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「勝利」重村達貴
こんにちは。3年SO,WTB,FBの重村達貴です。今回は勝利をテーマに語らせていただきます。
唐突になりますが、私は3年でありながら部に所属していた期間は2年ほどしかありません。というのも約1年退部していたためです。退部していた理由は省略しますが、やはり小さい頃からやっていたラグビーなしでは刺激が足りず、戻ることを決断しました。このような半端者の私を、受け入れてくださった去年の4年生。当時の私は当然肩身の狭さを感じており、どのような形であれチームに貢献して溶け込みたいと思っていました。特に4年生の方々には恩返しをしたいと感じていました。しょうもないですが、インディビの時間などに嫌いな玉拾いを率先してやっていました。そして、私にも恩返しする大きなチャンスである、対抗戦の最終戦で控えに入るという機会をいただきました。この機会を逃さないよう、絶対に勝利に貢献すると意気込んで試合に臨みましたが、負けてしまい、何もなすことができませんでした。試合後は無力感と喪失感に襲われ、退部した自分が許せなく、多くの悔いが残ったのを覚えています。勝利していれば少しは気が楽だったのでしょうが、負けてしまえば意味はありません。ラグビーは勝負事である以上、勝利することが最も大切なのだと痛感しました。負けてもそれまでの過程や努力が無意味になることはありませんが、それらを集約させた試合で勝つことができなければ笑って終わることはできません。私は、毎日の練習や筋トレなどの努力の過程は、勝利の踏み台であると思います。
そして、今年。今年の目標は「対抗戦5勝」。まさしく勝利が重要になってきます。このために私たちはきつい練習や筋トレ、フィットネス、秦野合宿、飯トレなどを乗り越えてきました。今年の4年生はパキってる人が多く、サボりたいと思うことが多くありましたが、付いてこられたのは、4年生がラグビーに対してひたむきだからだと思います。この4年生らを笑顔で終わらせられるかどうか、また、私たちの努力が報われるかどうかは、勝利できるかにかかっています。なのであれば、試合に出るメンバーたちは死ぬ気で勝ちに行くしかありません。ジャージを貰える人数は23人しかいません。試合に出られないプレイヤー、スタッフ、応援してくれる方達の想いに応えるためにも、相応の覚悟をもって試合に臨む必要があります。最後に勝敗を分けるのは気持ち。決して試合中に諦めてはなりません。日々の練習を信じて、試合でその成果を存分に発揮し、「対抗戦5勝」という目的を達成したいと強く思います。某キャプテンに言われたクズでカスでゴミな私ですが、試合中だけは違うことをわからせます。皆の力を合わせて絶対に勝ちましょう。「対抗戦5勝」は今年の上智なら絶対に達成できます。
重村達貴