最強2Pickチームを決める祭典、いよいよクライマックス【優勝予想】
アディショナルも追加され、競技シーンも少なくなってきました環境終期。今回はそんな環境の最後に盛り上がる2Pickの大会、LOSリーグがプレーオフを迎えたので紹介していきたいと思います。
LOSリーグとは
LOSリーグは１シーズンを３か月として行われる2Pickフォーマットを使ったチーム対抗戦です。予選では全チームと対戦する総当たり戦で上位6チームがトーナメントによるプレーオフに進出。優勝チームがその環境での最も強かったチームになります。
今回の開催で12回目を迎えており、1シーズン3か月使うので開催期間は約3年、次回開催で4年目に入る計算になります。この開催期間の長さは2Pickだけでなくシャドウバースのコミュニティ大会の中でもトップクラスではないでしょうか。
また参加チームの募集はシーズン終了後に行われており、チーム人数と活動期間の条件さえ満たせば2Pickチームでなくとも参加可能です。
今回の記事で興味を持ってくれた方がいましたらLOSリーグ公式Twitterに連絡すれば今回開催の要項など詳細が聞けると思います
LOSリーグの始まりや特徴については現在の2Pick文化にも強く関係しているため紹介したいところではあるのですが、今回の主題から大きく逸れてしまうので別の機会でお話しできたらなと思います。
LOSリーグの対戦ルール
5vs5で行われるチーム戦で全5戦の終了後勝利数の多いチームが勝利チームとなります。
オーダー登録・対戦表公開・結果登録は全て公式サイト上で行われ、番号はdiscordでの集合場所です。
LOS独自のルールとして2回使用したリーダーは以降の選手は使用不可というものがあります。
このルールにより『出場する選手の得意・不得意クラス』・『2回目のリーダーを使用不可にするか否か』などチームでやる意味合いがより強くなりました。
特に5番手の選手は2リーダーが使用不可になる場合もあり、下位リーダーの練度上げもまたチームでの課題となるでしょう。
12th seasonの進捗
現在は予選の対戦がすべて終了し、明日12月6日からプレーオフが始まります。予選の結果はこのようになりました（画像はLOS公式Twitterより）。
上位6チームがプレーオフ進出なので今回進出したチームはZEAL・Rising・2進月歩・LABO・Electio・神威になりました。
優勝予想
一発勝負だしそんなもの分かるわけがない。
それはその通りなのですが、勝負事には流れが存在するのもまた事実。
LOSを観たことない人が少しでも楽しめるよう客観的な要素から考えてみたいと思います。
勝率と順位でみるならZEALだが…
先程の順位表の通り今回の予選の順位となりました。
1位ZEAL
2位Rising
3位LABO
4位2進月歩
5位神威
6位Electio
1位2位にはプレーオフ1回戦の免除がある事を考えるとやはり優勝に近いのはZEALのようにみえます。
しかしLOSリーグ公式からツイートされた各チームの勝敗の内訳によりまた違った事実が見えてきました。
トーナメントの妙は神威に追い風
最終的な順位表、勝敗表です
— LOSリーグ (@2Pick_LOS) December 2, 2020
予選リーグお疲れさまでした pic.twitter.com/9zjqV5x8oK
この画像から今回プレーオフに進出するチームに絞ってどの対戦で敗北したかを抽出すると以下のようになりました。
ZEAL→2進・LABO・神威に敗北
Rising→LABO・ZEAL・神威に敗北
LABO→2進・Eleに敗北
2進月歩→Ele・Ris・神威に敗北
神威→Ele・LABOに敗北
Electio→Ris・ZEALに敗北
LOS予選の直接対決において勝敗を有利・不利と考えるのならば、11勝3敗という戦績であったZEALもその負けた3チーム全てがプレーオフに進出していることは一発勝負のトーナメント戦では不安材料になるでしょう。
この観点からいくとプレーオフ出場した不利チームが2チームと少ないLABO・神威・Electio は最後まで残りやすいと考えられますが、加えて先程のトーナメント表を見てみます。
書いている間にLOSリーグ公式サイトが更新されていたのでそちらからお借りしました。
両方の情報を照らし合わせるとLABOは直対で負けているElectioと対戦ですし、ElectioはLABOに勝利した場合、予選で負けたZEALとの対戦する事が確定しています。
神威はどうでしょうか
唯一負けているLABOとElectioは1回戦で対戦します。更にこれは反対の山であるため、神威が最も優勝に近い配置取りをしていると考えることもできそうです。
