前歯のインプラントの8年後
奥歯の欠損治療に比べて
前歯の欠損治療の配慮すべきことは多く、
とくにインプラント治療に関しては
師匠に奥歯のインプラントを50症例やって
初めてやって良い、そう言われるくらいでした。
このケースの方は、
最初はこの状態でした。
黒いところが感染が大きく残せないのですが、
向かって右の二本の歯はすでに
前医にて神経を取る処置が施されており、
それを当院の基準でやりなおしました。
保存できない歯でもすぐに抜いてはいけません。
このようにして仮歯を細工して、
歯の方にはゴムをかけて引っ張ります。
そうすると歯肉も歯の周囲の骨も、
まだ残っている歯の歯根膜の力で、
ここまでボリュームアップします。
ここまでの下準備を行なったら
初めて抜歯を行って良いのです(´ー`)
抜歯して適切なポジション、
舌側よりのやや低位にインプラントを
位置付けます。
このインプラントの位置付けが
この患者さんの生涯を左右します。
で、治療終了後8年です。
とても安定した予後を得ていると思います。
最小限の介入で最大限の効果を(^_-)-☆
医療法人社団Rhebおがわ歯科医院
千葉県千葉市緑区おゆみ野中央1-21-1
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