電影鑑賞記『只是影畫 Still Life』(2024)
これは完全に間違えて観に行ったもの。以前、ゴミ収集者のドキュメンタリー作品があって、それだと思って観に行ったのよね。完全に間違えてた。
ドキュメンタリー作品はあまり人気が無いので、これも映後分享があるというのに30人ほどの入り。しかし劇場に入った時に私に手を振る人がいた。ど真ん中に座っている Gary だった。この作品でバッタリ会うとは意外。同じ列だったけれど私は端から3席目。私と Gary の間の3席は埋まっていたのだけれど、始まった途端に滑り込んできた人が、とても丁寧にお辞儀をしながら前をすり抜けた。トークが始まる直前に席を立ったと思ったら監督だった。期せずして監督の隣で観てしまった。寝なくて良かったとホッとした。
内容は楊東龍という画家を追ったもの。
この画家のことを知らなかったけれど、作品内で観る限りは面白い作品を創っている。展覧会などあったら実物を観に行ってみたいと思う。
トークのゲストは熊仔叔叔(阮志雄)という方だったけれど、誰なのか全く知らなかったのでもうトークを聴きながらも一頭霧水。途中でどうやら記事中の「講古佬,也寫詩」らしいと気付いた程度。彼の講古仔がどこまで本当でどこまで創作なのか判別つかずずっとモヤモヤしてしまった。
監督の画の作り方や光の取り入れ方は好きだな。しかしドキュメンタリーにもある程度のストーリー性を求める私としては、楊東龍の人となりや作品の作り方などだけではちょっと物足りなかった。
高先電影院にて鑑賞。★★