【シャドバ2Pick】アディショナル全カードざっくり解説・評価【Shadowverse シャドウバース】
こんにちは、ソー(@SopuranoSo)です。
大型大会のRAGEが終わり早4日、アディショナルカード追加の季節がやってきました。あまりのスピード感に全てのカードを知らない方も多いと思います。
そこで今回は本日追加のアディショナルカードを一纏めに紹介、2Pick視点での評価をしていきたいと思います。2Pickをやっていない方も能力の確認としてこのnoteをご利用ください。
※新カード画像は全てShadowverse 公式アカウントTwitterより引用しております。
目次に★のマークの付いたカードは今期イチオシのカードです。
エルフ
《生命の創生樹・ユグドラシル》
《ワンダーツリー》のような効果を持った0コストスペルが加わる無料進化持ちの汎用フォロワーです。
今期の2Pickエルフはプレイ回数関連に強力なカードの多く、0コストスペルは非常に優秀。
このスペルを抱えて《領域のルナール》に繋げるプレイはこれから頻出すると思われます。
同様に0コストを手札に加えられる《花束の妖精》とは進化の取り合いになってしまっている点だけは残念
《妖精の貴公子》
エルフ版アンサージュといった能力。
あちらはコストが高くネクロマンス6を使う代わりに必殺が付与されていましたが、こちらは低コストかつデフォルトで突進持ちである点がメリットです。
進化軸が推されているクラスではあるものの5回は必ず達成できるラインではないので優先度は低いカードと言っていいでしょう。
ロイヤル
《ブレイズフレア・マーズ》
進化時に『デッキ内の兵士が20体以上なら』プレイした兵士に+1/+1の補正と突進を付与するアミュレットを場に出します。
Rumoiプロの仰る通りでロイヤルの避けたい行動である
・ 安易な進化を切る
→相手の恩寵を許したり、銃士の誓いのエンハンス効果の条件が満たせない
・ 場を埋めて連携が稼げなくなる
・ 3コストタワー
これらを全て満たしてしまっています。既存のデッキタイプでは採用は難しいでしょう。
更に2Pickでは『そもそも条件を達成できない』という致命的な欠点があります。
30枚のデッキで4枚はニュートラルです。マーズを採用する前提ならば25枚のうち少なくとも20枚は兵士にするという条件はあまりにも無謀でしょう。
そこまでしても進化ターンまでにデッキの兵士を引いたら発動しなくなりますから2Pickでは大人しく3/2/3必殺と考えるのがいいでしょう。場に出せるだけで素晴らしい。
《ノーブルガーディアン》
『凌ぎおじ』の愛称で呼ばれる《フロントガードジェネラル》を場に出します。対応する呼称を付けるなら凌ぎおばs凌ぎお姉さんといったところでしょうか。
計4体の守護の突破は令和の2Pick環境でも容易ではないため、進化を使用しないプレイも行いやすい1枚と言えます。進化を使わなくてもいい点は《銃士の誓い》、場持ちの良い点は《戴冠の儀》、連携も4進むためルパンやエリカのサポートにもなっているというロイヤルらしい優秀なカードだと評価しています
体力スタッツの関係上《ブーメランシスター》が天敵となります。
逆に言えば今期はそれくらいしか多面消滅はないと捉えることもできます。
ウィッチ
《アストラルシャーマン・ライリー》
消費したスタックに応じて追加で効果が発動します。
2Pickにおけるスタックの消費数ですが、1は余裕で達成7は意識して狙える範囲ではあるもののやや難しいといった印象(筆者の体感)。
同じ条件を要求するカードに《スペリオルコントラクター》がいますが、こちらは疾走フォロワーを場に出すうえ、土を生成する能力が付いていることからウィッチと相性がよく、ライリーよりも優先されるシーンは多いと考えられます。
★《リミットスペル・バーゼント》
ファンファーレのスペルサーチ、進化することで毎ターン《オニオン軍団》が実質疾走として運用できます。
2Pickにおいてアディショナルトップクラスのパワーカード。《オニオン軍団》の攻撃時スペルブーストで《チャクラムウィザード》でなんとか回していた高コストスペルも一気に使いやすくなります。
特に《願望の実現》《ウーシンマスター・クオン》《クロノウィッチ》の3枚は最大限の能力を発揮しやすくなりました。
スペルブーストのないデッキだっとしても毎ターンの疾走生成はバーンを駆使するウィッチに取っては大きいので、かなりの優先カードになりそうです。
ネクロマンサー
《ヴァイスソウルハンター》
2Pickでは《魂の岐路・ラカンドウラ》のサーチを目指さない限りは積極的に葬送を狙うことはないので、破壊効果がメインとなります。
優秀な効果ではありますがここから他のコンボに繋がるカードではないため、便利枠としてのピックに留まるかなと思います。
《亡き街の大幽霊》
場にいるすべてのフォロワーと相手のプレイしたフォロワーをゴーストに変える干渉力の高いフォロワー。次のターンにこのフォロワーが攻撃できることから実質的なフィニッシャー枠といえる。
《寒冷の死霊術師》とのコンボ先としてデザインされてはいるものの、強みであるスタッツが下がってしまうため2Pickではイマイチ。
《ケルヌンノス》であれば葬送とリアニメイトを同時にできるためかなり強力なコンボといえるでしょう。
現環境の2Pickが10ターン目まで行きにくいことを考えると優先度は低そうなものの、様々なカードの登場でゲームのレンジが変わる可能性もあるため未知数な1枚。
自身のフォロワーもゴーストに変えてしまうため相手の攻撃から身を守る手段がない点には注意。
