電車の中でお酒飲む人こわくないか

今日、歯医者に行ってきた。
その帰りの電車内、発車してすぐ缶を開ける音が聞こえた。時間は20時を回る頃だった。
吊り革を持つ私のほぼ正面、座席に座るサラリーマン風のおじさん(私は見た目で人の年齢を予測できないので敢えておじさんとだけ表記する)がタオルで巻いてパッケージの見えない缶を開けて飲み始めた。
おそらくはアルコールだろう。

いやだな、と思った。

ふと、なぜ電車の中での飲酒をいやだと感じるのかを考えてみた。

まずは自分の感情。
いやだ、という漠然とした気持ちを掘り下げてみた。
怖い7.5割不快2.5割だと思った。

今度は怖いを掘り下げてみた。
一つ目に、酔っ払い=怖い、危ないというイメージがある。
別に友達に汚い酔い方をする人はいないけれど、他人はどんな酔い方をするかなんてわからない。
街中では時々酔っ払った人がおかしなことをしていることがある。
酔っ払った若者がガルバの客引きの女の子に絡んで何かを失敗したのか殴りかかろうとして連れに止められるという姿を目撃したことがある。
私の周りの酒好きは明るく陽気になって楽しくなっちゃう人ばかりだけど、世の中にはやべえ酔っ払いもいることを知っている。

二つ目に、電車で飲む行為自体が怖い、と思った。
人には自制心があると思っていて、例えば電車の中での飲食って基本的にはあまりよしとはされていない。なんていうか、あまりこの言葉は使いたくないけど、マナー違反的な。
蓋付きのボトルのドリンクを飲んでカバンにしまう、ならわかる。水分はとった方がいいんだから。
でも缶はさ、違うじゃん、危ないじゃん、と思うのだ。
アレ蓋ないから手に持っとくしかないじゃん。
きっと仕事帰りで疲れてるだろうにそこにアルコール入れたら人によっては寝るじゃん。寝たら手から離れるじゃん。落として溢れるじゃん。
ていうか電車の中でお酒飲んじゃう自制心のなさなんだから酔ったらさらに自制心無くすかもじゃん。
俺はそんなことしないとか思ってるかもしれんけどこっちはそんなん知らんじゃん。
何が起こるか分からないパンドラの箱がそこにいるって感じじゃん。

で、なんで電車はNOで新幹線なら良いのかも考えてみた。
新幹線はそもそも飲食がOK。車内販売もあるし新幹線で食べてねって感じで駅弁も売ってる。
お弁当を置ける台があって飲み物が置ける窪みもある。
あの窪みはペットボトルも意外と倒れない。
そう、置けるの。簡易テーブルがあるの。
だから考えるまでもないのね、電車には無いんだから。
少なくとも座席指定のない電車にあるイメージはないの。
しかも私が今日乗ってたのは壁に沿って座席があるごく一般の電車だからもちろん簡易テーブルなんて無いの。
なんてったって私自身その人の斜め前の吊り革を持っていたんだし。

そして2.5割の気持ち、不快感。
これは仕方ねえ。私が酒を飲まないからだ。
人生において飲まないとやってらんねえという感情に至ったことがないからだ。
だって下戸なんだもん。酒に溺れる前にゲロに溺れるわ。
だから私の場合はやってらんねえ時甘いものを食べてしまう。主にケーキ。
これにより一年で10kg太ったことがあった。
自分はここまで太れるポテンシャルがあるんだと感動さえした。
だから酒の量についての文句は言えない。
でも私は室内で食べてた。移動中にはケーキは食べなかったしシュークリーム片手に歩いたこともない。
テイクアウトしかできないお店のミルフィーユだって広場のスペースに座って食べた。
電車の中では食べたことない。
仕事中につまめることを考えるとアルコール側からのご意見もあるかもしれないけど私の勝手で無視することにする。
だってタイミングは確認するし周りとシェアとかするしそもそも顔も知らない他人じゃないもーん!
恐怖の方でも書いたけどどんな人か知らない人が飲んだからどうなるか分からないアルコールを本来お酒を飲んでもいいよ的な場ではないところで飲んでいることが不快なのだ。
そうなると恐怖と不快は割合で表せられなくなりベン図で表すべきなのかもしれないけれど。

長々と文句を垂れ流したけど要するに周りはご事情知らないので車内で酒飲んでることわからないように上手くやってくれよってこと。
事故物件と一緒だから。知らなきゃ怖くないけど知ったら怖いってことだから。
そんな感じ。

せめて改札を出るまでは我慢してくれよ。そのお酒だって新宿じゃなくて降車駅のコンビニやスーパーで買えばよかろう。
あとおじさん、風俗かキャバクラの総合サイトにアクセスしてるのも丸見えでした。


自制心!!!!!

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