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銀アイコンを獲得したティアラメンツ構築解説

Sophiaといいます。
初めてデュエリストカップで銀アイコンを獲得することが出来たので記念の記録として残しておこうと思います。
興味を持っていただけた方は拙い文章ですが目を通していただけると幸いです。


デュエリストカップ2024DEC結果

順位 37位
最終DP 、最高DP  55886
対戦数 268
勝率 57.84%
先攻率 63.81%
(天盃龍に譲られたものを含む)
データに関しては途中一瞬デッキを変えてたりしていたため完全に正確ではないですが概ねこの程度と思って大丈夫だと思います。

順位
戦績
最終DP

構築の概要

60枚の白き森ホルスティアラメンツを使いました。
中盤あたりまではシャドールとトイフェルの2枚目以降を抜いてサイコエンドパニッシャーが入っていた56枚構築を使っていました。

最終的な構築

コンセプト

天盃龍環境だったため先攻絶対に勝つということを意識して構築しました。
とはいえ後手も諦めているわけではなく、隣の芝刈りというどんな状況も解決してくれるアルティメットパワーカードを採用できるため、非常に高い先攻勝率と後攻で奇跡を起こせる可能性を両立できるデッキというのがコンセプトです。

デッキの選択理由

正直大部分は好きだから、ずっと使っていて1番練度に自信があるから、という部分なのですが天盃龍環境で勝てるデッキの条件の先攻がとても強いことを満たしており、後手から捲れる対面も一定数存在したことから立ち位置は悪くなかったと考えています。

採用したギミック

ティアラメンツ

このデッキの最も核となる部分です。皆さんご存知かと思うので細かい説明は省きますが、墓地肥やしから大暴れしてとてつもない出力を出すことができるギミックです。

ホルスギミック

基本的には真血公ヴァンパイアを出すことによって墓地肥やしからティアラメンツの初動とする運用をします。
ただ、それだけではなく手札に来た架け橋やトリヴィカルマを捨てれること、イムセティ+真血公+バリケイドベルグorティアラメンツモンスターorデストルドーでキュリオスを作ること、シンプルに後手で打点を用意してワンキルすること、棺の効果で耐性持ちのモンスターを処理すること等かなり器用に使えるイムセティが無効にされると弱いこと以外は強力なギミックです。
ティアラメンツ側からも救いの架け橋からアクセスが可能です。

白き森ギミック

デュエリストカップのかなり直前で実装され、無課金の自分が揃えることが出来たのは数日前になってしまったカード群ですが、かなり強力だと感じたため採用しました。
基本的な運用方法はヴィサス=アムリターラからティアラメンツ・グリーフをサーチすることによってティアラメンツの初動とする使い方です。
しかし、これも架け橋等を切ることや先にバロネスを出して誘発をケアすること、シンプルにリンク値を伸ばしてアポロウーサやマスカレーナで盤面を強化すること、妖魔ディアベルによってGツッパ中の手札抹殺や展開が通った時の妨害としてティアラ罠や三戦の才、展開を伸ばすための王の棺等強力な魔法罠を回収できること等多岐に渡る仕事があります。

シャドールギミック

基本的には墓地に落ちたらアドを取りつつミドラーシュを出すことによって盤面を強化する、というのが仕事ですがぶっちゃけこのギミックについては活躍していたかが怪しいところはあるので抜いてもいいかもしれません。

ギミック外の展開札

妖精伝姫-シラユキ

このデッキは上振れると30枚以上墓地にカードを貯めることができるため、複数回の特殊召喚が容易です。1人で妨害、展開、対象をとる妨害のケア等なんでも出来てしまう最強カードです。キュリオスから落とす優先順位もかなり高いです。

宿神像ケルドウ、剣神官ムドラ

これも墓地に落ちたら妨害になるカードです。このデッキには一部落ちすぎると逆に困ってしまうカードもあったりするので、それらをデッキに返したりすることもできる便利なカードです。

亡龍の戦慄-デストルドー

単純に墓地から特殊召喚できるカードです。
天盃龍環境ではそこそこ痛いライフが減ってしまうデメリットはありますが、闇属性ドラゴン族であることからキュリオスのリンク素材になったりレベル4モンスターを対象として特殊召喚することでレベル3チューナーとして特殊召喚することができるためティアクシャとシンクロしてバロネスを出すことができる等器用なカードです。
捲り札の負け筋を潰すためにバロネスを出したいこと、今回は採用されてませんがサイコエンドパニッシャーによるワンキルが可能なことから白き森の実装前は必須カードでしたが、白き森型ではやや役割が薄れたカードではあります。そのため一時期抜いていましたがやはりバロネスの確率は上げたいことから再雇用しました。

