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初めて知った「江戸猫」の可愛さ
図書館に行ったとき出会った「江戸猫」
猫の文字にひかれ、ぱらぱらと
「やばっめっちゃかわいいやん」
早速借りて家でじっくりニヤニヤしながらずっと眺めてた
noteに載せようと思い調べてたら
めちゃくちゃ有名人でした。。
知らぬとは損しますね
今、知れたから上出来とします。
浮世絵に興味がない でも猫は好き
そんな人に一回見てほしい
可愛いんです
200年くらい前に書かれた猫さんを
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吾輩は窓から何を見る?田んぼの中の一本道を西の一から帰る行列を眺めているのです。明け方、まだ暗いので地上の行列はシルエットになっています。屏風の陰からミニ熊手のかんざしが見えています。窓の腰壁にふくら雀がさえずり、雪化粧の富士に雁が飛ぶ寒い朝です。
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まさに江戸のシャレ心がいっぱい詰まった作品といえるでしょう。猫好きの国芳が水を得た魚のように自由に楽しみながら描いています。いわゆる「嵌め絵」(はめえ)といわれるもので、ほかにも作例はありますが国芳ほどにこの形式を使って優れた作品をかず多く描いた浮世絵師は、ほかにはいないでしょう。
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「猫の世界」といいながら浮世絵師たいあは当時の庶民の様々を描いているのです。
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単なる猫のおもちゃ絵と軽んじるなかれ。当時の情報がいっぱい詰まっているのです。江戸の町には様々な商人(あきんど)がきます。さあ、探してみてください。
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芳年の作品にしては、晩年特有の病的なところが感じられない、たいへん健康的な作品となっています。また、「うるさそう」とはいいながら娘も猫も心地よさそうで、私たちの目から見ると、ただただ微笑ましく、好ましい仲良しの娘と猫です。
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東海道五十三次の岡崎宿で化け猫に出会う場面。深夜に行燈の油をピチャピチャとなめ、十二単を着た化け猫の老婆がお歯黒をつけています。御簾(ミス)を被って大猫が顔を出し、尾が二つに裂けた猫又が手ぬぐいを頭に被って猫踊り。アア恐ろしや~。三代目尾上菊五郎が化け猫に扮する歌舞伎【梅初春五十三駅】の舞台です。
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最後に
個人的に「ねことじいちゃん」ねこまきさんの漫画とか、くるねこ大和さんの漫画が好きで、その猫のふぉわっとしたフォルムに浮世絵の猫さんも相通ずるものがあるなと思いました。猫を愛する人が描く猫さんたちは見ているだけでも抱きしめたくなる可愛さがある。今も昔も猫の可愛さは普遍なんだなとおもった。