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香港映画

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2020年11月の記事一覧

私がどうやって広東語通訳者になれたのかを紐解いてみる(65)- 『怒火 / Raging Fire』 -

私がどうやって広東語通訳者になれたのかを紐解いてみる(65)- 『怒火 / Raging Fire』 -

そしてまたお声掛け頂いた動作組の通訳仕事。私にはやっぱりこれよ。現場。動作組。

『怒火 / Raging Fire』日本からスタントマン7名だったかな?これまた1ヶ月以上の長期に渡る。うち2人は前回の『肥龍過江 / Enter The Fat Dragon』から再合作の武師(スタントマン)。

先発組はこの数年で随分増えたマンスリー・マンション、後発組はマンスリー・マンションに空きが無かったので

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私がどうやって広東語通訳者になれたのかを紐解いてみる(64)- 日本での海外作品撮影案件 -

私がどうやって広東語通訳者になれたのかを紐解いてみる(64)- 日本での海外作品撮影案件 -

そしてまた香港電影人に。まずは参加日数の少ない2作品に呼んで頂いた。まるで香港電影現場から暫く離れていた私へのリハビリのように。

『小Q / Little Q』(日本未公開)

『Man Hunt』制片組の友人から連絡があった。「今どこにいる?日本?北海道で撮影なんだけど行ける?」香港電影からのお誘いとあればどこだって行くよ!久しぶりの撮影現場へのお誘いに即答した。

「主演の Simon Ya

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私がどうやって広東語通訳者になれたのかを紐解いてみる(59) -『肥龍過江 / Enter The Fat Dragon』大陸ロケ3 -

私がどうやって広東語通訳者になれたのかを紐解いてみる(59) -『肥龍過江 / Enter The Fat Dragon』大陸ロケ3 -

餐廳クライマックスのラスト・バトルへの前哨戦は餐廳(=レストラン)で始まる。これはとある会員制高級クラブの一室。メイン・セットを組んでいたリトル映画村から車で小一時間かかる別鎮の郊外。田舎の中心部から道を数本向こうに行ったところにギリシャをテーマにしたと思われる高級住宅群が突如現れた。その一角に、かなりの金持ちでないと会員になれないらしい会員制クラブがあった。

西洋風にしたいはずなのに中華な紅い

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