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二葉山

広島駅や市内から見える小高い山と
ひときわ目立つ謎の銀色の塔。
何やらの宗教施設だと思って
わざわざ足を運ぶことはない場所でもある。

この塔、実は平和を祈る仏舎利塔。
黄金の仏像が鎮座されている。
平和都市広島の貴重なシンボルだった。
これこそ二葉山のわかりやすい目印なのだが
山自体にはあまり関心は寄せられていない
知る人ぞ知る、なかなか貴重な山のようだ。


東照宮鳥居越しに見える 
右 平和塔  左 かすかに奥宮

東照宮と奥宮周辺までは登ったことがあるものの、登山ルートもあるようなので周辺もトレッキングすることにした。

二葉山については、いろいろ検索しても
一部の登山家や、エネルギーの感覚に鋭い人、
スピリチュアル好きの人等その方面の情報に限られている感があり、軽いレジャーで訪れる人はあまりいないようだ。

東照宮をはじめ、山の裾野に神社仏閣が集合しているのは、どの場所も二葉山を拝してのようだ。
だから言わずと知れた神聖な山なのだろう。

しかしながら、二葉山はトンネル工事開発中?
人間の便利さ優先で山・自然を削ることが愚かだったと気づき、これからはきっと最小限になるのではないか。いや、なってほしい。


まずは、二葉山を拝した
広島東照宮、金光稲荷社、奥宮 
平和塔(仏舎利塔)を参拝する。

広島東照宮

園児さんたちが集合写真
珍しい風景


急な階段
階段を上りきり広島駅方面を望む
扁額は長尾山
この一帯は元々二葉ではなく長尾だったのだろうか 
入口門の彫刻 噴き出した煙の中にまた人が・・・
ワニ背負って 桃を持つ
こちらの意味も?知りたい
階段を登り門をくぐると ここにも美しい彫刻が
敷地はさほど広くない
入口で全体が見渡せる
徳川 「三つ葉葵」の紋


東照宮御供所
重要文化財


手水舎
👹と🐇の装飾あり
うさぎと言えば・・・
社殿の前 フクロウに寄り添う樹

森を大切に
フクロウは見ています

いつだって森の住者は人間の行いを見ているのだ
広島東照宮 拝所

広島東照宮
広島藩主浅野光晟公より広島城の鬼門にあたる二葉山の山麓に造営。光晟公の生母は家康公の三女振姫であったため家康公を敬慕し、城下町の平和を願って神霊を祀った。

広島東照宮パンフレット
御祭神
徳川家康公


東照公御遺訓
人の一生は重荷を負いて 
遠き道をゆくが如し、急がずべからず。
不自由を常とおもへば不足なし。
心に望おこらば、困窮したる時を重ひ出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもへ。
勝つことばかり知りてまくることをしらざれば
害其身にいたる。己を責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

東照宮パンフレット

なかなかの教訓でござります。
いずれにしても寛容な器が必要のようで・・・

本地堂
昔は十一面観音が祀られていたとか
現在は神輿が安置で工事中 ㏋より  


ジャンボお釜
御神水をつかって大晦日と元旦に雑煮を販売 
コロナで中止 お釜も休養中


本殿
赤い社殿は女神のイメージなのだが


御産稲荷社


福禄寿


祖霊社
天御中主大神


祖霊社の左横に奥宮へ向かう 案内と階段


金光稲荷神社 奥宮

東照宮の階段を登ると道路越しに
金光稲荷神社 本社

御祭神
宇迦之御霊命 うがのみたまのみこと

もともとの神様エネルギーはこちらのような
そこに東照宮でこちらを家康公が守護したという感じ
家康公は
宇迦之御霊命 うがのみたまのみこと
あちこちでお祀りされているような気がする
だから、ここも 


金光稲荷大明神
ちょうど名が隠れてしまった 
ここから奥宮への道のり


稲荷社のオンパレード
奥宮までもけっこうな階段
なので
こちらの遥拝所でお参りもできる


ちらほらピンクに染まる箇所も
御産稲荷大明神
出世稲荷大明神
二地蔵
三狐呂稲荷大明神
薄暗かった社に陽ざし
突然光が差し込んで
ここだけ急にピカッと発光
白い羽もひらり


玉成稲荷大明神
玉秀稲荷大明神
御神井
御神井 結構な下りなので上から眺める
高彦稲荷大明神
もう少し
ここまでの急な山道は
ボランティアで整備されたとか
とてもありがたい
奥宮の側面
ここをくぐれば視界が開ける
鳥居の正面の岩にも社
広島市内が見渡せる 
宮島 弥山がくっきり

