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国立大医学部に現役合格する受験対策方法

数年前に、息子を公立高校から医学部に現役合格させました。
その経験で分かったのは、「医学部の受験においては、普通の学部と違う受験対策の方法がある」ということ。

東大に毎年何人か入る、進学熱心な公立高校でしたが部活動も盛んで、うちの子も運動部にも所属していましたので7月までは練習に行っていました。

塾に通い始めたのは3年になってから英語だけ。
受験勉強が本格化したのは引退後の夏休みからです。
小学校、中学校も公立でした。

息子は、記憶力は強く、知識欲は旺盛なタイプです。

でも国語など文章を書くのは苦手。万能な優等生タイプではありません。

東大を狙う子どもたちよりも成績も模試での偏差値も低かったです。

理系に進むことは決めていましたが、理系に進んでも、大学4年の後さらに2年大学院に進む子が多いのを見ていたので、

同じ、6年間の学費を払うのであれば、医学部に進むのがいいのではないか?

と、

そんなことから、親の勝手な意向で「医学部なんていいんじゃない?」とそそのかすようになっていました。

医学部の現役合格にはコツがあった

受験にあたって、オットと考え、選択したある種の「戦略」ともいえるものは、高校の先生からはもちろん、「医学部受験したい人向け」と開催された某大手予備校の進路指導のセミナーでも語られなかったし、医学部志望であると相談しても誰からもアドバイスされなかったなぁと後から気づきました。

医学部に入りたい人向けの高額な専門塾もあるようですし、
何年も浪人する人もいらっしゃいますし、
中には、同じ大学の他学部に入学してから学部の転入?というようなことが裏技とされているような記事を見たこともあります。
(その真偽については私は分かりません。)

ですが、この方法に気づいてしまえば、一番成果が出やすいと思います。
そして、決して邪道ではありません。

たぶん、医学部に受かってしまうと「すごいね~。」と言ってもらえるので、「いえいえ、ちょっとしたコツがあるのよ。」ということはあまり口にしないかも知れません。何となく「合格した」ことへの評価を落としてしまうのでね。

世の中には、「このクレジットカード使うとお得だよ!」みたいな、みんなに教えてもいいノウハウと、「こっそり秘密にしておきたいコツ」みたいなものがあるんだなぁと思います。

子どもに「医者」になることを勧めた理由

これから高齢化を迎える日本にとって
「医者不足」ということが、日本が解決すべき問題と言われながら、

実は、「医者」になる道は険しいままです。

少し前に「弁護士」を増やそうという国の施策で、社会人でも大学院で学びなおして弁護士を目指す道が広く開かれましたが、実際、弁護士は増えることによって顧客獲得の競争は激しくなっています。

おそらく、医学会は政治には影響力が高く、そんなに簡単に医者を増やす方向には動かないでしょう。

決して日本のためにはよいことではないかも知れませんが、
資格としての「医者」の価値は、ずっとこれからも続くでしょう。

また、
日本の将来を見た時に、これから産業としては何が残っていくでしょうか?

私は、「グローバルで活躍できる仕事」か「医療」しかないのではないか?と考えました。

人口が減っていく日本の国内需要は、どう考えても先細りしていきます。

世界をまたにかけた会社でグローバルに活躍していける人材になるか、

そうでなければ 医療従事者にならないと 将来の仕事は厳しくなるのではないか

と考えました。

残念ながら、うちの子たちは、小さい時から海外へも旅行に連れていったのにも関わらず、あまり興味を持ちませんでした。
なのでグローバルな人材を目指すことは、残念ながら難しそうでした。

そのため「医療」という選択肢が残ったのです。

そしてもう一つ考えたのは、

もし、「日本が戦争に巻き込まれるような世の中になったら?」

ということです。

「え~ 戦争なんか起こりっこないよ。」と言う人も多いのですが

私は、ストレングスファインダーという強みを発見するテストでも「慎重性」が出るくらい、リスクに敏感な考え方をするところがあります。

「もし、戦争の世の中になった時に、戦場に駆り出されて、誰かの命を奪うようなことをしなくてはならなくなったとしたら、本人たちは、どんなにつらい気持ちになることか。そんな時でも、誰かの命を助ける立場に立てる医療者であれば、簡単に殺されることもなく、前を向いて生きられるのではないか。」とそんなことまで考えました。

その後、どんな風に子ども達をそそのかしたかは、またご希望があれば書きたいと思います。

医学部を目指す子どもは実は意外と限られている

医療系全般に言えることですが、医者、歯科医、薬剤師、看護師は、大学を選ぶ時点で、将来の職業を決めた子だけが入ってきます。

高校生の段階で医療系を志す子たちのほとんどは、家族が病気やケガで病院にお世話になったことがあったりして、その時の医療従事者の仕事ぶりに心を打たれた。。。という経験がないと、

子どもに進路選択を任せていたら、まず自らは選びません。

「だって 血を見るも 怖いもん。」

親がしっかり、背中を押さないと選ぶ子は少ないのです。

(ちなみに「血を見ること」については慣れるものらしいです。ですから「血が怖い」というだけで選択肢から外すのはもったいない。)

私は、
日本全体を将来を考えても、
子どもたちの将来を考えても、
親の勝手な「食いっぱぐれてほしくない」という希望としても、

理系学部の上位大学を目指す学力があれば
「医者」を目指すことを一度は子どもたちに検討させてもいいのではないでしょうか?

