見出し画像

使えるお金の割合10%と1%について

 最初の記事を書こうとしたら、書きたいことがたくさんありました。
 創作もしたいし、お金のこと、仕事のこと、趣味のこと、いろいろ書いてみたい。
 でも、自分が書きたい優先順が、人様の読みたい順と同じではないと思うので、まずは無難にお金のことを書いてみます。
 素人主婦の目から見たお金についてなので、金融とか経済とか高度な知識はありませんが、精いっぱい書いてみたいと思います。 

 お金ないよね。物価はどんどん上がるくせに、お給料はあんまり上がらないし、大変だよね。

 当たり前だけど、今自分が使えるお金って、貯金も含めた全財産ではなくて、財布の中に実際に持ってるお金ってこと。
 でも、仮に財布の中に「使える1000円札1枚」が入っていても、その1000円を「本当に使えるか」は別です。使っても大丈夫なはずなのに、使うのに悩んだりするんですよ。
 それは、その1000円が、自分の財布に入った財産の10%以上だから、だったりします。

 バイトでもパートでも一定の収入がある一般的な層でいうと、「本気出したら使えるお金」の10%が、「使っても怖くないお金」です。
 「使っても怖くないお金」の10%が、財布に入る「使っても大丈夫なお金」と見ていいと思う。使っても大丈夫なお金の10%(使っても怖くないお 金の1%)になると、無意識に使うお金です。 

 全財産の10%=本気出したら使えるお金
(学生や若い人はまだ全財産が少ないので、全財産=本気出したら使えるお金=使っても怖くないお金)
 本気出したら使えるお金の10%=使っても怖くないお金
 使っても怖くないお金の10%=使っても大丈夫なお金
 使っても大丈夫なお金の10%=無意識に使うお金
(使っても怖くないお金の1%=無意識に使うお金)

 学生や主婦だと、1か月のお小遣い「使っても怖くないお金」が1万円くらいの人が多いと思います。その10%「使っても大丈夫なお金」は、1000円。
「1か月30日のうち1日は、1000円使っても大丈夫!」だけど、そうすると、残りの29日を9000円で過ごすことになる。ちょっと不安になる。
 実際は、1万円を30日で割って1日333円、9000円を29日で割っても310円なんだけど。心理的には、ランチに1000円使うのは結構もったいない気分。
 でも、1000円の10%にあたる100円は、無意識に使ってます。

 「私はお小遣い1万円だけど、1000円のランチくらい気兼ねしないよ」という方はきっと、お小遣いは月1万円だけど、貯金とかへそくりだとかで、「本気出したら使えるし、使っても怖くないお金」を10万円は持っているはず。すぐ貯めてすぐ使う、あぶく銭貯金みたいなものを。
 使っても怖くないお金が10万円なら、その1%になる1000円は、無意識に使うお金です。

 月収30万の人、独身なら5万円、既婚者なら2万円くらいがお小遣いゾーンかな。そこからさらに10%なので、独身なら5000円、既婚者なら2000円が、「1か月のうちのある日、何かに使っても大丈夫なお金」になります。この額までは散財しても、ほかの日に多少切り詰めれば、1か月もちます。
 5000円や2000円は、趣味の小物を衝動買いしたり、友達と食事に行ったりできる額です。  
 スッパリ使っても大丈夫だけど、案外、悩んだり我慢しませんか?
 また、使う時ヒヤヒヤしたり、使ったあとで「あ~あ」と後悔したり。
 ポジティブな人なら「楽しかった。明日からまた頑張ろう」と考えますが、それも含めて「この額なら全然大丈夫なはずなのに、出費を構えてしまう」心理。(お金を貯めるためには、それでいいんですよ!)
 この層にとっての1%は、独身ならスタバの500円は月に何度か行くし、既婚ならコンビニのコーヒーとか、新作スイーツ200円を月に何度か無意識に買います。

 そうそう。「私はお小遣い5万円だけど、推しには毎月3万円使ってる」という方もいるでしょう。
 推しとか恋愛とか(さらにギャンブルとか)、アドレナリンが出るような状態は、出費が多めになりがちです。
 恋愛は、結婚に繋がれば経済的にかなりお得になるので(ならない場合もあるとは思うけど、2人分の経費を1軒にまとめるのは概ねお得です)、必要な先行投資ということでOK。結婚に繋がらなくても、人生アトラクションの経験代にはなると思うし。人生経験や思い出はお金には替えられないんだよね。

 構えながらも使える額、無意識に使える額の感覚をつかんだら、自分の状況はもとより、他人様の経済状況もわかりやすいんですね。

 1000円が無意識になると、1万円は使っても大丈夫、10万円は使っても怖くないけどちょっと考える。でも、100万円くらいまでなら本気出したら使えるはず。高級腕時計とか、海外旅行とか、趣味の自転車やバイクとか。子どものスポーツ(遠征試合)や習い事(楽器とか、師匠がいる系の)もこのラインかな。ゲーミングパソコンとかもいろいろ揃えたら100万円ぐらいするのかしら。
 「100万円=本気出したら使える」になるから、貯蓄は1000万くらいあるんじゃないかな、と計算できる。

 と、ここまでは、私のような庶民にもまだ想像可能な世界の話です。

 1万円を無意識に使うとなると、プロ野球選手なんかを思い浮かべます。
 焼肉行けば10万円分くらい軽く飲み食いするだろうし、可愛い子見つけたら100万円ぐらいのバッグは(プレゼントにしてはちょっと高いかな?と思いつつ)買うと思う。本気出したら1000万くらいの車も、まあ買いますよね。さらに上に行けばもっと高い車だって買えちゃうから。
 このラインで、貯蓄は1億円。
 1000万の車に乗り、彼女に100万円のバッグをプレゼントできる層。

 さて、ここまで来ると、10万円を無意識に使うのは、貯蓄10億円クラスになると思うでしょう。
 100万は使っても大丈夫。1000万なら使っても怖くないけど考えて使う。本気出せば1億使えるのは、貯蓄10億円クラス。
 計算上はそうなるのですが、実際はそうならないらしい。

 貯蓄10億円クラスの富裕層って、お金、使わないんだって!!
 わけわからんよね。
 続きます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?