そして、そして

金光稲荷大明神 奥宮

うわ~いでっかいぞ

狐さんが守護



岩の上にも祠が
岩の左手に階段


岩の側面にそって祠が並ぶ


岩のてっぺん崖っぷち
なんと奥宮の岩の上に乗れちゃう
頂上からの眺め
ここにも祠


ちびっこ軍団も元気よくここまで登ってきた
崖の淵に立ったり・・・怖いものなし
元気いっぱい



二葉山平和塔(仏舎利塔)

奥宮の岩のさらに上に少し登ると
二葉山の頂上  山の尾根に繋がる。
山頂沿いに道があり、右に進むと平和塔  

正にその通りでございます
山の恵みを愛でながら、この先を進み目的地へ
木漏れ日浴
5分も歩けば階段が見えてくる
ここを登れば到着


平和塔 (仏舎利塔)

銀色の塔の裏側
金色の仏像に逢える

周辺は公園であり展望台


ちょっとくすみがちな案内を頼りに島々を眺める
広島駅 市内一望
川が光って見える
マツダスタジアムも見えた



平和塔を満喫したら、ここから
再び来た道を辿り、奥宮周辺に戻る

平和塔への道は平坦で歩きやすい
樹々の合間から差し込む陽ざしがとても美しい箇所
樹々の間の小道を抜ける森林浴



二葉山 下山コース

道なりに戻り
奥宮からは左に分岐している道を進む
円形の窪みに出る

ここまでは何度か足を運んだことはあるが
この周辺に、錆びれたおどろおどろしい看板で
高射機銃陣地後 とかかれた看板がたっていて
これまでは、なんとなくこの先に行く気がせず
毎度ひきかえしていた・・・・
今回は、びっくり 
とてもきれいな看板に建て替わり、地図もハッキリみえて
下山コースもわかりやすそう。
饒津神社 太陽の岩への道が
しっかり示されている。
やっと、この先に足を踏み入れる気になった。
下山コースを辿り
太陽の岩 大地の岩を見つけてみよう。

看板がきれいになって妙な安心感
錆び錆びの看板も現存中

ここからは、
ちょっと奥宮までお参り気分から
ハイキング状態。

円形の窪みに惑わされながら道なりに進む
思いのほかわかりやすい道筋
落ち葉が乾燥していて
所々滑りやすいのでちょっと注意



太陽の岩

道なりに進む(下山)していくと
10分もかからないうちに
大きめの岩がこぽっと出現
これが!! 
太陽の岩 だ~

太陽の岩
ちょっとした小ぶりなストーンサークル?

景色が見える側は
岩の土台が平らに削れている。自然な形ではなく
何かの儀式の棚のようなものだったのだろうか

岩の傾斜側 まっ平


畳 一畳程度の踊り場
ちょっと緑がかる岩の表面
岩を重ね合わせた感じ

階段状の場所に折れた倒木がさしかかり
登るなって感じにも、見えなくもないが
隙間をぬって登ってみる。

この倒木がにわかに岩をまもっているようでもあり
さらりとは登りにくい
 樹が茂っているものの岩場からも市内が見えそう


太陽の岩は、金光稲荷社の奥宮からは
さほど距離もなく戻ろうと思えば
充分戻れる距離と高低差。
この先は、やはりある程度歩くつもりで進むほうがよさそう。
道なりにすすめば簡単に下山はできるが
広島駅からは少し遠ざかる距離。
ちょっとお参りのつもりが、「気づけば遠くに来たもんだ」
的な感じになりかねない。
それぐらいさりげないコースでもあるから
時間があれば是非歩いてみると良いコース。
歩きやすい靴ならば重装備も必要ない。



太陽の岩を過ぎて歩き進むと
大きな三角を描く立派な樹に遭遇
こちらの樹 前情報だと 倒木ではなく
このまま生息中。だから生き生きしている。

しっかり根付いている
反対側からみても立派に伸びる

この三角を通り抜けると
ただただ落ち葉な道をけっこう下ることに




大地の岩

次は大地の岩 
道なりに歩けば、見つかるかな~なんて期待は
やっぱり甘かった。
事前情報では、ほとんどの人が見つけられなくて
いつの間にか下山していたという感じだった。
そうは言っても、見つかるでしょっと
歩き続けていたら大きなグランドが見えてきて
完全に下山してしまった。

やっぱりわからなかったな~と残念に思いつつも
このグランドを見てふと思い出した。
10年くらい前、やたらいいところがあると
山登りしたがる友人に連れられて
このグランドを通り、二か所の岩を訪れた。
それも2~3度は来たはず。
完全なる友人のお供であったのですっかり
忘れていたけれど間違いなくこの場所だ。


