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幕間、上位リーダーの思考整理-2Pickレート前半戦を終えて-


はじめに
10/25(日)まで行われていたratings for シャドウバースの2Pick版(以降レートと呼びます)、その第8期前半戦が終わりました。参加した皆様お疲れ様でした。そして対戦ありがとうございました。
本記事では11/2(月)から再び始まる後半戦に向けての自分への備忘録として、前半戦の成績の振り返りと使用したリーダーの優先順位、並びにカードのPick優先度と戦い方のイメージを書いていきたいと思います。これが誰かの参考になったり意見交換のきっかけになれたなら嬉しいです。


導入まで読んで頂きありがとうございます。早速見ていきましょう。

リーダー順位(レート開始前とその後)

レート開始前

ビショップ>ネクロマンサー>ロイヤル>ネメシス>ウィッチ>ヴァンパイア>> ドラゴン・エルフ
(以下リーダー名はB Nc R Nm W V D E と略すことがあります)

順位付けの理由はB・Nc・Rを上位3リーダーと設定し、直接対決した場合の相性関係で決定しました。この3リーダーの相性についてですが私は以下の様に考えています。

B≧Nc B>R (ビショップはどちらにも有利)
Nc>R (ネクロマンサーはロイヤルに有利)

順位が違う人は恐らくこの相性関係が私と異なってるんじゃないかなと思います。
他にも中堅リーダーへの勝率(ピックの安定度と言ってもいいかも)など理由になりそうな事はありますが、本筋から離れるのでこのくらいに。文字に起こせたら記事にするかもしれません。

Nmはこの頃SNS上で少し話題になっていた事と、RAGEでNmを使う可能性があったので2Pick中も触る機会を増やしたいが為に4位にしました。
その結果の8期前半戦の戦績はこちら

戦績だけみるとリーダー順位通りの勝率となっているため概ね間違ってなかったかなという印象。ただRとNmについては期間中は試合数が少なかったため、レート後ルームマッチを行った結果、後期レートを始める前の現在は以下のような優先順位になりました。
B>Nc>Nm≧R>W>V>D・E

クラス別評価

5位以下のリーダーについて

レート戦績からも分かる通り使用した回数が非常に少なかった為、今回の記事では割愛します。代わりにリーダー提示率の話をここではしたいと思います。2Pickのリーダー選択時に4位までのリーダーが1つ以上出現する確率は約92.86%になるそうです。
逆に言えば5位以下のリーダーしか登場しない可能性は約7.14%であり、これを高いとみるか低いとみるかが下位リーダー練習頻度の指標になりそうです。間違いなく言える事は、レートは対戦回数が多いため、必ず下位リーダーを使うシーンが出てくること。そして自分が使わないリーダーでも、対戦相手に使われる可能性があるということです。

総じてやるよりもやらない方がいいという事は長期的にみてまずないので、時間がある方は触った方がいいと思います。新たな発見で順位が変わる事もあるかもしれません。
今回のようなリーダー提示率や2コストフォロワーが手札交換で引ける確率など確率計算をしておくと考える際にとても便利です。今後も記事内で確率を示すことがあるので、下に簡便で使いやすい確率計算機サイトのリンクを貼っておきます。
【MTG計算機 特定のカードを特定の枚数以上引く確率の計算】  http://rock.world.coocan.jp/mtgculc/atleast_n.html

ビショップ

ビショップは回復守護、そしてカウントダウン持ちアミュレットフォロワーの3種類の特性を駆使して、ミッドレンジ〜コントロール帯で戦うクラスという認識です。前者2つは関連するカードが多い代わりに直接的な打点に結び難く、後者は盤面を強く作りやすい代わりに金虹の恩恵・繋がりが薄い傾向にあります。
私が一番大事だと思う事はこの3つは互いの欠点を補える相互補完的な関係にある、ということです。(この話はレート期間中に書く予定の記事で詳細に触れようと思います)
その為ピック段階ではバランス良く各特性のカードを取っていき、1つの特性に特化できる場合はそれを中心に戦っていくというのが理想だと考えています。

