海外展示会への道・準備編その3 展示会選定‐3
海外での展示会出展を検討中の企業向けに始めたシリーズ連載、第3回。
一歩踏み出したいみなさまを応援できたら。
前回は上海の会場、兄弟展示会についてご紹介しました。
選定基準、場所、出展したい、気になる展示会があるなら
視察に行くのをおススメするのですが・・・。
2泊3日、パスポートとスマホだけでふらりと海外に行ける気軽さはもう、
ない。
「こんな状況で海外なんていけないよ!」
「どうやって下見に行くの?」を解決。
ニューノーマルな視察方法をお伝えします。
2回目のおさらい
いざ、中国初出展への下準備。
出展展示会のあたりも付いた、上海の会場も把握した、兄弟展示会なら状況も多少はわかる、Wechat(微信)で公式SNSもフォローした、会社への申請も済ませた!次は視察、下見です。
出展展示会目安
・日本貿易振興機構(JETRO)推しの展示会
・日本で開催している展示会の海外版、兄弟展示会
・日本で開催している類似(相当)展示会
展示会場(通称で上海通風に)
・国家館(虹橋)
・新国際(浦東)
・世博館(浦東)
※忘れてしまった、初見さんは下記リンクをご参考に。
どうする、視察?
2021年11月現在、12月上海にて開催予定の展示会はすべて延期。
ノービザ14日間は2020年3月10日以降適用外、
おまけに隔離14日間ってことは商用ビザが必要。
この条件が・・・厳しい。現地視察は正直なところ、無理。
時々、「もう上海行けますよね?」と聞かれますが、ムリ。
さて、会期も不安定、現地にも行けない・・・。あきらめるしかないのか?
大切な商談の機会を数年棒に振るのかはあなた次第。
ライバル企業がが撤退ムードなら、なおさら。
このような時期だからこそ試して頂きたい視察があるのです。
オンライン視察はどうでしょう。
「は?視察ってのは、リアルで体験して己の眼で見るものだろぉ?」
またもや叱られそうな勢いです。
新しい展示会選択の基準
この如何ともしがたい状況にどう対応しているのか。
年間150以上の展示会の運営を手掛けているSOPHIA。
日々、様々な主催者との交流があります。
実感したこと、
延期&中止の展示会、主催によって対応がまちまちなのです。
それは・・・・
会期以外に出展社、参観者へのアプローチをしているか?です。
展示会は開催期間が予め決められており、
その間にセミナーがあるのが通常運転。
会期終了後、参観者数を発表して
「昨年に比べ来場者数が20%UP大盛況でした!」
「アジア最大規模の大型展示会!」
「また来年!」的な感動のフィナーレ。
始まりと終わりが決まっていたからこの数日間が盛り上がれば何となく
いい展示会だと思っていませんでしたか?
中国って人多いね!活気があるで終わっていませんでしたか?
このような誰も保証できない不安定な開催状況の中で、
でも商機は逃がしたくないなら、
新しく判断基準に加えていただきたいこと。
会期以外に出展社、参観者へのアプローチをしているか?
ある展示会は「延期が決まったと同時」に
1,Wechat公式アカウントを使ってオンラインセミナーを週1程度開催
2,出展企業を紹介した情報を定期的に配信
3,会社概要、出展品などアップデートして最新の情報を発信
延期から展示会が開催された後も、
定期的にオンラインセミナーを開催して、
出展社、参観者へのアプローチを続け、
展示会への興味関心を持つ「ファン」を離さない工夫をしています。
ここでもう一つ。
オンラインを活用しているかも選定対象に加えてください。
オンラインとオフライン同時開催、もしくは先行でオンライン開催。
視察に行けなくても、
出展社、参観者へのフォローやオンラインを活用した運営ができているか(する気があるのか)はとても重要です。
確かに、コンテンツはまだ追いついていないかもしれません。
しかしながら
延期や中止後も商機をつくる「挑戦」と「場」を提供しつづけている主催、
その「場」=プラットフォームに集まる人達=
出展社、参観者、将来のお客様は同じ方向を見ています。
オンラインを積極的に活用し、
会期以外にも定期的に情報発信やフォローをしている展示会、
にも注目してみてはいかがでしょうか。
でもやっぱり、ライブな情報が欲しいなら・・・。
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