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噛み合わせと低栄養

歯は健康に生きるには
とっても大切です。

野生の動物にとって
食事が出来ないことは
すなわち死を意味するからです。

人間にとっても同じで、
空氣の入り口と食べ物の入り口が
正常で強いことはつまり、
生き物としての生命力が
あるということです。

さて、
写真にある咬合支持という言葉ですが、
これは
『奥歯での噛み合わせが
しっかりしている状態』
と考えてください。

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一応インプラントは
代替医療という位置付けですが、
咬合支持に含むと考えられています。

その奥歯の支えを失うと、
前歯は力を支えるための機能はなく、
次第に異常な方向へ傾斜したり、
移動してしまうことが多いです。

この、咬合支持を失うと
咬合支持がある場合と比べると
低栄養になる確率が3.2倍となります。

義歯で咬合支持を回復したケースでは
咬合支持がある場合と比べると
低栄養になる確率が1.7倍になります。

つまりインプラントによる
咬合の回復は正しい栄養摂取の
力強いサポートになるようです。

また、噛める状況を作ることで、
口腔周囲筋の活動が上がります。

全身の筋肉量と
口腔周囲筋の量は
相関関係があることも
わかっています。

これには、
咬合支持がない場合、
どうしても噛めないから、
柔らかい炭水化物中心の
食生活になりがちです。

一方、しっかり噛める場合は、
炭水化物、野菜、肉と
バランス良く召しあがれるため、
タンパク質もしっかり摂れて、
筋肉量が上がることも
あるでしょうね(´∀`*)

僕たちがインプラントを用いて
できる仕事はまだまだありそうです。

もちろん、インプラントは、
異物ですから最後の最後に、
天然の歯を守るために
使うものですね(*´-`)

最小限の介入で最大限の効果を(^_-)-☆
医療法人社団Rhebおがわ歯科医院
千葉県千葉市緑区おゆみ野中央1-21-1
043-291-6555


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