そしてバランス型・特化型、どちらのピックになった場合でも対応しやすくするために、各プランの中核となるカードを取る事は勿論のこと、複数の特性を併せ持ったカードを優先的に取ることも基本として意識しています。(例:《カームフェザーフォルク》・《パニッシュメントスナイパー》など)

各カードの特性毎のグループ分けは複数に跨っているカードや条件次第で特性が変わるカードがあり、厳密には難しい所があるのでここでは控えたいと思います。こちらも別の記事でやるかもしれません。

ブロンズ優先カード

カウントダウン関連のカードを中心として積極的に取っていきます。理由としてはカウントダウンフォロワーは量・質ともにこのブロンズに集中していること、シルバーでは別に優先したいカードがあることが挙げられます。
これらのカードがあまりピック出来なかった場合、ミッドレンジの時間帯で削り切る事は難しくなるため、ロングゲームによる勝利を目指すことになります。

《カインドブライト》

強いカードです。皆さんはこのカードをどのような印象を持っているでしょうか。

このカードの全体除去・回復・ドロー効果は、カウントダウンの欠点である序盤のテンポロスと激しい手札消耗を補ってくれていることに気付きました。
その為私はこのカードをカウントダウンを軸にピックした時に最も力を発揮できるカードだと考えています。
恐らくローテーションフォーマットでは《力・ソフィーナ》を中心としたカウントビショップに採用される事を想定されていたのではないかなと思います。
理由はなんであれ《カインドブライト》がカウントダウンフォロワーととても相性が良く、2Pickにおけるカウントダウンアミュレットが使いやすくなったのは間違いないと思います。

もちろんこのカードがパワーカードである事もまた事実で、特に役割を意識せずとも活躍してくれます。最優先で取るカードで間違いないでしょう。

《カームフェザーフォルク》


先程の特性分類でいう回復とカウントダウンの2特性を持つカードです。先に1PP支払う事で3点分の回復を予約できるため、ビショップに対し早期決着を狙ってくるネクロマンサーはじめ多くの対面にとても有効です。加えて《リボルバーイーグル》や《詠唱・純白の祭壇》と共に5ターン目重ねられる唯一の1コストアミュレットという点がとても優秀です。
上記の長所は『レヴィールの旋風』以前の2Pick環境から評価されていたものの、1ターン目を逃すと一気に使い難くなるという点から、評価の悩ましいカードと考えられていました。
しかし《ダーティプリースト》・《メルティングシュガー・セリーナ》の登場により後半にアミュレットを置く理由が生まれたことで後半でも使い道のある有用性の高いカードとなりました。
回復方面でも《清浄の領域》・《伝道の司祭・ロレーナ》といったターンの開始に回復する事が利点となる事もあるため、とにかく1コストアミュレットであるが偉いカードです。

《詠唱・聖獣への誓い》

環境初期には2コスト枠で優先して取っていましたが、現在は避けたいカードとして認識を改めました。優先していた理由は2コストが欠損しやすい事とカウントダウンアミュレットである事が偉いと思ったからです。
結果としてはカウントダウンアミュレットは一斉展開が出来るのが偉いのであってカードそのものが偉いわけではないということ。とりわけこのカードはカウントを揃えようとすると3・4ターン目に置くこととなり2コストとして取る意味合いは薄いという判断になりました。

上記で欠点的な要素で書きましたが、誓いの運用方法の一つとして敢えて2ターン目に置かずに3ターン目に置く事で一斉展開を狙うことができます(画像の場合だと3で置くのと単純に2で置くの、どちらにも利点があります。例が悪くてすみません…)。
《リボルバーイーグル》が3コストとして入るようになり、使用頻度は減りましたがアミュレットを同時に開く意識持つという意味で知っておくことに損は無いと思います。
昔からある考え方なので、自然と実践している人は結構いるかもしれません。

