休日詩人『Surrender flag』
どうしたって、どう足掻いたって
そっぽ向いたって、突っぱねたって
最後の最後は
互いの袖を引っ張り合って笑い合う
好みが違って、食べたいものが違ったって
趣味が違って、欲しいものが違ったって
最後の最後は
同じものにワクワクしながら歩いてる
変化球を投げ合って捕り損ねていたって
一方通行の紙ひこうきを飛ばして
返事がないと嘆いていたって
最後の最後は
同じ月を見上げて思い出し合ってる
たとえて云うなら
あなたにとってのわたしのように
わたしにとってのあなたのように
どうしたって、どう足掻いたって
そっぽ向いたって、突っぱねたって
最後の最後は
その繋がりに降伏するのが愛なのだ