なんだ
太陽の岩も、大地の岩もすでに
お目にかかっており
今回は逆ルートから拝みにきたということで
昔の訪れた道と今回のルートは
繋がっていたことを
今更やっと気づいたという驚き。

ということは、
私は既に見つけにくい大地の岩のありかを
知っているということに・・・

氣をとりなおし
もう一度倒木周辺まで山を登り
情報にあった 赤い紐の巻き付いた樹をさがし
その周辺をうろついてみた。
やはり道なりにはなくて諦めかけたのだけれど
落ち葉の様子から少しでも道らしき足場にみえる場所を見渡した。
絶対知っていると感覚を研ぎ澄ましていると
あれ、ここ道っぽいという箇所が見えてきたから不思議。


この周辺に赤い布が巻き付いた樹があった
グランドから登ってきたこの斜めの樹
この周囲をじっとみて
あれ、道っぽい

そこを少したどって光のさす方へ・・・・・
おそるおそる辿って行くと

お~ なんと!!!

ひっゃほい 見つけたぜ

ありましたがな。
なんとなく見覚えのある岩。これに違いない。
感とか感覚を研ぎ澄ます練習って、こんな風にすれば良いのだ。


全体はけっこう大きい
また、逢えたね

この岩のそばに佇む友人は 
「気持ちいい 気持ちいい」
とやたら蓮子していたことを思い出す。
なぜ、この場所をしっていたのか。
マニアックな場所に連れてこられていたもんだな。
岩を愛でて満足して帰るという友人を不思議ちゃんと思っていて、 
友はエネルギーに敏感だったのだ。その感覚が全くわからず
ただただ、お供をしていた私は、次回こそ
謎の山登りはお断りしようと思ったきりであった。
今はもう私がマニアな不思議ちゃんなのだ。
相変わらずその感覚よくわからないけれど
再び、この岩に呼んでもらえたに違いない。
この山がとても気持ちの良い山だということは
やっと実感できたようだ。

どーもお久ぶり
大地の岩らしく
しっかり地面に面して
拝することができる
民家が見えたりして そんなに奥深い場所でもないらしい
ここの木漏れ日 鳥のさえずりは最高
心地よい
なじんでくると どことなく可愛らしくみえる
岩の下から望む
太陽の岩より大きくてどっしり
あーほんと あえて良かった。


もう一度 大地の岩 おさらい
①登る側から

 斜めの樹と右手のしりぶかがしの樹が目印
うっすらと道があるような
この根本を辿り少し下る

②下る側から

斜めの樹 だけでなく
この直角に曲がった凄い樹が
方向を指ししめしていたという

さらに

しりぶかがしの札にそって何気に
薄っすらと赤→あり ((´∀`*))

うっかり通り過ごす箇所
謎解き冒険みたいな岩探し
これを見たならば
すごいヒントを手にしている
岩に呼ばれた人でありますから
是非、大地の岩 太陽の岩を望み
古の自然との調和をしてみてはいかが。

二種の違う樹が寄り添い風に揺られて軋んでいた
違いを受け入れ調和する
これからのシンボル 
新しい時代のサインでもあったのかな
森よありがとう
さようなら





鶴羽神社

さて、東照宮、金光稲荷の奥宮から双葉山の尾根を歩き
たどり着いたのは鶴羽神社。山の形が鶴の羽のようだからとか
こちらも二極の統合した神様ではなかったのかしら?
鶴の羽のようであり、椎木山であり、長尾山であり、現 二葉山と
いろいろ呼び名もありそうだけれど、二葉山を拝しこれらの神社の原型は本来のパワーは神社ではなく、大自然のエネルギーであり
太陽の岩や大地の岩や森の樹々、動物達なのでしょう。
そして、この二葉山そのものが龍脈だということで
この山の自然のエネルギーを大切にして
人間も生かされているということに想いをはせられたら
神社の御利益も各々にともなうということなのでしょう。


八幡三柱の神
品陀和気命(応神天皇)・・・子 第15代天皇 新たな文学、産業などの文化を招来された方
息長帯日売命(神功皇后)・・・母 第14代皇后 智仁勇に優れた方
帯中津日子命(仲哀天皇)・・・父 第14代天皇

妹背二柱の神
神話の中で最初に夫婦神として登場。数々の国土と人々(神々)を生られています。
伊邪那伎命・・・夫
伊邪那美命・・・婦

HP


因みに、ここから東照宮まで道路が直線に続き
5~10分で到着。
山を越えるか、平地を横切るか
好きな方法で三社参りも可能。

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