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留学しているカレッジのオーナーが今日から突然変わった

カレッジ買収

先週だったか突然インド系と思われるビジネスマン系数人がカレッジにやって来た。

授業に関係無い事もあれこれお喋りするのが大好きな先生が「彼らはこのカレッジを買った新しいオーナーだそうだよ。今のオーナーは来週までらしい。」と教えてくれた。

実に小規模な私立のカレッジではあるけれど、こんなにも突然「オーナーが変わる」なんていうことがそうそうあるものだろうか。驚いた。

ハンド・オーバーする為にやって来たということはつまり随分前から買収交渉があったということなのだろうけれど、当然のことながら我々学生には全く知らされていなかった。

新オーナーはトロントで複数のカレッジを運営しているバングラデシュの方だそうだ。南アジアやインドに詳しくない私は見分けがつかなかったけれど、あの辺りは今やどんどん発展し経済力を付けてきているということなのだろう。

今週に入り、その新しいオーナー達と共にフィリピン人女性が数人現れた。フィリピン人学生を呼び込むエージェントだそうだけれど、バングラデシュ人とフィリピン人のコラボレーションに初めて出会った。どんなバックグラウンドを持つ人でもビジネスにしろ友人にしろ、気が合えばできるということ。世界は本当に面白い。

ハンド・オーバー

昨日が元オーナーの最終日だったそうで、元オーナーと新オーナーと職員たちがオフィス内でランチをした。もちろん我々学生は蚊帳の外。詳しいアナウンスメントが出ないので何がどう変わってしまうのかわからなくて不安ではある。自己紹介などをする声が聞こえたので明日から職員も全員ガラッと変わってしまうわけではなさそうだということはわかった。

そして今日カレッジに行ってみると今までの職員はそのままだけれど、校長室には新オーナーが鎮座している。そして職員の部屋に元オーナー(校長)が職員たちと共にちょこんと座っている。私がとある人に梯子を外されて学費の支払いが苦しくなった時に事情を説明したら快く特別措置を採ってくれた優しい校長。あれこれ引継ぎがあるからもう少し残るのだろうけれど、校長室から職員室へ格下げになったような様子に少し胸が痛む。

前途未知

私が履修しているのは Graphic and Visual Design + Co-op。先生が二人で交代しながら教えてくれていた。一人はベルギー出身で完全にフランス語発音の英語を話すソフトウェア等のテクニカルな事を教えてくれる先生。

ここでちょっと脱線。この先生の発音にまだ慣れていなかった当初。ソフトウェアの使い方の手順を習っていた時。先生が「White click!」と言う。え?マウスのクリックに白とか黒とかある???三度目に聞いて「Right click」と言っているのだとやっとわかった。フランス語を齧っておいてよかった。そうでなければ三度目では気付かなかったと思う。

という先生なのだけれど、実はこのカレッジの経営者の一人でもあったので、今回売り払ってしまったことでこのカレッジから完全に手を引くそう。つまりテクニカルなことを教えてくれる先生がいなくなるということ。

もう一人の先生はとてもわかりやすい英語を話してくれるカナダ人の先生で、アニメやストーリーボードを手で描いてきた人なのでソフトウェアには弱い。テクニカルの先生がいなくなった。新オーナーが誰か別の先生を引っ張って来てくれるのかどうか誰も知らない。

Photoshop、Illustrator、InDesign、PremierPro、AfterEffects、XD とあらゆるAdobe suiteを順繰りに学んできた。今3巡目ぐらいかな。なのである程度慣れてきたし、ネットに上がっているチュートリアルなどを見ながら自分のスキルを伸ばしていくことも不可能ではないけれど、それだとカレッジに通っている意味が無くなる。

さて、私達のクラスはどうなっていくのだろうか。

そして9月開講予定だった別のGraphic and Visual Design Course は無事に開講するのだろうか。

こんな不測の事態はそう簡単にある事ではないので、昨日のレイオフからのバイト探しの過程と共に、このカレッジてんやわんやも書いていくのでお楽しみに。

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