舞い続ける桜たち〜滝沢歌舞伎ZERO FINAL〜
「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」が昨夜、
終演を迎えました。
今もまだ余韻に浸っていて、瞼の裏に残る皆の顔を思い出しては涙がこぼれそうになります。
私はデビュー年からのSnow Manファンなので、
初めての滝沢歌舞伎は
「滝沢歌舞伎2020 The Movie」でした。
それより前から
長いことジャニオタではありましたが、
私は「SHOCK」系譜(系譜?笑)だったので、滝沢歌舞伎とはなかなか交わることがなくて。
(IMPACTorsの椿くんや松井くんも、滝沢歌舞伎ではなく、SHOCKから知りました)
Snow Manを好きになり、
彼らのことを色々と調べていくと、
どうやっても
“土台”や“転機”として出てくる「滝沢歌舞伎」。
彼らにとって本当に大切な作品であり、この作品がなかったら、今の彼らはいないのかもしれないと、何度も強く感じました。
私自身、滝沢くんや滝沢歌舞伎という“舞台そのもの”への思い入れは、さほど強くありません。
でも「大好きなSnow Manが大切にしているものを私も大切にしたい」そんな気持ちでした。
2020年の映画を皮切りに、
2021年と2022年にそれぞれ1度ずつ観劇させていただき、今年、FINALを迎えました。
2022年のときに滝沢くんが
「来年はアジアで公演がしたい。演舞場だけでなく、もっと大きい会場でやりたい」と明言していたことをよく覚えていて。
個人的には、
「Snow Man9人で主演を務める滝沢歌舞伎は2023年が最後で、その後は何人かが引き続き出たりしつつ、少しずつまた後輩たちに継承していくのかな」と思っていました。
でも、予想もしていなかった滝沢くんの退社。
メンバーのブログなどでも「滝沢くん」の名前が一切出てこない辺り、あまり良い辞め方をしていないのかもしれない。
滝沢歌舞伎ZERO、そしてSnow Manはどうなるんだろう…。
と、悶々とした気持ちを密かに抱える日々でした。
しかしその後、
スノラボのオーラスで「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」の上演が発表され、
2023年2月に記者会見が行われました。
「今年の上演すら叶わないかもしれなかった。それでもたくさんの人達と協議を重ね、“FINAL”という形で最後にもう1度、上演できることが決まった」(ニュアンス)
この事実だけでももう、泣きそうになってしまって。
例え名前を冠した張本人がいなくなっても、
中途半端な形で終わりにしたくないと、責任を全て背負って“自分達でけじめをつけよう”“自分達で幕を降ろそう”と決意したSnow Manが、
最高に強くてかっこいいと思いました。
そして、「最後だから多くの人に見てもらいたい」と、映画館での生中継を行ってくれたこと。
本当に本当に感謝しています。
新橋演舞場は、もうSnow Manには小さすぎる箱になってしまった昨今。
私を含めライビュに救われたSnow Manファン、滝沢歌舞伎ファンは本当に沢山いると思うので。
誰が「やろう!」って提案してくれたんだろう。
本当にありがとうございました。
生での観劇は叶わなかったものの、
ライビュは千穐楽を含め、5回観に行きました。
同じ年の滝沢歌舞伎を複数回見ることが初めてで、それだけで発見があったし、
何回観ても(観ているだけなのに)体力を削られ、そして、最高に楽しかったです。
舞台本編については、私的ライビュ初日を受けての感想をツリーに繋げていたので、
その1番最初のツイートをここに貼っておきたいと思います。
これ以降は、千穐楽のお話です。
こちらにも、時々自分のツイートを貼り付けます。
私は「組曲」「花鳥風月」といった、本人達が(歌わずに)身体だけ・ダンスだけで表現する姿が大好きで。
他の公演も勿論いつでも全力のパフォーマンスだったけれど、
やはり千穐楽は、無意識であっても気持ちが乗ったんだろうな。
9人とも本当に気迫がすごかったです。
私は目黒担なので、主に目黒くんを見ていたのですが、
全てを無にして開放して、魂を込めて全力で踊る目黒くん、本当に本当にかっこよかったです。
そして、
五条大橋での、傘のパフォーマンスの後。
もう、橋に上がっていく前の時点で、時々目を押さえるくらいに激しく泣いていて。
しかも、いつも橋の上から真っ直ぐで指さしてくれていたしょっぴーくんもめちゃくちゃ泣いてて。
