神様に選ばれた嵐
「DVD持ってるし、見たことあるライブを見るのもなー」と思っているそこの、あなたにこそ見てほしい。
ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”
そう、これは、体感型の映画なのだ。
それに開始数秒で気づく、
家でDVDを見るのとは段違いに違うことを。
DVDで見る客観的な視点ではなく、その場に足を運べた人も運べなかった人もまとめて東京ドームに連れて行く、そんな作品。
映画館ならではの音の振動や包囲力、そしてなんと言っても同じものを、同じ温度で見ている沢山のファンの声が画面越しを通り越して、隣に居るかのような熱さを感じさせる。
そこは、映画館じゃなく会場なのだ。
それほどの、音の圧で開始早々引き込まれる。
初めて嵐に触れる人も、もちろんだが、DVDを擦り切れるまで見た人ほど映画館に足を運んでほしい。
DVDがライブを魅せるのであれば、
この作品は、嵐を魅せるものになっていると思う。
良いところだけを繋げているというよりかは、
嵐、1人1人の声を出す予備動作まで捉えている。
他では見れない瞬間が見れるのだ。
だから、変わりゆく映像を見逃さないでほしい
擦り切れるまで見た人だからこそ見つけられるものが沢山あると思う。
嵐が休止して、もうすぐ一年。
5人が並んで踊ってるだけでもグッとくるものがあるけれど、嵐がなぜ休止を選んだのかこのライブを見るだけで感じることが出来るんじゃないかと。
別に何かを語る訳じゃないし、涙涙のライブでもないんだけど、ただ5人が笑ってエンターテイメントの真ん中を走っている。
だから、これを機にエンターテイメントど真ん中を体感してほしい。
それと、急にこんなことを言うと変かもしれないけど見てて私は思ったんだ。
「あ、この人達は神様に選ばれた人なんだ。」と
それぐらい、5人でいるときの威力は桁違いで、なのに何故か少し親近感を漂わせている嵐は無敵なんだと思う。
だから、3300円と映画にしては高いが
ライブにしては安いのでその熱を体感してほしい。
私は、嵐がいる世界線にいる自分が少しだけ誇らしくなった。理由なんて無いけれど、そこに嵐が存在していたとうい事実が嬉しかったんだ。