そのためこのカードのケアには、相手リーダーの体力を削るというのも有効ということは覚えておきたいところ。
ドラゴン
《黒白の乱舞・ノール&ブラン》
疾走持ちフォロワーかつ10PPで自動進化し、耐性持ちの守護となります。
10PP以外で出した時は進化を除去に回しながら打点にできる《ブルータルドラゴニュート》の方が優秀な印象を受けます。
10PPで出した場合も、5コス4点疾走にやや物足りなさがあり、後述する《永久の盾・シオン》と比べると不安の残る耐性なので個人的にはあまり優先しないカードになりそうだと思います。
《竜頭のスレイヤー》
あらゆるダメージを1にする能力があり、バフシナジーと組み合わせたいカード。
進化時の体力スタッツが+2してくれるお陰でバフ前に来たとしても運用は可能で、進化時効果も付いていることから使いやすい。
環境がネメシス上位であることが向かい風ではあるものの、汎用性の高さとドラゴンのピック方針に合っているカードだと思います。
ヴァンパイア
自身のファンファーレとラストワードにより大きく相手リーダーを削ることができます。
今期のヴァンパイアがアグロで7.8ターン目に倒し切るのが目標なのでこのカードのコストは噛み合っていないのですが、今後くる進化軸のヴァンパイアには相性がいいため、来期に期待です
《デビルガーディアン》
1ターンに1枚で3回進化できる進化ヴァンプの救世主。
渇望状態でのプレイが強力なのは勿論、そうでない場合も《デーモン》と《ソウルミニデビル》のおかげで最低限の盤面干渉とリーダーへの圧力があるのは嬉しい。
とはいえ、ヴァンパイアには《紅の仁義》という進化5回で発動する強力なスペルがあるので極力渇望状態を狙いたい。
今期のヴァンパイアには合わないかもしれませんが今後の進化軸ピックに期待が持てる嬉しい1枚です。
ビショップ
《金剛の拳聖》
消滅(物理)。交戦時能力なので相手からの攻撃も通しません。
今期ビショップはアミュレットを軸に戦うので、初手にこのカードを持つことでかなりのコストダウンが期待できます。
しかしフォロワーに攻撃しないと発動しないので、効果を活かすとリーダーを削れないジレンマが発生します。
体力5というのも対策がないわけじゃない微妙なラインなのでピックするかどうかはかなり悩ましいカードだと思いました。
《淀みの神父》 ※訂正あり
結晶効果と本体効果で若干の能力の違いがあるフォロワー。
最大の特徴はEP優位によるカウント加速が2である点。つまり後攻3ターン目に結晶で置くと4ターン目に場に出る。
今までのビショップは後攻3ターン目に合わせられるアミュレットフォロワーが居なかったので《ペガサスナイト》に間に合うという3ターン目に置けるカードはかなり貴重。
本体効果の補償もあるため、最優先カードでは無いもののいつでも活躍してくれる汎用性の高いカードだと思いました。
(5/19訂正)
《淀みの神父》のカウント加速効果はファンファーレです。最速で開くのは後攻4ターンにプレイし5ターン目になります。後攻3ターン目のプレイは6ターン目開くことになります。
しかし後手4置きが正解かというと必ずしもそうでは無い点には注意してもらいたいです。
何故ならビショップの攻めやカウントダウンは6ターン目に揃いやすくなっています。
例えば《パラディンパンダ》の結晶・《詠唱・白鷲の洗礼》の4コス2カウント組、《ユニコーンウォーリアー》《千泊百面ノ邪神》などが挙げられます
加えて後攻の4ターン目は相手の攻撃を返すタイミングであり、2PP結晶に払えるかどうか怪しいところという点もあります。
6ターン目の攻め方で言えば本体出しでラストワードを付けるという選択肢もあるため、非常に分岐の多いカードと言えます。
ネメシス
★《永久の盾・シオン》
強力な耐性が複数ついており体力も高いため、2Pickではかなり厄介なフォロワーとなりそうです。
特にネメシスミラーでは《ジェットパックガンナー》も《宿願の二刀》による必殺の守護外しも効かないため、対ネメシスにおいても非常に優れた1枚になりそうです。
《セレスティアルアーティファクト》
強力なAFサーチと破壊された種類数に応じたダメージ能力を持ちますが、2Pickでは《無情の侵食》による3種類の破壊が主となるため構築ほどのダメージは期待しにくいです。
サーチ能力に関しても狙いたいカードは金虹枠となるので、2Pickでの評価は低いカードとになりそうです。
ニュートラル
グランスエンジェル
初めて登場した直接召喚を防ぐカード。
直接召喚のカードがあるかどうかは2Pickでは判断が難しく、評価が難しいカード。しかし進化時の確定除去も優秀であり、2コストフォロワーをピックしにくいウィッチでは取りやすい1枚。
一方で進化権の取り合いが激しいビショップのようなクラスでは2/2/2効果なしになりやすいのでそのクラスの進化先を吟味して安定感に惑わされないようにピックをしたいカードです。
総括:次環境で一気に最優先カードになり得るカードが垣間見える追加
アディショナル全体を見た場合、単体での制圧力はそこまでなく、強力なカードは10コストで噛み合いが悪かったりとパワーを抑えられているような印象を受けました。
しかしバーゼントのような『盤面を取りながらスペルブースト』であったりデビルガーディアンのような『盤面を作りながら進化回数稼ぎを行いやすいカード』の追加があることから2Pickでも使える盤面形成とコンボ・ギミックの両立を目指していると感じられるアディショナルでした。
次環境次第では大きく評価が上がるかもしれません