骨幅がない場合のインプラント~リッジ・エクスパンション~
重度に進行した歯周病で抜歯した場合や
長年あわない義歯を使用してきた場合など、
骨の幅がかなり少ないことがあります。
それでもちゃんと噛みたいという場合、
インプラントの力を借りて
維持安定を図ることが出来ます。
ただココまで骨幅がないと
『適応症じゃない・・・』
『無理です・・・』
と言われることが多いんではないかな。
歯肉の上からでも2~3ミリくらいしかなく、
歯肉をめくってみたら骨自體(じたい)は
2ミリあるかなあという程度でしょう。
すでにある骨の外側に骨造成する
GBRという方法では、表面の硬い
皮質骨に骨造成するので多数歯欠損症例には
血液供給の点から向いていないこともあります。
リンクのように1歯欠損であれば、
周囲の骨のボリュームに合わせて
作りやすいのでGBRが向いていますね(´ー`)
で
骨幅が薄い場合は
リッジ・エクスパンション
というその薄い骨を2枚に割り
その間にインプラントを設置する
ちょっと変わった方法があります。
左側のドライバーはネジが通常のネジとは
逆に溝が刻まれておりスポンジ状の海綿骨を
圧縮しながら2枚に割った骨を押し広げつつ
スペースを確保できます。
そして間にインプラントを設置します。
このように挟み込む感じですね。
そして隙間には骨補填材を填入します。
コレで終了~(´-`*)
どのような場合であっても
創意工夫で何とかなるものです。
最小限の介入で最大限の効果を(^_-)-☆
医療法人社団Rheb おがわ歯科医院
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