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Photo by
mitei_narico
過去と未来を上手に重ねられたら。
昔の記憶ばかりが邪魔をして、
今を生きる足枷になっている。
そろそろ昔のように覚醒しないとなのに、
弱さが邪魔をする。
消えかけた記憶にすら抗うことができない自分が
たまらなく辛い。
楽しい記憶で上書きしても、
ふと影を出すから、どうにか払拭できないかと
思うのだけれどそれもまた倒されてしまう。
この記憶はいつになったら、
なくなってくれるのかな。
輝ける自分は、
どこにあるんだろう。
心が大きくなっていっても、
キャパは小さいまま。
この記憶は上書きされていても、
また端っこの隙間から溢れ出す感情は、
どこにはけばいいんだろう。
そう考えているうちに、
日々は過ぎていく。
身も心も立派になれたら、
この世界はきっと晴れやかになるんだろうな。
大人になりきれない大人は、
ただただ見窄らしい心を持って、
日々を生きていく。
たくさんの華やかなものに彩られた世界を見るたびに、
心が余計に狭くなる。
これからもこの日々を生きていくことは、
もう嫌だから、
着飾る自分ごと愛せるように、
身も心も着飾って胸を張って生きていこう。
その鎧ごと愛せる自分になれるように。