、龍角散ダイレクト。これも、寝る時に口に入れて寝たりとか、それなりに効いている感じがあった。ただし、寝ながら喉飴やトローチは、喉に詰まると危ないとも言われるので、自己責任でお願いします!

チョコラBB
口蓋垂周りの激痛で苦労している人は、いつのまにか口蓋垂周りに口内炎ができているという人がSNSで多かったので、予防的にチョコラBBを飲んだ。以前、家人がコロナにかかった際も、たくさん口内炎ができたのが辛かったと言っていた。コロナ期間は栄養摂取も減ってしまうから、飲んでおいて良かったと思う。

はちみつ大根
古くから喉に良いと言われる、大根を漬けたハチミツ。これを飲むと喉が優しく包まれる感じがあるのでよく飲んでいた。ただしマズい。

加湿
書き忘れていたので加筆しておく。喉が痛いときに湿度を保つのは基本中の基本だと思っている。乾燥はツラい。

漢方薬(自分は飲んでいないが…)
私は近年カンゾウが飲めなくなってしまい、以来遠ざかっているのだが、これまでの喉痛で頼りにしていたのは、銀翹散と駆風解毒湯。漢方薬はプロに相談した方が良いと思うので、あくまで個人の体験として書くと、空咳が続く時には麦門冬湯、喉が腫れて激痛の時には、銀翹散や駆風解毒湯が効くと感じる。カンゾウが飲めた頃は、駆風解毒湯のトローチが、喉の激痛にはすごく良かった。

もりあがっている第9派

しばらく前から、病院勤務の人からコロナ感染者数の激増の話は聞いていた。ここ数週間、あちこちで身近な人がコロナに罹っていて、「これまで割と慎重に過ごしてきた人たち」がとうとう罹患している、という感じがする。私もかなり慎重にしてきた方だが、身辺の一大イベントが終わって少し気が抜けていたのと、とはいえいつまでも社会生活を遮断するのも難しいよな、というなかで、とうとうコロナに罹ってしまった。

たぶん、ずっと睡眠・栄養・運動のバランスを取って免疫力を高めていたら今回も発症しなかったと思うんだけど、まあそうもできないタイミングもあるのでまあ仕方ない。罹っちゃったものはしょうがないので、気を取り直して元気を出して粛々と快復して溜まったタスクをこなしていこうと思う。


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