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その女、ジルバ

『俺の家の話』の一話目を見た。親の介護がテーマのひとつなのだが、この主人公のセリフで大きな違和感が・・・

ケアマネージャー:介護保険サービスは国民の権利なんです。決して恥ずかしいことじゃないんですよ

主人公:いや、結構です。家族でやるって決めたんで

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そして、主人公が親のお風呂の介助するシーンでの一コマも然り。今のご時世にそぐわないシーンが散りばめられており、今の介護現場を取材せずにシナリオを書いたのではないかと思わざる負えない仕上がりにガッカリした次第である。『俺の家の話』に反して今のご時世に合った作品が『この女、ジルバ』である。

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あらすじ:大手百貨店の倉庫で働く新(池脇千鶴)は、リストラで左遷され夢も希望もない毎日を送る。 しかし、伝説のママ・ジルバの店と出合ったことをきっかけに、人生が大きく変わっていく

このジルバの店に在籍するホステスは40代以上であり、70代のおばあちゃんまでいる。この登場人物の面々が皆、明るくて人生を謳歌している。そしてコメディドラマとして振り切っているが、ちゃんと今のご時世の問題を取り入れてストーリーを仕上げているので見応えがある。

このジルバの店を見ていて思い出したお店がある。『ドキュメント72時間「歌舞伎町 さよなら人情キャバレー」』のキャバレー『ロータリー』である。支配人や働いている人たちやお客さんの楽しそうな姿が目に焼き付く。そして下記のドキュメンタリーも必見⭐⭐⭐

こういう老舗のお店がなくなっていくのは悲しい

日々観た映画の感想を綴っております。お勧めの作品のみ紹介していこうと思っております。