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ヤモリ救えず

 我が家には、ずっと住み着いている二ホンヤモリがいます。
外壁によくうんちがついています。

ヤモリって可愛いんですよ。目も可愛いし、この手足。
何とも言えない可愛さ。虫を食べてくれて、ちょっと臆病者。
そして、なんといっても『家守』というだけあり家を守ってくれる
ありがたい子なんです。

 よく現れるのが浴室の窓です。夜、お風呂に入ろうと電気をつけると
窓に張り付いています。びっくりするけどすぐに『可愛い♡』となります。
動きを見守って湯船に浸かります。

 ヤモリも随分大きくなって、時々現れると、あれ?また成長してるな。っとそっと見守る親の心境になったりしています。

 そんな大きいヤモリとは明らかに違う、小さいサイズのヤモリが最近よく現れるようになりました。その子は小さいので、網戸のサッシの僅かなすき間を通れてしまうようでよく網戸の内側に入って、驚くと隠れるということをしていました。我が家のお風呂の窓は上下スライド式になっていて、窓ガラスを外すことができません。網戸と窓ガラスの間にヤモリが入ってしまったら、その子が自分で出ていくのを待つか、外に回って網戸を外して救出するしかないのです。

 先日は、なかなか出て行かず、ずっと間にいたので、最終お風呂に入った人がヤモリの存在に気付かず窓をスライドして開けることのないように
『ヤモリいる!窓開けるとき気を付けて』の紙を貼っておきました。

 数日後、またお風呂の窓に現れたので、『おっ!うまく外に出られたんだな』と、しかし、また何日か後には窓ガラスと網戸の隙間に入ってしまっていました。私が、お風呂最終だったので、気を付けて、姿がないのを確認して窓を開けました。
 翌日、主人がお風呂の準備をしたらしく『お風呂が沸きました。』の給湯器のアナウンスを聞いた時、あっ!ヤモリ、ちゃんと外に出てたかなあ?と思いお風呂を見に行くと、窓ガラスにはいませんでした。良かったっと思い、浴室の扉を閉めるときふっと湯船をみると・・・。浮いていました。

 慌てて救出し、ティッシュの上に乗せましたが反応はありませんでした。可愛い目のまま硬直していました。『ヤモちゃーん、ごめん』
身体を刺激したら生き返らないかな?と思い、触れて・・・無理だけど心臓マッサージっぽい事もしたけど、ダメでした。
 そっとティッシュに包み、翌朝はやく庭に埋めました。お線香をあげ、
今までのお礼と成仏できますようお祈りを。

前日の夜、外には出れていなくて、浴室の何処かに隠れていたのかも。
その後でてきて、窓の方に行こうとして落ちてしまったのかなあ?
あの、網戸のサッシの隙間、何とかしようと思いました。

大きな、親ヤモリ、この子を探しているかなあ?
また、かわいいヤモリの姿、お風呂の窓にみたいな。

写真は過去に撮った可愛いサイズのヤモリちゃんです。 
 
 

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