宇宙に想いをはせる part.2
MOMO5号の打ち上げ
本日2020年6月14日、朝5時15分。北海道の大樹町よりロケットが発射された。それがMOMO5号だ。「えんとつ町のプペル号」という愛称がついたこのロケットは、轟音と共に空へ飛び立った。
ロケットが打ちあがる週末
昨日から今日まで、ロケットが次々と打ち上がった。
以下、すべて日本時間
・Rocket Lab Electoron-12 "Don't Stop Me Now" ニュージーランドより発射(2020年6月13日14時12分)
・SpaceX Falcon-9 アメリカより発射(2020年6月13日18時21分)
・インターステラテクノロジズ MOMO-5『えんとつ町のプペル』 日本より発射(2020年6月14日5時15分)
上記二つはアメリカの会社が開発したロケットで、今までにも実績を積んできた。Flacon-9については先日宇宙ステーションに宇宙飛行士を届け、大ニュースとなっていた。
MOMO5号『えんとつ町のプペル号』
2020年6月12日、インターステラテクノロジズより、「2020年6月13日11時にMOMO5号を打ち上げます」と発表された。
これは私が先日クラウドファンディングで支援したものだ。
しかし、その日は上空の風の影響で打ち上げは延期となってしまった。
そして打ち上げ延期後の2020年6月14日5時15分ロケットが発射!
ゴーーーーーーーっ!
飛んだー!!! そのままいけー!!!
打ち上げより36秒後頃、エンジンのノズルが破損したらしく、その後機体が不安定になり、エンジンを緊急停止。上空では強風が吹いており、それも影響した可能性があるみたいだ。
残念ながら、今回は宇宙空間には到達しなかった。
これは、本来の目的である宇宙空間に物を運ぶということは達成できなかった。あと面白い実験で言えば、ロケットの火でお菓子を焼く実験をしていて、黒焦げになっていた(笑)
本当の失敗とは?
ある意味これは失敗だ。もちろんそうだと思う。
しかし「失敗でした。」で終わらせるのは違うなと思った。
なぜ私自身がそう思うか考えた。
そうか分かった。当たり前のことだった。
目的は、確実に打ち上げられるロケットを作ること。それは今回の発射実験が成功しようが失敗しようが変わらない。どちらの結果になっても次のロケットに生かされることには変わらない。今回の結果は途中目標が達成したかどうかで、次や最終目標に行く進路が決まった。
このロケットの本当の失敗は、ロケットが飛ばせなくて実験ができないこと、開発が打ち切りになること、と思う。
まとめ
今日は、ロケットのことについて書いてみました。
先日のクリュー・ドラゴンといい、このロケットたくさんの週末といい、宇宙の最近でした。
このMOMO5号の宇宙へ行けなかったことから、失敗とはなにかと考えるきっかけになって、さらには目的を達成することについて考えてしまった。
これからも日本産ロケットを応援していきたいと思ったし、より宇宙に興味を持つようになった。
インターステラテクノロジズ社の方々には、とても元気と勇気をもらえるし、ロケットが飛ぶのをとても楽しみに思っています。
これからも夢を追ってロケットに挑戦してほしいし、私もその熱意に負けないよう、人生を過ごしていきたいと思います。
では、また。
↓ロケット打ち上げ映像
https://www.youtube.com/watch?v=ly075HSUuRg