クシャトリラ・フェンリル

皆さんご存知紙では禁止の最強カードです。他のデッキが同名サーチで喜んでたところこのデッキでのサーチ先はティアラメンツ・クシャトリラなんで本当に最強です。1枚だし墓地肥やしからのアクセスとかはできないからそんなに引く訳では無いですが、入れない理由は無いです。

それ以外の採用カード

手札抹殺

主な役割は2つです。1つは単純なパワーカード、これは分かりやすいですね。ティアラは捨てたカードもめっちゃアド取るからリスクはあるけどパワーは高いです。
もう1つはGツッパ用です。素引きすればGツッパLOできるのはもちろん、デッキに入っていることで妖魔ディアベルで回収してLOの択が生まれます。天盃には通らないから実際このプランを使ったのは3〜4試合くらいしか無かったですが、入っていることによって拾える試合はあるので入れて置いていいと思います。

隣の芝刈り

デッキを厚くする分かりやすい大きなメリットです。最強です。特に語ることはないようなカードですが、これのために無理に60までデッキを太らすことはおすすめしない、ということは書いておきます。1枚のカードの為だけに引きも落ちもリスクを増やすのはあまり良くないと思います。それに52枚とかの芝でも十分通れば勝つのでそんなに無理してパワー上げる必要は無いです。デッキを太らせてる理由は芝もありますが、60までやってるのは60枚ちゃんと入れたいカードがあったから、というのは念頭に置くべきです。

三戦の才

皆さんご存知パワーカードで、天盃環境であることから先攻札として強く、捲り札にもなり得るカードです。このデッキはギミックを回すことに重点を置きたいため、この手の汎用先攻札の中ではドローの択があるのがえらいです。

三戦の号

あーはいはい芝を持ってくるカードでしょ、と思った方もいると思いますが、いやまあ実際それは最強なのですが、実はこのカードはそれだけではなくものすごく器用で強力なカードです。号を強く使えるかのポイントとして先攻で強いかどうか、があると思いますがこのデッキにはメタノイズとルンペル・トイフェルという強力な通常罠が2種類も入っているためとても強力に使うことができます。さらに、このデッキには白き森ギミックが入っています。そのため、架け橋やトリヴィカルマを伏せて白き森のコストにして起動するような荒業もあります。場合によっては手札抹殺を伏せてコストとして落としてから回収してGツッパ、とかもあるのでパワーが高いだけでなく本当に器用なカードです。

墓穴の指名者

まあ最強ですね。特に語ることはありません。粛声すら積んでる環境なんで展開デッキが抜く意味は無いです。

救いの架け橋

基本的にはティアラメンツ側からホルスギミックにアクセスするためのカードです。ホルスギミックに触れるかどうかはかなり展開の強度に影響をあたえるため、3枚採用推奨です。このカードはうららを食らった場合2回目を使うことができるのはポイントです。ホルスをもう持ってたらパライゾスからフェンリルやティアクシャを持って来る択があるのも偉いです。本来はもう一種類最強のサーチ先があったんですが…

嗤う黒山羊(ルンペル・トイフェル)

このカードが個人的には今回のMVPだと思ってます。本っ当に強かったです。1枚積んでる方は多いと思いますが、自分は今回途中から3枚に増量しました。落ちて強い、号の択として強い、というのは分かりやすいですがこの環境はみんな神宣とか永続とか積んでるような先攻を前提で構築するような環境だったため、素引きしても強いカードでした。また、コストにしても損しない罠であることから白き森ギミックとの噛み合いも良かったです。なんなら後手ですら強かったです。というのがこの環境は生半可な後手意識では捲れません。であれば本当にやばいパワーカードが必要で、このデッキではその枠は芝刈りです。そして芝刈りを打った試合で後手勝つ、という観点では落ちただけで妨害を消せるカードなため後手ですら強いカードになっていました。後手で70点出す確率はトイフェル3によって下がるが、後手で100億点出す確率はトイフェル3によって上がる、そして後手まくりには100億点が必要な環境だった、ということです。トイフェル3に気付けたことが勝因の大きな部分とさえ思ってます。

EXデッキのその他のカード

時不知のデュガレス

ティアラメンツの4エクというとリダン、キングデンプシー、ナイアルラ等が定番ですが自分は効果墓地送り系よりもこちらを採用しました。というのも基本的に主な使い方は貫通札だと思うのですが、このティアラメンツの濃度もレベル4モンスターの濃度も薄いデッキで効果墓地送り系を貫通に使う機会ってあまりないんですよね。であれば、デュガレスでドローして展開札を探しつつ架け橋やトリヴィカルマを切る、という方が貫通として使いやすいと感じました。また、リダンとデンプシーは相手ターン融合を確約して妨害として使う用途もありますが、これに関しては
①相手ターン融合に関してはメイルゥ禁止以降ティアラ罠やルルカロスのコストで事足りている
②モンスター2体を妨害にするのであれば後述するマスカレーナがあまりにも強すぎる
という理由で必要ないと感じました。

