感情移入型の私が、フランス映画を観て玉砕した話。
玉砕した。
フランス映画の登場人物たちは私にはさっぱり理解できなかった。
なんで玉砕したのか考察してみた結果、今回はちょっと長くなってしまったので、以下三本仕立てで進みます。
-フランス映画と闘う-
ステイホームということで、前々から興味があったフランス映画「アメリ」と「タイピスト!」を観てみた。
こういう時間を持てるのが、おうち時間の醍醐味だなぁと思う。
私にとって、憧れいっぱいだったフランス映画はとてつもなく難しいものだった。
終始眉をひそめながら鑑賞した。私が鑑賞中に一番強く感じたこと。
主人公の感情が、全く理解できない。
「アメリ」のアメリも、「タイピスト!」のローズも、年齢は20代前半から半ば。
どちらの作品も、ラブコメディで特別難しいわけではない。
主人公は2人とも同世代だし、ストーリー展開も難しくはない。
でも、私にはさっぱりわからかった。
アメリがなぜ恋に落ちたのか、ローズがなぜ急に怒り始め、泣いているのか。
なぜ、なぜ、なぜ…で頭がいっぱいになってしまった。
「いや、そこは怒るところじゃなくて泣くところでしょ!!」
と、終始頭の中でツッコミを入れる。それどころか、映画の途中でも府に落ちないことがある度に、動画のレビューや解説を見る。
もちろん全然進まない。
あれ、私、主人公と一体化しようとしてる…??
その時初めて気がついた。
完全に映画に入り込む。
↓
物語の主人公を自分に置き換える。
↓
主人公は私かもしれない。
↓
私はそんなことしない!
なんで?主人公なにしてんの?
↓
納得いくまで
主人公の行動について調べる。
(以下無限ループ)
物語の主人公はもちろん私ではないから、なんで?だらけだし、異文化だとなおのこと。最後の調べるの過程がめちゃめちゃ時間がかかって厄介…
そこまで気づいたら素直に物語を楽しめばいいのに、納得できないと先に進めないタイプなので、とりあえずフランス人の性格について少し調べてみた。
-ど真ん中ストレートのフランス人-
論文とか文献とか調べたけど、良い感じに纏まってるものは見たあたらず…
ただ、フランス人はこういう人たちらしい。
①相手が誰でも気分を隠すことなく表現する。
②主張は曲げない。議論自体が好き。
③根にもたない。
④やたらニコニコ愛想を振りまいたりしない。
要するに、楽しい時は楽しい!!嫌な時は嫌!!をめちゃめちゃ素直に表現するということ。
あぁ、私もそんなふうに喜怒哀楽を形にできたらな、と思った。
フランス人は強い。
今の私には全然真似できないけど。
-でもやっぱりフランス映画が好き-
フランス人の感情表現は、私には共感しがたいものだった。映画鑑賞中に主人公になりきる私にとっては致命的。
でも、フランス映画の登場人物は、みんなとてつもなく可愛いワンピースを来ているし、
とてつもなくかっこいいスーツを着ている。
それだけではなくて、メイク、家のインテリア、道ゆく車、街並み。
全てが可愛くて、視覚的なわくわくが止まらなかった。小旅行に来たみたい。
観終わった後、なんかよくわかんなかったけど、可愛くてハッピーだなって思えた2本だった。好き。
感覚で映画を楽しむことを少しだけ覚えられた気がした、闘いだった。。
No.3- 感情移入型の私が、フランス映画を観て玉砕した話。
おまけ
休日や平日夜に映画を見ては備忘録として感想を書いてるので、こちらも覗いてみてもらえると嬉しいです。
こうやって、何かの感想を書こうとすると何も言葉が出てこない。(このnoteは下書きで1ヶ月眠ってた…)
人に見てもらう形にするの、難しいなぁ〜。
noteで言葉にする中で、少しずつでも、
人に上手に想いを伝えられるようになりたい。