パート1

書店に入っても、目につくのは仕事という二文字。
書店に入っても、目につくのは転職という二文字。
気づけば、心に人生という二文字が重くのしかかる。

本を読んで人生が変わるのなら、
私はこんなにも悩んでないと思いながらも
手は気持ちと裏腹にページをめくっていく。

書店の数ページの立ち読みで人生が変わるはずもないのに、私はまたページをめくり必要のない時間を刻んでいる。

迷っているなら動けと人は言うけれど
どう動けばいいのかも分からない人には
なんて声をかけるのだろう。

分からないことが分からない人には
どうやって手を差し伸べるのだろう。

そんな、誰に何を言われたわけではないのに
頭がぐるぐる思考する。

謎の苛立ちは誰に向けたものなのか。
いらない見栄は誰に見せたいものなのか。

時間があれば自問自答
その時間は必要なのか?


「あーまた無駄に時間を使ってる」
そう呟く誰かが今の私には愛おしい。

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