実家の街場の古民家をどう活用するか
日本の至る所に空き家が生まれている。
街の中もしかり。
後継ぎという考え方が当たり前ではなくなり、子どもが家を出て独立するようになると、親の家はいずれは空き家となる。
私の実家も子供がわたし一人しかいないため、後に住むという人もない。売ってしまえばそれが簡単なのだけれど、私の実家は地方都市の駅から徒歩7〜8分で、車なしでは生活のできない地方において希少な場所にあるため、売るには惜しい気がする。
そんなわけでの前回の記事の耐震診断。
市が昭和48年以前に建てた木造家屋の耐震診断を無料で行ってくれる。
その結果は案の定今の耐震基準をクリアできない。
そもそもほとんどの木造はそう言った結果になるのだそう。
私はそれでも、親が残してくれたいくばくかなお金をここに使おうと決めた。昨年末逝去した母が最後まで実家のことを心配していた。
「売らないから安心して」が私が伝えた言葉である。
そう決心してから、どうしたいのかを考え始めた。
人に貸す、カフェにするくらいなことが考えつく簡単なことだけど、住みながらカフェをやってくれる人はないか?人の出入りする場にしたい。地域に開いた場所にしたいと、雲を掴むような話を郷里の友達を始めいろんな人に話すことにした。
続く