シルバー優先カード

ビショップの台頭理由の2枚とアミュレット軸の補強シンプルに強いカードを取ります。

《フェザーサンクチュアリ》


《リボルバーイーグル》の代用、カウントダウン軸を補う為に取っていくカードです。あくまで補強要員であるため《ダーティプリースト》《セト》と比べたら優先度が落ちること。後半のアミュレット枚数次第で優先度を落とすカードなのは覚えておきましょう。

《セト》


守護・回復の両特性を持ちかつカウントダウン軸の最終着地点でもあると考えています。
出来るだけ有利な形でプレイできるように心掛けるのは勿論ですが、攻撃スタッツは2とかなり低く、プレイした後何をするかが重要です。
労力が掛かる守護フォロワーであることを活かして守護裏のフォロワーを通し行くのか、または《先見の神官》や《詠唱・純白の祭壇》といった守護シナジーと回復による長期戦の勝利を目指すために、セト本体の維持に重きを置くか、手札のカードと相談をしましょう。

ただプレイするだけでも強いカードな分どういう点が強いのか、理由の部分を見失いがちです。
もしビショップが強くないと感じはじめたらこのカードの使い方を少し意識してみると改善点が見えてくるかもしれません。

《ダーティプリースト》


カウントダウンビショップの革命児。このカードのおかげで序盤に使えなかったアミュレットを後半にも置くことが可能になりました。
効果が確定除去・消滅・ランダムなのもまた非常に良く、ビショップのセト、ロイヤルの大型フォロワーによる押し付け、ネクロマンサーの強力なフォロワーのリアニメイト、これら全ての回答となっています。進化時効果と結晶効果も優秀であり、《セト》との優先度は完全にフラット。複数枚重なる場合では気待ちこちらの方が高くするような意識でピックしています。
本当に微量差なので大抵横で決めてます。

ゴールドレジェンド優先カード

2面処理が可能なカードと各特性を強力に支えるカードを優先します。特記すべきカード2枚だけ下に記します

《神罰の双砲・アンヴェルト》

多くの場合1ターン目に置きません。理由はアンヴェルトが出てくるのが大抵の場合7ターン目より遅く、何かしらの形で対策を講じられてしまうから。
アンヴェルトとキープした場合は序盤の動きが悪くなる可能性があるのもデメリットに含まれるかなと思います。しかし1ターン目に置くことで強力になる形もあり、デッキ確認を入念に行い判断する必要はある1枚だと思います。
置いた場合の強力な盤面が作れる具体例としては、守護ビショップのように序盤から守護連打、《救護院の主・サレン》による高速召喚、8ターン目に《光の信仰者》をエンハンスで使い7/5 7/5 5/6守護の盤面を作る形などがあります。

《神域の法皇》


アミュレットで一斉展開を行うターンに守護を3体立てれることが非常に強力だと感じました。《力・ソフィーナ》と近いものをイメージして貰えたらいいと思います。
加えて守護と回復の両特性もあるため別プランにも対応でき、特に《清浄の領域》とは盤面をこれ一枚で埋めれるためとても相性が良いと言えるでしょう。

ネクロマンサー


《恨みの語り部》・《ネクロインパルス》などの直接リーダーへのダメージを狙うカードが追加され、アグロ〜ミッドレンジ帯での戦いが可能となったクラスになります。
アグロ(短期決戦)的な戦いができるとは考えていますが、ピックの段階でアグロに寄せることは良くないと思っています。
アグロ寄せは後攻を取った際に不利になりますし、根本の話としてネクロマンサーには墓場という独自リソースがあります。これはカードを使えば使うほど沢山集まり、他クラスの固有の能力よりも簡単に発動できるため、中盤戦はネクロマンスを活かしたネクロマンサーが有利に戦えることが多いです。
よってネクロマンサーでミッドレンジ帯の戦いをわざわざ避ける必要性を感じないというのがアグロ寄りに組まない最大の理由になると考えています。