泣きながら衣装を脱ぎ、足を叩き、決心した表情で橋へ駆け上っていくめめを見て、こちらもポロポロ泣いてしまいました。
その後、最後に橋を上がっていくラウちゃんもこれまたすごく泣いていて、刺さる刺さる…。
橋の上で雨が止み、
9人が向かい合って円になるシーン。
千穐楽は、背中を抱いて円陣を組んでいました。
9人が1つになっている瞬間、だったな。
橋の上でしばらく静止するシーンでは、
めめラウとしょっぴーくんが分かりやすく泣いていて、佐久間くんやこーじくんも泣いている印象でした。
しょっぴーくんが俯いて目元に手を当てている瞬間があり、
(少なくともデビュー後は)泣いている姿を見たことがなかったので、本当にグッと来てしまいました…。
五条大橋は、
最後に9人が全員が牛若丸になる訳ですが(多分)、その意味をずっと考えていました。
この前の「それスノ」で岩本くんが言っていた「9であり1であり」という言葉。
滝沢歌舞伎ZEROの主演はSnow Manでした。
9人それぞれが主演であり、Snow Manというグループそのものが主演。
9人が1人の牛若丸であり、9人全員がそれぞれ牛若丸である、
そんな風に私は感じました。
そしてもう1つ。
五条大橋は毎回、
Snow Manの禊とか、通過儀礼だと思って見ていました。
子供が大人になるための儀式として、バンジージャンプをする風習がある国ってありますよね。
まさにそれです。
10代の頃から10年以上もこの舞台に経ち続けたメンバー、この舞台で人生が変わった・変えてもらった9人が、滝沢歌舞伎を卒業し、しっかりと次のステージへ進むための、儀式。
過去のエピソード(滝沢歌舞伎に参加した順に橋に上がるとか)を織り交ぜ、自分達で過去を思い出しながら、
雨に打たれ、回る橋に振り回されながら、
自分達の心に区切りつけようとしたんじゃないかな。と。
真相は分からないし、多分明かされることもないと思いますが。
私はそう思って見ていました。
みんなの顔、忘れられないな。
「WITH LOVE」のソロパートは、泣きながらであってもちゃんと歌いきった9人がすごいなぁと思ったのですが、
1番振り絞るような声で歌ったラウちゃんに刺激されたのか、
みんなで歌う最後の「ラスサビ」という事実に感極まったのか、
泣いてしまうメンバー続出で。
私もハンカチが手放せないほど泣きながら、でもメンバーの顔をしっかり目に焼き付けたいと思って、スクリーンを凝視していました。
そして、本当に最後の「LOVE」
ラウちゃんなんかも、ちょっと涙が引っ込んだかと思ったらまた泣いてて。
ずっともう、赤ちゃんみたいに顔をグシャグシャにして、「終わってほしくないよ〜淋しいよ〜」っていう声が聞こえてきそうな顔で泣くので、
こっちまた泣いちゃうっていう。
いっつも遊んでるなべラウだけど、そんなラウちゃんを見てしょっぴーくんもまた泣いちゃうし。
そんな中での、こーじくん。
最後までこーじくんを全うしてて、本当に最高でした。ありがとうね。本当に。
大千穐楽の小判ガチャは、やっぱり岩本くん。
「春の踊りはよ〜いやさ〜!」
で、幕を降ろしたのでした。
Snow Manはもちろん、他のキャストさん、スタッフさん、滝沢歌舞伎に携わる方全員が、
悔いなく幕を降ろすことができたかな。
個人的にはオタクの気持ちなんかどうでもよくて、
出演していた皆さん、舞台を作り上げてきた皆さんが、晴れやかな気持ちで幕を降ろせていることを切に願います。
そして、滝沢くんがどこかで見届けてくれていたらいいな。
さて。
Snow Manさん達は
涙涙で幕を降ろした千穐楽の翌日から
爆速でアルバムのプロモとドームツアーの準備に入る訳で……。
社畜過ぎる…休ませてあげて……と、すごく思っていたのですが、
逆に今は次が決まっていた方が良いのかもと、思ったりもしています。
これで次の仕事がしばらくなかったら、燃え尽きちゃいそうで。
もちろん身体のことを考えたら少しでも休ませてあげてほしいのだけれど、
メンタル的には、
今日もまた9人で会って、歌って踊って。
まさに“舞い続ける”方が、
彼らには合っているのかもしれない。
1ヶ月の舞台を終えた
今日のSnow Manが披露する「あいことば」と「slow…」が、私はとてもとても楽しみです。
浮腫ーマンでもいいよ。
それはそれで愛おしいです。
私はSnow Manの、人間離れした体力と強靭な精神力を持ちながらも人間臭いところが大好きなので。
これからも舞い続けるSnow Manを、
自分のペースで見守り続けたい。
改めて、強くそう思いました。
ありがとう。滝沢歌舞伎。
WITH LOVE