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家族旅行1日目①
眠れなかった。
嬉しいのか、不安なのか、眠れなかった。
朝が来て、身支度を整え、新幹線の駅までは大体車で30分、7時半には家を出ようということだったけれど、早めの7時10分頃家を出た。
私の車で私の運転で、助手席には長男が座った。元々混むような道ではないけれど、日曜の朝なので道はとても空いていた。順調に目的の駅までついたが、この日の天気は雨、昼にはこちらは雨が止むけど、私たちの向かう横浜は午後も雨模様。
駅について、車をどの駐車場に入れるか。
雨が降っているので屋根のある所がいいと私と長男の意見が合い、ゲートをくぐると、案内のおじちゃんが自転車で寄ってきて、『屋根のあるところはもういっぱいで、あとはあちらか、こちらの奥のほうしかないです。』と、
すると後ろから『じゃあ、やめよう、出よう。高いし、屋根ないなら俺がいつも使っとるところが安いしそっちに行こう、出れますか?』と旦那が言い出した。
『はい、どうぞ、そちらからそのまま出てください。』とおじちゃんに言われ、私はゲートを再び出た。右行って!っと後ろから旦那に言われ運転した。
周りのコインパーキングも満車の『満』の字が目立った。
すると、ロータリーへ入れと言われ、ここで降りて中で待っててと言われた。運転を代わり、旦那は屋根のない安い駐車場へ車を置きに行った。
全然、最初のところで良かったのに。
長男と待合室で待っててもちーっとも旦那は来ない。
これ、早めに家を出れてなかったら間に合わなかった。列車出発の10分前に雨に濡れて旦那が待合に来た。そして、すぐホームへあがった。
まだ、始まったばかり、イライラ、モヤモヤしてはならぬ!そう自分に言い聞かせた。
訓練なのだから!
行きの新幹線は私が真ん中に座った。
旦那が左側なので、私は右側の窓と息子の方ばかり見てた。そして、夜、眠れなかったので目を閉じてウトウトしているうちに新横浜に着いた。
旦那が改札を出て、どんどん前を歩いていく。角を、曲がると見失うくらい前を。
息子に『あの人、振り返らないねー』と言ってしまった『ああ、ホントな』と。
在来線に乗り換え何駅か乗り、その後どーすんのーと聞くと、バスに乗ると言っていた。
こんなにめちゃくちゃ雨降ってるんだし、タクシーじゃだめなの?といったら、乗りたいバスがあるとか何とか・・・。
タクシーで行こうかなぁと私が言うと、行けばと言われ。自分と息子はバスで行くと・・・。
外へ出るとバスはちょっとの差でもう出てしまっていて、結局タクシーでホテルまで行きました。途中で乗るはずだったバスを見つけ『あれあれ!あれに乗りたかったなぁー』と旦那が言っていた。
ホテルに入り、荷物だけ預けたい旨を話す。チェックインの15時は混むので、必要な手続きだけ先にしてから、外出されては?ということになり、14階のロビーへ向かうことに。
ロビーへ行くまでも、南国の花のとても良い香りと、大好きなハワイアンミュージックが流れてきて、私の心は弾んでいた。
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キラッキラのロビー、美しく豪華な花が生けられテーブルにはプリメリアなどの花がアレンジされていた。ソファーにあるハワイアンキルトのクッションを手にして『家なのか?ここは?見たことあるぞ!』と息子とはしゃいだ。
あぁ、カハラに来たんだ~私。
感激でニヤついた。
『おぉ、この曲は!』と息子が反応していた。
私は、2021年の12月まで、約13年間フラダンスを趣味で習っていて、子供が小さい時から家の中でも車の中でもハワイアンミュージックが流れていた。息子たちも口ずさめる曲が沢山ある。
心地よかった。旦那が手続きをしている間、外の景色を見て息子とビデオや写真の撮りあいっこをした。
これで15時以降なら、チェックインできる。
荷物を預け身軽になった私たちはカハラを出て、中華街へむかうことにした。
ここまで、書いてみると
書いているうちに思い出してくることが沢山あって、自分でも驚いています。
書きとめておくって大事だなと思っております。どんどん思い出してきて、長くなりそうですがこのままお付き合い下さい。