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27年ものの梅酒

私と誕生日が1日違いの母を夕飯に誘った。
 『鰻たべにいこうよ』
ほぼ、自分が食べたかったからなんだけど
一緒に夕飯を食べに出かけるなんて年に1回あるかないかというくらい珍しい事。

 ランチはよくあるんですけどね。

台風の雨がザーッと降り終えた後の、何だか空気が綺麗な夜でした。

雨上がりのお店前

初めて行くお店だったけれど
美味しかったです。
私は、白焼きひつまぶしを注文し、母はうな重にしました。
 ご飯少なめにしたら丁度良かった。

薬味やお出汁でいただきました

 そして帰路、車の中で母が、この前台所を片付けていたら、物凄く古い梅をつけた瓶が出てきたと言い出した。凄い色らしい。
そして、それが梅酒なのか、梅シロップなのか何かわからんと言う。梅の実も入ったままらしい。
 私『えー、怖っ、なんか、日付とか貼ってない?』
 母『ある、1900・・・』
 私『誰が漬けたんだ?』
 母『そりゃ、わたしだよねぇ』
 私『覚えてないの?』
 母『覚えてない』
 私『飲めるのか?』
  母『飲んでみたじゃん。飲めたよ。』

 うーわ、チャレンジャーだなぁ・・・

みんなに何かあったらいかんから、私が代表で飲んでみた。実も食べたら、なんか古臭い味がした。美味しくなかったと・・・

 うーわ、実も食べたんかい!

身体はなんともなかったらしい。
 そして、とにかく今から帰ったら見てほしい。そして、ちょっと飲んでみてほしいみたいな事を言ってくる。

 家に入ると母が
『じゃーん』と言って、瓶が入っているとおもわれるビニール袋をだしてきた。

『うわっ、すっごい色』

ちょっと埃をとって綺麗にしてみた

 おぉ!黒っ!
ん?んん!?

見覚えあるテプラの日付シール

 『あ!これ、私じゃん!』
すぐにピンときた!よみがえる記憶。
 私が、昔梅酒を沢山作って、何年か経っても飲みきれないのを実家で誰か飲まないかなあ?と瓶ごと持ってきたものだ。まだ、あったんかい。

 母よ、漬けたの私じゃん。

母『なんだぁ、あんたかねぇ〜』
私『これは、梅酒だよ』
母『お酒の感じまったくしなかったよ』

わかりづらいですが、中の梅の実

照明が反射して見づらいですが梅の実
入ったまま

27年ものであることが判明!良かった日付け書いておいて。しかも、わたし曜日まで(笑)
 1人目が平成9年の12月生まれなので、妊娠中に黙々と梅酒を漬けたんだね。

そもそも、この27年ものの梅酒を飲んでいいのか?と疑問になり、母とネット検索開始。
 飲んでもいいだろうと、しかし懸念されるのは、実がそのままということ。実は漬けて数ヶ月で出しておくといいようだが、27年も・・・梅酒自体は透明で綺麗で、カビが生えていたりすることもないです。
 車じゃなかったら飲んでみたいと思いました。少し、もらって帰れば良かったな。

母は、じゃあ飲むねと言う。
実はすぐに取り出して捨ててね、飲んで美味しくないとか、おかしいなと思ったら捨てていいからねと言っておいた。

 冬になったらお湯で割って寝る前に飲もうかなと言っていた。

 さて、有識者の方・・・ 

これって、大丈夫なのですかねぇ?

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