骨董屋カイトリ紀行 #1
僕は骨董商だ。
弊社では古いモノの買取業務を行なっている。
たまに、買取らせていただいたモノ達の紹介を行っていこうと思う。
※I市のMさま、ありがとうございました。
レトロなランプシェード
ちょっとレトロ感が弱いけど、ホーローのシェード。
昭和4,50年代といったところだろうか。
メーカーシールが残っていると、その判別が行いやすいのだが…
ダイニングにて2つ使用されていた。
この写真でもわかる破損箇所もあり、使えるモノであるか?の不安は少しある。
ピラミッドブロック
木製の積み木。
一体何年間「ピラミッド」の形を保っていたのだろうかと思うとドキドキする。
この時代の木製玩具は木材がよく、肌触りが良い。
今回はブナ(ビーチ)材。
たまに、楢(オーク)材にて作られたモノもある。
集成材ではなく、当然無垢材。
現代では考えられない。現行品と比べて古いモノの良さを知る。これも古いモノの楽しみ方の1つだ。
金属製の花瓶
左は亜鉛合金に塗装を施したモノ。(比較的安価)
右は山形の銅町、「雅山工房」の三代目・恵久によるモノだった。
この仕事をしてはや10年、山形銅町製の花瓶は一眼でわかる。
特徴のあるモダンな形状、発色の良いまだら模様。
出来がいい、完成されたフォルムと作雪だ。
いずれも玄関先で造花を生けて使用されていた。
ラジオ(SONY ICF-5500)
スカイセンサー、その初号機。
SONYのHPでもスカイセンサーの沿革は目にできる。
デザインが秀逸で、とにかくオトコノコ心をくすぐる。
残念ながら電池を入れたままで保管されていたので液漏れと腐食が発生していた…
機能は大丈夫だろうか。
今日の「これは!!」
戸袋の奥の奥に、大事そうに収められていた。
まさか鉄人28号の有線のラジコンとか、ブリキだったりして…!
(だとしたら数百万だ。)
いざご開帳・・・。
開けてみると中身は「鉄人の漫画」だった。この時点で少しがっかり。
(勝手ですね)
しかも昭和40年代のモノ。つまり鉄人28号人気最後期。
どんなキャラクターもそうだが、人気が出てからの販売物というのは、個体数が比較的多く出回っているため、あまり高価でやり取りされるモノではない。
とはいえ、やはりお宝であることには違いない。
以上、本日のカイトリは大体コンナカンジ。
重ねてではありますが、Mさま、本日はありがとうございました。
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