と考えています。

iPS細胞の山仲教授のように病院で働く医者ばかりでなく「研究医」という働き方もありますしね。

医学部国家資格の合格率は90%以上

実際の「医者」になるには「国家試験」などのハードルが合格した後にももちろんありますが、薬学部の国家試験の合格率は、大学により90%程度のところから30%程度の低さのところもあるのに比べて、実は「医者」の国家試験の合格率はほぼ全国平均で90%と高いのです。

これは、言ってみれば、医学部に合格し、落ちこぼれない程度にきちんとついていければ、ほぼ医者になれるとも言えますし、

逆に、それだけ「医学部に入る」段階でふるい落とされているという見方もできます。

私立大学の医学部は、偏差値の高い大学ほど学費が安い!?という事実

これは、実際、滑り止めの受験大学を調べていて分かったことなのですが、
私立大学の医学部は、偏差値が高い大学ほど学費が安いのです。

具体的には、私立大学の医学部の最高峰、慶応大学の医学部が一番安いのです。

何で?って思いますよね。

だんだんと偏差値が低くなるにつれ、実は学費が高くなっていきます。
その差が6年間で1,000万円~2,500万円近い開きがあるのは、恐ろしいことです。

最近発行されたこちらの週刊ダイヤモンドによると
偏差値76の慶応義塾大学の医学部の6年間の総費用が2,205万円。
そして
偏差値54の川崎医科大学の6年間の総費用が4,736万円。

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恐らく、医者のご家庭が、お子さんたちを医者にならせようと、
成績が振るわない子どもでも何とか医学部に入れて、徹底して国家試験対策して合格させて欲しいというニーズがあるのでしょう。

ちなみに私立の医学部のそれぞれの大学の国家試験の合格率は99%など、驚異的な数字を出しているところもあるのですが、これは「成績が悪くて落ちそうな学生には受験すらさせない」という裏事情があったりするらしいのでそのまま鵜呑みにできないようです。

医学部を目指してみたら?と進めた私も
国公立の医学部がダメなら、滑り止めの私立は、普通の理工系の学部でいいよね^^;と考えていたところ
真剣に医学部を目指すようになっていた子どもに「それじゃ意味がない。」と言われた時には逆に焦りました。

結局、滑り止めの私立大学は、入った後の学費を考えると難易度の高いところしか受験させられず、
それも、受験料も、他の学部よりめちゃくちゃ高い!ので
たくさんは受けさせられず、全滅の結果でした。

親の財力がないと、合格チャンスも拡げられないのが医学部の世界、という一面を見たように思います。

コスパ最強 国公立大学の医学部の学費は、他の学部と同じ!!

私立大学の医学部が、お金持ちでないとチャンスが得られない仕組みになっているので普通のサラリーマン家庭で目指せるのは国公立大学の医学部ということになります。

こちらは逆に、医学部の学費も理学部、工学部の学費も一緒なのです。
上の週刊ダイヤモンデド掲載データによると国公立の6年間総費用は362万円。

私立大学と10倍もの違いがあるのですね!

卒業した後の想定年収は出身大学でそれほど差がつかないことを考えるとなんとコストパフォーマンスがいいのでしょう。

その分、多くの人が目指すので、倍率は高くなっています。
サラリーマン家庭から医学部に進ませるには、ここを攻略していくしかないですね。

普通のサラリーマン家庭からでも十分医者は目指せる

コロナ禍で、医療従事者への評価は、また変わってきたかも知れません。

「稼げるから」という理由だけで選ぶ人が減るのは良いことで
本来の医者の使命や在り方に誇りを持てる人でないと続かない仕事ではあるのでしょう。

それでも志ある子どもたちが、医者という職業の可能性をもっと身近に感じてチャレンジしてほしいとも思っています。

高い私立の医大に通わせる医者の息子だけが医者になるのではなく
普通のサラリーマン家庭でも、十分、医者を目指していけるよ。

ということに気づいてもらえたらうれしいです。


今年はもしかしたら医学部の倍率が下がる!?

今年は、コロナの中で「ブラックな職場」というイメージがついてしまった医者ですから、もしかしたら医学部の倍率が探るかも知れませんね。後から振り返ったらラッキーな年になる可能性も!?

私は、こんな中でも仕事がなくならない、自分が役立てる場があるというのは、幸せなことなのではないかと思っています。
本人もその道を選んで進んでいることを後悔していません。

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「現役で国立大医学部合格を目指せる受験対策方法」について

公開しています。

合格確率を上げるための対策方法で、偏差値を上げる方法ではありません。
上の週刊ダイヤモンドでは「地域枠」の活用について書かれていましたがそれとも違います。
価格は週刊ダイヤモンドより少し安い、500円とさせていただきました。

ただ、今年度からの共通テストの導入により、受験傾向が変わる可能性があることもご承知おきください。


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