娘研究Vol.5
「左をもっと軽く弾くと さらに好感度が上がります」
昨日の講評が来た。前回の本選と同じ先生が審査していたので驚いた。バッハについては、前回の課題「内声、バスを出す」はクリアできていたようだ。「内声・バスの感じ方が良い」と講評が変わっていた。
だけど、点数は下がっていた。
「積極的な演奏」で「左をもっと軽く弾くと好感度上がります」
好感度…。
良い評価の先生と厳しめの先生がいる。同じように弾いても評価が分かれるから難しい。
「チャーミングなMozart」「いろんな楽器を表現していてオペラのよう」という高評価もあれば、
Tempoが速いMozartは古典ではない、
と書いている先生もいた。あ、やばい。また泣けてきた。
音楽や芸術は人により感性がちがう。でも、それでも秀でている感、頭一つ抜けている感ってあるんだと思う。そこにたどり着くためにはどうしたらいいんだろう。
娘の演奏は、感情に語りかけてくる。だから好き。素敵なオーケストラを聴きに行くと、体が浄化された感じになるんだけど、娘が真剣に弾くとそれと同じような感動を得る。親バカかな(笑)。
感性に訴えられる言葉と感情を解放してあげられる言葉がけ。一見矛盾するような言葉の関係を今、考えている。言葉だけで考えようとするとなかなか難しい。だけど、娘の音楽を聞いていると何故だか言葉が浮かびやすくなる気がしている。
来週は次女のバイオリンのコンクール、1週間前。今年の夏は表現することが多いので有り難い。