廣東話聲調を昔々に学んだ時の変なこだわりから解放された
随分前の記事「私がどうやって広東語通訳者になれたのかを紐解いてみる(11)- 独学ノートの作り方 私の場合 -」で書いた通り、私は昔々のその昔、大学の図書館に置いてあった Yale University「Cantonese Course」のテキストで独学した。
その際に声調が(理論として)
高・中・低の3レベルあり、各々に
平(そのまま伸ばす)
升(下から上へ)
降(上から下へ)
の3種類があるので
単純に掛け算して「9声」あるというのがベースだと学んだ。
ただし、実際には「高x升」とか「低x降」は声域の問題としてあり得ないし、実際には存在していない声調もあるので「6声」または「7声」であると注釈はあったが。
これが実は私をずっと苦しめていた。音の高さは3レベルという括り付けが。
しかし、皆さんの解説を聞いたり、Facebook の「廣東話資料館 Cantonese Museum」を見て思った。音の高さレベルは4つやんか。この図を見て。平声(横に伸びた棒)の高さは4種類ある。3つだ、3つだとこだわってきたからどうしても受け入れられなかった。でもこれだと実際は4つだよね。
ということで3つというこだわりを捨ててビジュアルに4つあることを受け入れて私は解放された。今更ストンと腑に落ちた。今更かい、と自分でも思うのだけれど、恥を承知で書き記しておく。
同ページにあるこれはすぐれもの。今後は廣東話を教える際に使わせていただくことにする。
fu1 夫 husband
fu2 苦 bitter
fu3 富 rich
fu4 扶 to lean
fu5 婦 woman
fu6 父 father
si1 詩 poem
si2 史 history
si3 試 to try
si4 時 time
si5 市 city
si6 事 event
【資料來源 copyright】
「廣東話資料館 Cantonese Museum」
「香港語言學學會粵語拼音方案」