プランとしては序盤の戦闘から相手リーダーの体力に負担を掛けていきリーサルをチラつかせ、相手がフォロワーの体力を一定以上保つようなケアに対してリスクを感じさせることでプレイを歪ませ、盤面の優位を保ちながらリーサルを狙っていくのが理想的な形だと考えています。

ブロンズ優先カード

1コスト3ドローのアミュレット無条件に2コストアミュレットを出す2/2/2令和版ウォーターフェアリー、突然変異ラビットネクロマンサー、といった新規追加されたブロンズ枠が軒並み性能が高水準なため、この辺りを取っていくだけでデッキが形成されていきます。残りのカードについては簡単に紹介します。

《スカルクレイン》


このクラスのスカルドリーマー以外の2コスト枠を考えた時に一番使いやすいという点から優先カードに入れています。下にブロンズシルバーで提示される2コストフォロワーを貼っておきます。

《ゴーストメイド》は今期に入り起動しやすくなりましたが、シルバー枠は取りたいカードが2強であり、取りにいける保証がないのがネック。
逆もまた然りでシルバーで2コストが取れた場合はクレインは優先度を落としてもいいと思います。

バーンダメージで削り切るクラスかつ墓場の溜まり方にも影響することから、ネクロマンサーの2パスは連携を利用するロイヤル並みに致命的となると考えています。

これは余談ですが、2コストの必要枚数は確率の話になるので、『これなら引けなくても仕方がない』と割り切れるような基準の枚数を自分の中で決めておくといいと思います。
大事なのは自分で受け入れられる線引きです。たくさんやっていれば99%の時でも1%の失敗を引くときはいつかは発生しますから。

《ハングリースラッシュ》


ネクロマンサーは2コスト除去スペルが3種類あり、率先して取ると除去過多と葬送先の不足の原因となります。この為レート期間中は比較的避けるようにしていました。
その後認識を改める事になった理由は2つ。1つはネクロマンサークラスのピック傾向にあります。
後のシルバー枠の優先カードを見て分かるのですが、このクラスの優先カードは隣のカードの性能を考慮せず取るレベルのカードが結構あります。結果として欲しいカードとノイズカードが混在するデッキになるパターンが少なからずあり、所謂『下』を引いた場合苦しいゲーム展開となります。この事態を緩和できる点から評価を上げる事にしました。
2つ目の理由としては2コストで即座に墓場が+2される点です。クラス冒頭で述べた通り早い段階で使用できる事がネクロマンスの利点なため、低コストで墓場を増やしてくれるこのカードは他の2コスト除去スペルの中でもクラス特性に合っているように感じます。
実際の対戦で起きた例を2つ上げおきます。大体6ターン目以降に活かしやすい事が多い印象

・墓場8、6PP
《ハンスラ》→《ネクロインパルス》でネクロマンスが起動して勝利
・対ビショップ後攻6ターン目、墓場2
《ハンスラ》→《深淵の誘い》リッチ進化でエンハンス《ブレッシングバード》のフォロワーを有利盤面で全処理

《死の魔鳥》についても同様の理由が挙げられるので割愛します。とても好きなカードです。先攻4ターン目にプレイできた時の安心感が好き。

《ダンシングゴースト》

後攻4ターン目の2面処理を始め、エンハンスによる進化込み8点の打点やエンハンス《恋人・ミルティオ》後のリーサル札という前環境からの強みを維持しつつ、《ネクロインパルス》とセットで8PP12点の高打点が追加されました。受けと攻め、どちらで運用しても強力な為優先します。