プレーオフ進出チームの紹介
プレーオフは配信も行う予定ですが、各チームのことを知ってもらったほうがより楽しめると思うので私が知っている範囲で紹介していこうと思います。
この項は公開後に更新していこうと思うので1回戦当日のお昼ごろまでお待ちいただけたらなと思います。（遅くなってしまいすみません。
ZEAL
昨シーズンと連続で1位通過しているチーム。今期は１１勝３敗と特に成績がよく、アディショナル前後どちらでも調子のよかったチームと言えます。
選出傾向としては特に偏りはなく均等に選出している印象を受けます。このことから選手層の厚さやLOSでの経験を全員で共有する、そんな意識がみられるかと思います。
一方でまだ優勝経験のないため、プレーオフでは予選以上に本気で来ることはもちろんに踏まえどのようにオーダーを組んでいくのかというところも要注目です。
Rising
こちらも２期連続２位通過しているチーム。チーム創設は１年前と比較的新しいチームになりますが、発足時から積極的な対抗戦を行っており、Rising加入後にJCGやレートで結果を出す方も多いチームです。LOS参戦後も順当に順位を上げていきプレーオフにも度々進出するようになりました。
選出の特徴としてはリーダーの「カズマ」が５番手を務めることが多いということでしょうか。ルール上最も縛りが多くなる最終番手を引き受けることでほかの選手に安心感を与える選出は他チームでも見られる戦術の一つではありますがRisingはそれが成功している一例と言えるでしょう。
２－２で迎えた最終戦かつリーダー対決にもなった【GAT】vs【Rising】も非常に面白い１戦でした（５戦目は2:02:30から）
２進月歩
今期３位でプレーオフを決めたチームであり２位のRisingとは勝利数同一の僅差、４位のLABOとは１勝分の差をつけています。もしLABOが３位であった場合１・２・３位全て前シーズンと同じチームになっていました。今シーズンの特異点、前シーズンから最も成長したチームと言えるでしょう。
特徴としてはオーダー選出が上手いということでしょうか。Twitter上でも参加できる選手が限られることもあり難しい試合が多いと言った話を聞いたりもしましたが、そういった苦心が実を結んだかのように最後には勝利に繋げています。
また個人勝利数ランキングにいる選手「もっさん」がプレーオフ進出チーム内でトップ勝率を誇っています。特に１回戦で当たる神威には同一勝利数の選手が２選手いるので、誰をどこに当てる、もしくは避けるかのオーダー判断がプレーオフでも大事になってくるでしょう。
LABO
こちらも昨シーズンに続いてプレーオフ進出を決めたチームになります。２進と同様このチームも成長を見せていて構築フォーマットも結果を出すための努力をしつつ２Pickも質を落とさない、そのための動きをしていたように見えました。メンバー全員でLOSの勝利を勝ち取りに行く、前シーズンとは違った戦い方をしたということで得た経験はプレーオフでも活きる部分があるとみて間違いないでしょう。
Electio
３期連続優勝の経験を持つLOSリーグの絶対王者。【Electio】vs【Pentas】のマッチアップはLOSでの因縁の一戦といいほど決勝戦で行われました。
絶対王者の名を冠す通り、誰が来ても強力なオールスターメンバーであり2Pickに対するモチベーションも毎期高いチームとなっています。
他のチームとちょっと変わったリーダーがリザーバーにいるとチームが勝つというジンクスがあるらしくその辺りの選出にも注目です。因みに最終節はリーダー5番手に出て勝利を収めていました。
神威
6位進出ではあるものの実は個人勝利ランキングに2人が名を連ねる短期決戦には滅法強いチーム。
これに加えSHG所属の「バーサ」を始め、今期様々な大会で名前を見せた「フリスク」など配信に対しての経験値が高いメンバーが多いです。
先程述べたトーナメントも含めこのプレーオフに最も適応しているチームと言えるかも知れません。
最後に
ここまで優勝予想など勝利に着目して書いてきましたが、それはあくまで自然とついてくる結果に過ぎません。
LOS最大の魅力は2Pickに全力で取り組んでいる人達の対決がチームを背負った真剣勝負で行われるという部分にあります。
勝敗に関係なく本気で取り組んできた事はプレイで伝わりますし、そこで得られた経験や成長は負けたからといって否定されるものではありません。
1シーズン3ヶ月丸々使い戦い続ける2Pickチーム本気の2Pick戦、ぜひ一度見ていただけたらなと思います。
試合予定
プレーオフ1回戦12月6日(日)21:00～
プレーオフ2回戦12月8日(火)21:00～