IPマスカレーナ&SPリトルナイト

あらゆるデッキで使われている定番妨害セットですが、このデッキのマスカレリトルナイトは特に強力です。というのも普通のデッキのマスカレーナはリトルナイトを出すことにより2妨害、だと思いますがこのデッキにおいては墓地にシラユキがある場合シラユキ特殊→シラユキを素材にマスカレリトルナイト→墓地に行ったからもう一度シラユキ の流れで4妨害として機能します。

バリケイドベルグ

このカードの使い方は主に3つです。手札の架け橋等を処理すること、魔法罠を捨てることでアステーリャの②の効果を起動して蘇生すること、適当なモンスターを闇属性に変換してキュリオスを出すことです。必須ではないですがあるととても便利なカードです。

アポロウーサ

先行制圧札なんですがぶっちゃけこのカードは上振れでしか出さないし上振れた盤面は天盃龍にすら捲られないからぶっちゃけ過剰ではあります。しかし、Gツッパをすることを考えると、手札抹殺回収への妨害や手札抹殺へのうらら等で一撃死なため必須になります。Gツッパそんなにしないし先行札としては過剰だから必須とまではいかないですが、天盃龍環境だし過剰なくらいで良かったかなとも思ってます。バロネスとウーサでドロゴンを出されるため超融合をケアするのであれば注意してください。(まあぶっちゃけそこまで行ってたら超融合程度じゃ負けませんが。)

採用枚数が分かれそうなカード

白き森のアステーリャ

結構枚数減らそうか悩んだカードです。というのも通れば強いけど誘発受けが悪いしレイノハートと召喚権を食い合うんですよね。とはいえ引いてもそんなに強くないだけでちゃんと初動だし全然弱くはないし(なんなら通ればレイノハートよりよっぽど強いし)あと落ちた時は前述したバリケイドからの流れやイムセティからでも自己蘇生出来て召喚権使わずに使えて最強なので、最終的に最大枚数採用になりました。

ティアラメンツ・スクリーム

このカードの採用枚数は本当に難しいですよね。構築の型によってどの枚数の採用もありえると思います。今回の構築ではティアラメンツの濃度が薄いことから引いてもあまり強くない、しかし落ちて強いカードランキング上位ではある、ティアクシャに既に触れてる等キトカロスからサーチしたい場面がある、ということで落とす用と貼る用、というイメージで2枚採用としました。

その他採用候補のカード

サイコエンドパニッシャー

このカードがあると本当に後手ワンキルが楽になります。出し方としてはレベル4モンスターを対象にデストルドーを使い、ホルスやルルカロスなどとシンクロするというのが基本です(他にも出し方はありますが)
長い間ずっと採用していましたが、天盃龍環境で先攻に寄せたいことと白き森採用で枠がカツカツになったことから泣く泣くアウトです

白き森のわざわいなり&魔狼シルウィア

白き森ギミックのとても強い妨害です。非常に強いのですが基本的にサーチする魔法はいいつたえだし妨害はウーサと同じで事足りてはいるから必須ではないんですよね。だからこのカードの主な役割は盤面強化ではなくG受けになると思います。このギミックが無いと白き森から入った時のG受けは厳しくなってしまいますね。ただ素引きは弱いしエクストラも1枠食うしなんなら60枚まで増やしてなおメインデッキもカツカツなんでちゃんと採用すことにデメリットはあります。G受けをどこまで重く見るかで採用を考えよう、というカードですね。

魔法族の里

このカードもわざわいなりと同じで主な役割はGケアになると思います。こちらも魔法使いを出せないと素引きしても機能しないしG受けをどこまで意識するかで採用が分かれるカードですね。自分はトイフェルや三戦系の素引きで何とかする方向性で構築した為これらは採用していませんが、架け橋のサーチ先の択としてあってもいいカードだと思います。里ミドラとかまで行ってしまえばほぼロックだから5ドローくらいさせつつGケアする択も生まれますね。

最後に

ここまで読んで頂いた方ありがとうございます。ティアラメンツは環境トップと言える程強いデッキかというと難しいですが環境トップと渡り合えるレベルの強さはあるしとても楽しいデッキなので興味を持っていただけたら幸いです。
自分は大好きなのでこれからもキトカロスが禁止になるまで使って行こうと思います!




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