シルバー優先カード

フラットな状態で優先したいのは《ネクロインパルス》と《金鉱のネクロマンサー》くらいです。何も考えずにこのままいくとピックできなかった場合のパワーダウンが顕著なので、他カードの価値を高める工夫が必要になります。具体的な方法としては以下の様なものが挙げられそうです。

・《レヴナントソウル・アーカス》や《デスブリンガー》をピックして
 《冥界への霊堂》と《フェイタルオーダー》の価値を上げる
・ブロンズ枠をパワー偏重ピックにし、《トライサイズリーパー》と
 《ゴーストメイド》で2コスト帯を補う
・《ボーンフリーク》《レヴィールの無法者》など攻撃または体力1の
  高性能フォロワーを選びリソース枠に《火車》を採用する

《ネクロインパルス》と《金鉱のネクロマンサー》のどちらを1位にするかは自由でいいと思います。インパルスはデッキのパワーが低く盤面を取れない時にも勝てる筋を作ってくれますし、金鉱は理想的なネクロマンサーの盤面制圧として最も重要なカードです。このカードを取るだけで《冥界への霊堂》を優先カードにする事ができるのも利点です。

ゴールドレジェンド優先カード

優秀なフィニッシャーと銅銀で該当カードが少ない進化時効果持ちフォロワーを取りに行きます。《デスブリンガー》は長期戦にならないと使えるタイミングはありませんが、そもそもいつ決着が着くかは相手にも依存することなので単純にパワーの高いカードとして取ればいいと思います。

《大ツルハシの骸》

あらゆる大型盤面をいなしてくれるすごいカード。私は後手ならお守りとしてほぼ必ずキープしています。ネクロマンサーに攻め込ませないよう積極的に盤面を形成するクラスは多く、対ビショップのカウントダウンフォロワーに対しては《ホーリーファルコン》《ブレッシングバード》が体力1であることからゴーストも処理札として活躍でき、強烈なカウンターカードと言えるでしょう。お気に入りの1枚です。

《ナイトメアイーター》

レート期間中はこのカードではなく《ドクロの霊能者・シノブ》を優先カードとして置いていました。これは前環境から重宝されていたユニオンバースト(以下UB)優秀な進化効果持ちであり、リアニメイト3の対象に《ドクロ親父》が入ってくれる部分に起因していました。

しかしシノブの強みであった点であるUBの全体ダメージは《金鉱のネクロマンサー》とダメージ量が近く、起動も金鉱よりも遅いため以前ほどの威力はなり評価を下げることにしました。
そんな背景で《ナイトメアイーター》を試しに上にしています。
正直まだ回数使えてないので自信はないのですが、ネクロマンスを使ってでも展開と除去を行えるのは大変便利で、使われた時も結構厄介な印象を受けるので後半戦も試していこうと思います。

ネメシス

ブロンズ優先カード

AF関連のカードと新規ブロンズ2種が優先カード。特に《ストリングマイスター》は処理能力もさることながら、フォロワーの破壊枚数と《操り人形》の両方の恩恵を受けれるカードなので積極的に取りたいところ。

《機構の技師》

対ネクロマンサーを意識した時に積極的にピックするようになりました。
ロングゲームを目指すことが多いことからも、早い段階で決着を目指せるネクロマンサーはとても不利だと私は考えています。
そしてこの相性差を改善するためには序盤のリーダーへのダメージを減らすことと《パラダイムシフト》を利用して回復や守護の2つが必要だと思っており、《機構の技師》を序盤に出す事でそれを満たせるのではないかと思い、実践しています。
後攻で1/1を出すのはハンドロスを招くイメージがありますが、このカードは《パラダイムシフト》を加える性質から手札は減りません。有利トレードをされてしまう点も《キャットチューナー》や《マジックエンジニア》が盤面のトレードに参加出来るようになるためそこまで気になりません。
先攻であれば序盤から圧をかけられるため強いのは言わずもがなな所もあり、個人的にオススメしたい1枚です。

