【探鳥】 ノスリはつらいよ(ノスリ・チョウゲンボウ)
みなさんこんにちはソライトです。
今回は宮崎県では冬鳥のノスリやチョウゲンボウなどに出会った話を共有します。
朝晩がだんだんと涼しくなってきて秋が近づいてきたなぁと感じる今日この頃、この時期に訪れる野鳥を見ることでさらに季節の変わり目を感じる様になり、なんだか感情豊かになってきている気がします。改めて自然や野鳥観察に興味を持って良かったなぁと思います。
そんな中僕の地元でもこの時期に訪れる野鳥が見られるようになってきました。
ノスリはつらいよ
仕事も繁忙期が終わりようやく落ち着いてきたので、これからたくさん野鳥観察ができるなぁと嬉しく思っています。
そんな仕事からの帰り道、地元の一部分に広がる田園風景の中で野鳥1羽が田んぼから飛び立つのが見えました。
カラス!?トンビ!?、一瞬だけ白い羽が見えたのでもしかしたらコミミズク!?
いや、チョウゲンボウかノスリっぽいなぁなんて思いましたが、その日はその一瞬の姿だけで結局どんな野鳥か分からず終わりました。
あの野鳥はなんの野鳥だったのか知りたく、早く休みにならないかなぁと思いながら数日過ごし、そして仕事から帰る時には同じ場所を見てみるけど居ない。そして訪れた休みの日、あの時に見た野鳥がいることを願って朝早くその場所に向かってみると、電柱の上に大きな野鳥がいました。
薄暗い中でしたが、特徴のあるお腹になんの野鳥かすぐ分かりました。
寅さん、、いや、ノスリでした。
※下の写真は少し明るくなってから撮影しました。
ノスリといえば腹巻きを巻いたような模様がお腹にあるのが特徴で、ノスリというと男はつらいよの寅さんが僕の中では浮かんできます。(笑)
そしてノスリとは今年の3月に上空に飛んでいるのをたまたま撮影できた時以来で、今回が2回目のノスリとの出会いです。嬉しい!
念願の止まりものも撮れたし、何より地元にノスリが来るなんて思ってもみなかったのでより嬉しかったです。
そして観察を続けているとおもしろい光景を見ることもできました。
タイトルを付けるならまさに「ノスリはつらいよ」と言ったところ(笑)
まだ早朝の時間はノスリだけでしたが、時間が経つにつれて数羽のカラスがやってきました。
これはノスリ、カラスにちょっかいか何かを出されるだろうなぁと思っていると案の定カラスがノスリの方に近づいて鳴いたりしています。いわゆるモビングというものでしょうか。
カラスたちはあまり興味を示さないノスリに対して飽きたのかなんなのかは分かりませんが、別の場所に飛んで行きました。
そうすると、先ほどから近くを飛んでいたキセキレイがノスリの近くに。
あまり見かけない大きな野鳥に興味が湧いたのかキセキレイがノスリの近くまで行っていましたね。
そのキセキレイに対してノスリは威嚇することもなくエサを探す様子でただ佇んでいました。他の野鳥に対して特に何もしないノスリに優しさを感じましたね。
と思っていた矢先なにやらノスリの周りをぐるぐる回るハトぐらいの大きさの野鳥がいて、温厚だったノスリもその野鳥に対して羽を広げて威嚇しています。
なんだろうと思い、よーく見てみたらチョウゲンボウ!
体の大きさが倍ほどあるノスリに対して引けることなく飛んでくるチョウゲンボウの迫力は見ていて、ただただすごいなぁと感心していました。
チョウゲンボウの威嚇のような行為は1回で終わることなくて僕が見ただけでも5〜6回はノスリに威嚇していました。
いっとき続いたチョウゲンボウの威嚇も終焉を迎えノスリに平穏な時間がやってきました。
下の写真を見たときに思わず、
ノスリ:「ノスリはつらいよ、、、。」
と言っているような感じがしました。(笑)
ノスリの観察に夢中になって気付いたら3時間ぐらいは経っていました。さすがに観察圧をかけ過ぎたかなと思ったので、ノスリに「ごめんね、ありがとう楽しかった。また会おうね〜。」と言い残し、他の場所に行ってみることにしました。
すると、もしかしたらさっきノスリに威嚇していたチョウゲンボウと思われる個体が。
そしてチョウゲンボウのすぐ近くには、ハクセキレイのつがい?がいました。
ちょっと距離感のある感じが良い(笑)
今回は人生で2回目のノスリとの出会いでした。
まさか地元にも来るなんて思っても見なく、これは他の野鳥も見れるかもと少し期待しています。
実は少し前から地元に流れる川にミサゴが来ていたりしているので、地元にたくさん野鳥が来てくれると観察もしやすくて楽しいです。
宮崎県はこれからまた他の冬鳥がやって来るので、今後も楽しく観察できたらなと思います。
もし良かったら、みなさんが出会った野鳥(その他なんでも)などのエピソードがあったらコメントでお待ちしてます。