愛しき悩みにありがとう
「悩み」というものって、不意打ちのように現れていつの間にかすぐそばに存在していませんか?
昔から『天然』と言われてしまうRIEの場合、気がつくと横に「悩み」という存在がいたりすることが多いです。
ねぇ、どうして君はここに座っているの?
「悩み」はちょっと笑って、黙り込んだままそこにいます。
「いつ来たの?」
「どうしてここに来たの?」
「なぜいるの?」
話しかけてみても、「悩み」は知らんふりして座り続けています。
ふむ。
君はいいから、おうちに帰りなさい
そう言ってこちらから立ち去ろうとすると、「悩み」はふわふわと一緒に着いてくるのです。
そうなると「悩み」はなかなか離れていかないもので…
仕事をしていても、ご飯を食べていても、お風呂に入っていても、
ふわふわふわふわとくっついてきます。
ベッドに入っても「悩み」は頭のあたりにいたり、時には一緒にベッドにもぐりこんできたりします。
ふむ。
別れの時
「悩み」が現れた時は、いつもちょっと困ります。
いつもぴったり寄り添ってくれるのはいいのですが、どちらかというと良い面は少ないわけです。
気にならないわけがないし、いつまでも「悩み」と一緒にいたいとは思わないですよね。
でも「悩み」が現れるたびに分かってくるのは、この「悩み」は自分にとっての「解決するべき課題」だということです。
逃げても着いてくるので、「悩み」が横にいたらまずは一緒に過ごします。
「悩み」がそばにいる理由を知るために…
それから少しずつ「悩み」と向き合って、会話したりもします。
そしてある日、「悩み」はちょっと笑って別れを告げるように煙のように消えていきます。
たくさんの愛おしい「悩みたち」
生きているうちに何度この「悩み」と共に過ごしたか、結構気が遠くなるくらいの数になる気がします。
いろんな色や形や大きさの「悩み」があったと思います。
一度にいくつもの「悩み」がそばにいることも普通にあることです。
このたくさんの「悩み」は、つらさや涙や悲しみを一緒に連れてくることが多いけれど、
向き合って会話する勇気と解決する力と少し前より強くなった自分をお土産に置いていってくれる存在です。
すぐに消える「悩み」も何年も一緒に過ごした「悩み」も、自分にとって必要だから現れてくれるのかな。
今日の出来事
今日もひとつ、RIEのそばにくっついていた「悩み」が微笑んで消えていきました。
がんばったね、って声が聞こえた気がしました。
だから、ありがとう、って答えました。
「悩み」は虹色のしゃぼん玉にちょっと似ている気がします。