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雪のおいしい魔法
この時期になると、うれしい食材が現れてくれます。
普通の野菜なのに魔法がかけられているのです。
冷たい雪の中は…?
その野菜は、「大根」
秋に収穫される大根を全部獲らずに、雪が降る冬の間も土の中で貯蔵します。
だから「雪の下大根」と言います。
冷たい雪の下の大地は、きっとなぜかほっこりと暖かい気がします。
凍土までになるほど寒くはないので、貯蔵にはちょうど良い温度なのでしょう。
昔からの知恵なんだと思います。
かけられた魔法
「雪の下大根」は、甘さが増します。
『新鮮さ』と引き換えに、『甘さ』という魔法がかかるのです。
どちらにも魅力はありますが、雪や寒さの力が大根の糖度を変えるってとても不思議です。
RIEは「雪の下大根」を「魔法をかけられた大根」だと思っています。
「雪の下大根」は普通の大根より皮が少しやわらかです。
葉っぱも全部枯れているのか、つるつるの頭をしています。
今日、スーパーで普通の大根と「雪の下大根」が並んで売られていました。
隣にある、シャキッと新鮮な大根も元気いっぱいでおいしそう。
でもRIEは、やっぱり「雪の下大根」をかごに入れました。
どちらも同じなのに、「雪の下大根」はお値段も3/4です。
魔法のかかった「雪の下大根」なのに安いなんて、なんだか嬉しくなっちゃいます。
3つが4つに
「雪の下大根」は、手に取った時に1/3ずつにして3つのメニューをつくろうと思っていました。
海水温の上昇でずっと獲れなかったイカ。
スーパーでは売られていなかったこの2年、最近少し獲れるようになってきたようで鮮魚コーナーにちょんと並んでいます。
3年ぶりにつくるイカ大根
次はそれだけで大根の美味しさを楽しめる、ふろふき大根
じんわりとした温かみが身体にしみて、気持ちまであったかになります。
最後はお鍋の中のお野菜で、たっぷりと入れることにしています。
そこで終わるはずでしたが…
先日見た「大根の皮のきんぴら」を思い出し、4品もできてしまいます。
いつももったいないなぁと思っていた大根の皮、千切りにしてきんぴらにしたら色白のきれいな姿でちょっぴりほろ苦さもあってとてもおいしい一品になりました。
「雪の下大根」、ぜ~んぶ食べきります!
お・ま・け
「雪の下大根」を使って、出来上がった本日の「イカ大根」と「大根の皮のきんぴら」