シルバー優先カード

ブロンズ・ゴールドレジェンドでやりたいことをやるので除去性能の高いカードと今期ネメシスの中核《廃品の選別》を取っていきます。

《廃品の選別》の運用について

リソースの回復と強力なカードを再利用を可能とする今環境ネメシスを象徴する1枚です。回収したいカードとしてはやはりゴールドレジェンド枠である《カオスルーラー・アイシィレンドリング》やニュートラルの《爆炎の魔神》があげられるでしょう。しかしこのカード7コストのカードまで加えようとすると様々な問題点が出てきます。

その中でもよく遭遇するのは手札が増えすぎてしまうことです。7コストまでをサーチ対象に加えた場合、各コスト順当に入ってくると4枚のカードが加わることになります。
2Pickをしたことある方に4枚加えるカードの例を出すと《鮮やかな奪取》が分かりやすいかなと思います。4枚入るにはプレイ前に手札が6枚以下の必要があり、一番最後に入る首飾りは手札に入らずにプレイする事も少なくありません。この首飾りの位置が選別でいう7コストのカードに該当してしまうわけです。
そのため選別を使う際は前後でしっかり手札を使い切る事が重要になってきます。複数枚取れた場合などは1枚目は2.3枚の回収をして心掛けて高コストフォロワーの回収は2枚目以降で行った方が手札管理もしやすいと思います。
強いカードは1回使い直すだけでも十分です。

《ドールブレイク》

《パペットボックス》の方を優先する方もいます。こちらは《邪教の神殿》などクリティカルに刺さる時は思いっきり活躍してくれるので私も評価してますが、《ドールブレイク》をより優先しているということを強調したいため優先カードには入れませんでした。

理由としては神殿より出現頻度の高い《セト》を突破できること。そして《ストリングマイスター》などの《操り人形》を温存することで疑似的な全体除去を行える点が他のカードには代用の利かない能力だと感じるためです。

ネメシスは全体除去が乏しいので細かい除去を続けられるカードを取れることはとても大事になってきます。

ゴールドレジェンド優先カード

《カオスルーラー・アイシィレンドリング》《ストイレイホロウ・イルガンノ》《カイザ―インサイト》これら3枚をはじめとして長い試合をシャットアウトできるカードを優先して取っていきます。
《遺物の番人・ルチル》は《廃品の選別》で回収できるカードの中でも優秀な1枚として優先カードとしています。ファンファーレで加わるスピネ&ルチルも起動する可能性があるのが嬉しいところです。


ロイヤル

全体除去は上位リーダーに強力なものが多く横展開が得意なロイヤルにとっては苦しい環境となってしまいました。
《ブルームキャバリエ》や《インパクトソルジャー》など単体で高いスタッツのフォロワーを連打し相手が処理し切れない所を一気に畳み込む。そんな戦い方を主軸にしてピックしています。

といいつつも横展開のカードが優先度が下げているわけではありません。ロイヤルはまだまだ連携関連カードの恩恵が大きく、仮に全体除去が飛んできたとしても連携カウントを稼ぐこと自体に大きな意味合いがあるためです。
また《安らぎの女王》《レヴィオンの魔獣使い》などは守護も兼ねており、大型フォロワーの生存率をより高めてくれます。もちろん全体除去を持ち合わせていない場合はそのまま有利に持ち込めるので、横展開そのものは前環境と変わらず行っていくのがいいと思います

ブロンズ優先カード

シルバー優先カード

ゴールドレジェンド優先カード

終わりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。本来はレート後半戦前に上げる予定でしたが遅筆で遅くなってしまいました。
今回の記事を書いた理由にもなりますが一番大事なのはただ書く事ではなく、現時点からどんどん成長して行くことだと思っています。その上で自分の書いたものが他の人の為になれば嬉しいなと思います。

明日からレート期間中、短い文でも気付いたことや今回書き切れなかったことを記事にしようと思うので良ければ見て頂けたら幸いです。

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